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紙の本
殺生戒と戒厳
2019/08/17 17:09
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投稿者:求道半 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ラト族とツタ族は犬猿の仲だ。ツタ族と一緒にラト族の集落を襲うドラゴンに対して、ラト族は迎撃体制を整えてはいるものの、ドラゴンの各個体の大きさや厄介さは一定ではなく、一人で一度に何匹も防御するのは、困難であり、ツタ族による大規模な攻撃があれば、深刻な被害が予想される。
ギサウ族のポポルを仲間に加えて、旅を続ける皇女レアナの一行は、ラト族と暮らすヒト族の存在を知る。
ノイシュは、ラシルとルルロラと同じく、フォトンキャリアーであり、腕っぷしには自信があるのだが、ドラゴンは倒せない。
強大な力を有する光のエネルギーの保持者であっても、ドラゴンは倒せないらしく、ラシルもドラゴンを倒せない。
この世で、ドラゴンを倒せるのは、ラト族のみである。
足手纏いにしかならないヒト族のラシルとルルロラとノイシュ、そしてギサウ族のポポルは、それでも、ラト族と共に、ドラゴンを倒すべく、死力と知力を尽くす。
しかし、彼らはドラゴンだけを相手にして防戦すれば良いのではなく、ツタ族の猛者とも戦わねばならない。混戦状況下において、レアナは戦況を把握するのも困難だ。
敵味方とも、男性も女性も、少年も少女も、入り乱れて、戦う中で、二人の女王の英断と立ち居振る舞いが、衆目を集めるであろう。
森の女王であるルルロラは、高い戦闘力だけではなく、慈悲の心と、部下の気遣いを無下にしない度量の大きさを持つ。ラシルに抱きつかれると、威厳を損なう態度を周囲の者に見せるが、ツタ族との戦闘では、ラト族が劣勢である不利な戦局において、地の利を活かした打開策を講じる。
ラシルもポポルもノイシュも、戦法を工夫し、ドラゴンとツタ族の攻略法を探る。
だが、ラシルは、レアナの前で、嵩張る武器を棄てていた。
ノイシュは武器を持っている。
ポポルは素手で戦う。
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