投稿元:
レビューを見る
バレエの歴史、作品と上演を、写真と画像とともに紹介する。
総監修は著名なバレエ団でプリンシパルやプリマを務めた
元バレリーナ。執筆陣には日本人もいる。
・バレエの誕生 1550~1830年
・ロマンティック・バレエ 1830~1860年
・クラシック・バレエ 1860~1905年
・モダン・バレエ 1905~1945年
・バレエの国際化 1945~1975年
・今日のバレエ 15975年~現在
大きな判で、カラー&モノクロ写真とカラー画像が豊富。
そのほかの主要人物、そのほかのバレエ作品、用語解説。
索引と図版出典。
バレエへの興味を掻き立て、魅了する大作です。
バレエの歴史を辿る中、主要な人物たち・・・プティパ、バランシン、
フォーサイス、マクミラン、キリアン、ノイマイヤー等の振付家。
タリオーニ、グリジ、パヴロワ、ニジンスキー、フォンテーン、
ヌレエフ、バリシニコフ、ギエム等のダンサー。
チャイコフスキー、ストラヴィンスキー等の音楽家。
他にディアギレフ等のバレエの歴史を彩る人たちの略歴と人物伝。
更に、主要作品のストーリーラインは改訂の変遷の記述もあるし、
著名なバレエ団や各国のバレエ、劇場についても紹介しています。
それらを彩る写真は画像は、大きな判であることから衣装や舞台の
情景、バレエ団による違いをも、鮮やかに眼に留められます。
また、小さな囲みやそのほかの主要人物での紹介では、
森下洋子や吉田都の日本人の記述もあります。
読み応え充分、見応えもあり、バレエを心底楽しめました。