紙の本
家飲みの席で
2019/09/23 16:13
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
家族ぐるみの付き合い二家族の家飲みの席、美味しい料理とお酒が進んでいくうち、
あるキーワードで知り合いの話を思い出します。
『悪魔から頭脳を買った男』が話の裏側の真相を明かします。
特に死人が出るわけでなく、日常の些細な事、ある夫婦の離婚、子供の夏休みの宿題のエピソードなど、ちょっとブラックで解き明かせば清々しい気分になる。
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投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
子どもたちが作ったり注いだりっていうのは、書き方がずるい。
チョリソーで違和感を感じたけど。
本筋とは全く関係ないけど、
「この子が咲ちゃん?」っていうセリフは失礼。
子どもは一人しかいないんだし、家主の膝の上に乗ってる子を指して
言うセリフじゃない。
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うーん。
イマイチかな。こんなだったっけ?
なぞも普通だし、ラストもふーんって感じで面白くなかったな。
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”悪魔から頭脳を買った”男、負けず嫌いな女、
酒豪の女…。いつもの仲間が集まれば、
おいしい料理と「謎」を肴に、宴は始まり…。
帰ってきた、小粋な”宅飲み”ミステリー。
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12年ぶりの続編。“宅飲み”ミステリ。連作短編集
大学時代の飲み仲間が結婚、親になり、再び集まってお酒と料理を楽しみながら、ふとした疑問・謎を解いていく。
ラストは驚かされた。
(図書館)
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『Rのつく月には気をつけよう』の続編。前作未読の方は必ずそちらから。大学時代の同級生3人,美味い肴を持ち寄ってはそれにあった酒を飲むという集いを卒業後もずっと続けている(これが実に美味しそう)。会話の中で出てくる小さな謎に今は大学教員の「賢者」長江が端的に鋭い推理を下すという連作短篇。前作から時を経てこの2作目では宴会への出席者も増えている。1作目にあったあの魅力的な趣向は果たして今作では?
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前作の方が好きだった。自分と登場人物たちの属性に距離ができたからかもしれない。ママ会で子ども関連での話を聞いてつまらないと感じてしまうのと同じように。。。
酒とツマミの組み合わせだけメモって途中で読むのをやめてしまった。
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【収録作品】ふたつ目の山/一日ずれる/いったん別れて、またくっつく/いつの間にかできている/適度という言葉の意味を知らない/タコが入っていないたこ焼き/一石二鳥
謎解きは正解を確かめようもない類のもの。表面的な絵をひっくり返すことに焦点を当てた結果、こじつけ気味な「真相」になっているのは否めない。
PTA関連や中学受験の話は、首を捻りたくなる。著者もこの分野は聞きかじりか。父親に勉強を見てもらうというのは親子の交流ではなく、断絶を招く危険が高い行為だ。微笑ましくもなんともない。合理的な父親より理想を押しつけてくる父親のほうがましとは限らない。
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+++
長江、渚、夏美は大学時代からの飲み仲間だった。
やがて長江と渚は夫婦になり、夏美は会社の同僚・健太と結婚、それぞれ子を持つ親に。
長江の海外赴任でしばらく途切れていた“宅飲み”が、帰国をきっかけに復活。
簡単&絶品グルメをアテに、世間話はいつも思わぬ方向へ……。
米焼酎×サーモンの酒粕漬け=双子が一日ずれるワケ
日本酒×イカの肝焼き=二年の未婚期間の秘密
紹興酒×鶏手羽のピリ辛煮=受験の本当の成功とは
ビール×たこ焼き=悪口上手なママの離婚
旨い酒×時短レシピの絶品グルメ=極上の謎解き!
+++
おいしい料理とお酒、気心の知れた仲間との語らいのひととき、というところは前作と変わらないのだが、今作では、夏美の夫の健太と、息子の大、そして長江夫妻の娘の咲が新たに加わっている。子どもたちはまだ小学生なので、一足先に夕食を済ませて、ふたりで宿題をしたり漫画を読んだりして過ごし、大人たちは、おいしい料理とそれに合うお酒を愉しみつつ、語らうのである。だが、毎回、何かのきっかけで記憶を刺激され、ミステリめいた話になっていくのである。ああだこうだ言いあいながらの推理を見ているだけで愉しくなる。そして、料理もお酒もあらかたなくなるころ、みんなが納得できる結論へとたどり着くのである。それが毎回、なるほど、とうならされる。最後の物語には、ちょっとした仕掛けが施されているが、次につながっていきそうな予感もして嬉しくなる。ひとつひとつは短い物語なので、読みやすく愉しめる一冊である。
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12年前に出た『Rのつく月には気をつけよう』の続編。前作で独身だった飲み仲間が、結婚して子供がいる設定になっている。
当時の3人に、旦那が1人加わり4人となり、互いの家に集合して美味しい酒と肴で飲み会を開く。そこで1人が奇妙な話を披露する・・・というストーリー。
話を聞いた探偵役が意外な真相を言い当てるのだが、石持さん独特の論理展開がここでも繰り広げられるので、納得出来る様な出来ない様な不思議な感覚。面白いかったけどね(^-^)。
最終話の仕掛けも著者らしくて良かった。
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前作『Rのつく月には気をつけよう』が刊行されたのは、約12年前。元号を跨いで続編が刊行されるとは。その間、自分が石持浅海という作家と付き合い続けてきたということでもあり、歳を重ねたということでもあり。
いつもの仲間が酒と美味い肴を持ち寄り…というフォーマットは前作と変わっていないが、作中の人物たちも歳を重ね、家庭を持っている。前作の話題は恋愛ネタばかりだったが、今回の話題はバリエーションが多い。
そして、探偵役に当たる長江高明の薄ら寒い洞察力も、相変わらずというわけである。石持作品の探偵役としては、碓氷優佳や座間味くんに匹敵するだろう。ふと思い出したエピソードに、長江だけは違う構図を見ている。
「ふたつ目の山」には、いかにも日本社会的な縮図を。「一日ずれる」には、教育事情の裏側を。かと思えば、「いったん別れて、またくっつく」では下世話な推測を窘め、かと思えば、「いつの間にかできている」ではまた教育事情の裏を読んでいるし…。自分の息子とはどう接しているんだよおい。
「適度という言葉の意味を知らない」は…それよりも知るべきことがあるだろおい。「タコが入っていないたこ焼き」は…こういう人はいるのだろう。反面教師にしたい。何だか家庭ネタが多いな。すいすいと読み進み、最後の「一石二鳥」。……。ああ、そうでしたよええ。自分の迂闊さを思い知った。
正直あまり印象に残らなかった前作だが、あれだけは忘れもしない。それなのにまたしても…。さて、これを今度こそシリーズ完結と受け取るか、さらなる続編の予告と受け取るか。こういう血の宿命は、自分なら勘弁願いたいが。
座間味くんシリーズと同様、あくまで長江の想像に過ぎない。頭の回転が速すぎるばかりに、人と違うものが見えるというのはしんどいだろうなあ。毎度毎度、何か裏があるエピソードばかりというのは、まあご愛敬であろう。ご都合主義を気にせず読むのが吉かと。
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とてもこの作者らしい作品かと。屁理屈、裏読み、深掘り…果たして真実は揚子江氏の解説の通りであるのかどうかまでは検証されず、ぞっとした空気感を残したまま漂う短編集。
わたしの大好きな「考え過ぎでしょ」パターンをいくつも繰り出してくれる石持作品を読み続けるうちに、ついにわたしにも碓氷優佳が憑依したのか、ラストが読めてしまいました。(そんなに難しいわけじゃないけどね)
これからも変態的深読みの石持ワールドに期待しています。
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続編! 前作のラストがかなりしてやられたのでニヤニヤしながら読了。 お酒と料理の組み合わせがどれも美味しそうでずるい。 座間味くんと長江と優佳で飲み会とかしてほしい。どうなるんだろう。
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シリーズ2。久しぶりのシリーズだったがパターンは同じで楽しめた。ラストもそうきたか感があった。2019.9.18
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大学時代の酒好き仲間である長江高明、熊井渚、湯浅夏美の3人が美味しい料理とそれに合う酒、そしてちょっとした「謎」を肴に繰り広げる宅飲みミステリシリーズの第2弾。
今回も、ローストビーフとナパバレーの赤ワイン、サーモンの粕漬けと米焼酎、いかの肝焼きと秋田の酒、鶏手羽中の煮つけと紹興酒、豚バラ焼きとオーストラリアの白ワイン、たこ焼きとビールなどなど、思わず飲みたくなる取り合わせ。
そんな楽しみにしていたシリーズだけど、長江と熊井が結婚し、夏美も夫の冬木と参加するようになり、二組の夫婦の飲み会になったからか、男一人に女二人というアンバランスな関係や、毎回一人招かれるゲストの持ち込む謎という新鮮みがなくなり、マンネリ感が拭えない。
「賢者」として謎を解く長江(揚子江)の推理も、今回はどれもこじつけっぽくて、なんだか素直に受け入れられない。
月刊誌に不定期に掲載された短編を集めた作品だからか、毎回この飲み会の説明が入るのもなんだかくどいな~って感じ。単行本に収録するときにそのあたりを改稿しないのか・・・髙村先生を見倣ってほしいわ~。
ラストに掲載された「一石二鳥」では思い込みをうまくつかれて二度読みすることになったけど、「で、次は6人でやるの?」て思うともういいかな~って感じ。