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企業変革を推進するリーダーが、知っておくべきこは?『ハーバード・ビジネス・レビュー』編集部が厳選した企業変革に関する論文集。
■説得が変革の土壌をつくる
・変革を成功させるには、社員が変革を受け入れるよう「説得作戦」を立て、これを実践する必要がある。
・説得作戦は
①変革を受け入れる下地を整える
②情報やメッセージを解釈するフレームワークを提供する
③社内の雰囲気を盛り上げる
④望ましい習慣を徹底させる
という4つのプロセスから成る。
■個から始まるしなやかな組織改善
・組織内の旧態依然としたやり方に穏やかに異を唱え、社風に変化が起こるよう静かに働きかける。このように改善を促す人材を「静かなる改革者」と呼ぶ。
・彼らは、自らの行動を変えることで組織内の改善を促す。また、不愉快な言葉が発せられても、それを逆手にとって変革の好機に変える。
・静かなる改革者は、改善を声高に叫ぶのでなく、まず対話から始める。そして、いつしか周囲を1つにまとめる。
■ティッピング・ポイント・リーダーシップ
・組織において、信念や内的エネルギーの強い人の数が一定の臨界点を超えると、組織全体に新しい考えが急速に広がり、短期間で抜本的な変化が起こる。「ティッピング・ポイ
ント・リーダーシップ」とは、こうした現象を起こすこと。
・数字を挙げて改革の必要性を訴えても、人々にメッセージは伝わらない。問題点と現実を突き付けることが肝心だ。
・資源不足の問題に直面した時、大切なのは、大きな見返りが期待できるところに資源を重点的に投入すること。