紙の本
つみれ鍋
2022/05/03 20:00
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投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回はお妙にライバルが登場しますが、草間氏とは比べ物にならないほど積極的な娘でハラハラさせられました。お妙の気持ちもわかるし、縁談に心揺れる只次郎の気持ちもわかるしと、いつまでももどかしい二人です。そしていつものように料理が美味しそう!
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美しい声音で歌い始めた鶯を馴染みの旦那衆の
誰に譲るか。林只次郎は、居酒屋「ぜんや」で
美味しい食事を囲みつつ決めることに…。丁寧で
美味しい料理と共に、人の心の機微を濃やかに
描く人情小説第7巻。
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坂井希久子 著「ふうふうつみれ鍋」、居酒屋ぜんやシリーズ№7、2019.9発行。居酒屋ぜんやの女将、お妙、29歳の年増で後家。ぜんやの二階で鶯を育ててる23歳の武家、林只次郎。好きあっていながらなかなか口に出せない二人。態度には十分出し合っているものw。今回は大店、三河屋の娘、お浜の只次郎への愛の直球が投げられ、ひと騒動。どこまで二人をこの状態のまま中途半端で居させ続けるのか。まあ、一緒になるときは完結かもしれないので、大目に見ることにしましょう(^-^)
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シリーズ第7弾。
只次郎に恋する三河屋の娘・お浜。ここで三河屋が娘の婿になれば、出店を持たせてくれるという、おいしい縁談を持ち掛けてきます。
お妙への想いと、商人への夢で揺れる只次郎。
そして、お妙の気持ちは・・・?という事で、只次郎とお浜との縁談は、停滞(?)していた関係に一石を投じたような効果があったように思います。
只次郎も何気に成長して“いい物件”になりつつあります。
あとはお妙さんの気持ち次第、というところですかね。
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「居酒屋ぜんや」シリーズ、第七弾。
暗い影を落としていた善助の死の謎が解け、再び料理の描写が美味しく感じられるようになった。
犬も食わない夫婦の諍いにもつい、仲裁に入ってしまうお妙だが、かかわり過ぎない塩梅が良い。
つい、女の味方をしてしまいがちだが、聞いてみれば男の方にも言い分がある。
そんな喧嘩も、相手が生きていればこそだが…
窮屈な武家がひたすら嫌で、商人になりたかった只次郎だが、大店の旦那衆が自分のような若造と対等に付き合ってくれるのも、町人たちが一目置いてくれるのも、ただ“武士”という身分あってこそではないのかと気付き始める。
大人になったなあ~と思う。
何だか新しい展開が期待できそうです。
『春告げ鳥』
只次郎が丹精している鶯のルリオの雛たちが美しい声で歌い始め、後継ぎの一羽を残して欲しがっている人に譲ることになるが…倍率高し。
『授かり物』
升川屋と、妻の志乃は子育てをめぐる良くあるアレ(!)で、夫婦仲が上手く行っていないようだ。
息子の千寿(せんじゅ)がご飯を食べないと悩んだ二人はぜんやを訪れるが、ご相伴にあずかってごちそうを食べられるはずなのに、食い意地の張っているおえんが姿を見せない。
『半夏生』
かつて只次郎に熱を上げ、その後別の男と駆け落ち騒動まで起こしたお騒がせ娘・お浜が再びアタック!
『遠雷』
脳の回路が何でも色恋沙汰に結びつくようになっている女たちに引き気味のお妙。
自分はもう恋などしない…?
『秋の風』
三河屋に縁談を持ちかけられ、分家して店を一軒持たせてやると言われて揺れる只次郎。
お妙を思っていても、恋は相手次第。
お妙、只次郎ふたりの気持ちに気づいている年長者たちはそれぞれアドバイスするが…
やっぱり、柳井殿が素敵。
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図書館で借りたもの。
美しい声音で歌い始めた鶯を馴染みの旦那衆の誰に譲るか。林只次郎は、居酒屋「ぜんや」で美味しい食事を囲みつつ決めることに…。丁寧で美味しい料理と共に、人の心の機微を濃やかに描く人情小説第7巻。
子どもの食が細いことに悩む志乃と、それに対して的はずれな返答をする夫の升川屋の話は、現代と同じだな~と思いながら読んだ。
父親には当事者意識が足りないんだよね…(遠い目)
亡き夫に操を立てるお妙と、それを見てグイグイ行けない只次郎。
もっと自分の心に素直になればいいのにー!
もどかしい!
でもほんのちょっと前進したかな?
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升川屋とお志乃のところも、おえん夫婦のところも、只次郎とお妙も、みんな焦ったい。
お栄だけが立派だな…これからの成長が密かに楽しみです。
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しばらくこのシリーズのことを忘れていて、たまっていた3冊を読んで、やっぱり面白いなぁ…と実感しています。
出てくる料理も人情もあったかいですね。ただのほほんとしているわけでなく、わさびやカラシのように、ピリリと辛い過去にまつわる謎解き話がいい味だしてます。
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ぜんやに居候が続く只治郎。
ルリオの息子達の行方も決まる。
自分の身の振り方に迷っているところに縁談が。
お妙への気持ちをどうするのか?
只治郎のこの先が見えないところ。
暑い時に食べる冷たい冷汁やふうふう言いながら食べるつみれ汁などなど。いつもながらに美味しそう。
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居酒屋ぜんやシリーズ7巻。草間殿の送別を兼ねた雛譲渡会(笑)から始まり升川屋夫婦の喧嘩やおえんね話……で、まさかのタダさん再登場!と盛りだくさんでした。いやぁ、楽しい!7巻目にもなると登場人物にも愛着がわいてとにかく話を読み進めるのが楽しい。
以下軽くネタバレ
「春告げ鳥」前回ラストのほのぼの情景はこの伏線やったんやな!的な、初っ端からルリオの雛が立派に成長していてホッとしたり。久しぶりの柏木殿登場からのお栄ちゃんのコレからが決まり一安心。
旦那衆のやりとりにニヤニヤしちゃう(笑)
「授かり物」恒例の升川屋夫婦の問題をお妙さんが解決する話(笑)と思いきや、まさかのおえんさん妊娠!おめでたや〜っ!!
「半夏生」只次郎の心の動きがなんともリアル。武士を辞めて商人になりたいのに、武士の立場だからこその使い道もあるゆえ揺らいでおるのー。からのお浜再登場!!いい感じで引っ掻き回してくれるやーん!
「遠雷」悪阻でぐったりしていたおえんさん復活!(笑)おえんさんはこうでなくちゃね(笑)お浜ちゃんがラストに爆弾落としてくれてニヤニヤ。
「秋の風」只次郎が近江屋に振り回されてぐったり回(笑)ラスト、お妙さんへ気持ちを伝えようとした瞬間に入ってくる升川屋に思わず爆笑(笑)御隠居もお勝さんもいいツッコミやわー(笑)
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居酒屋ぜんや シリーズ7
小十人番士の旗本の次男坊・林只次郎は、鶯が美声を放つよう飼育するのが得意で、その謝礼で一家を養っていた。
林家の長男が、家督を継いで、両親が、只次郎の部屋に移ってきたため、只次郎は、家を出て、ぜんやの裏長屋に越してきた。
心配の種であった、ルリオの後継問題も、雛が成長し、美しい声色で歌い始め、一段落した。
そんな只次郎に、縁談が舞い込んできた。
一年前に、彼を見初めた、大店「三河屋」の娘、お浜の婿にと望まれたのだ。
お妙への想いと商人になりたいという、夢を天秤にかけたまま、どちらも決めかね、揺れ動く只次郎。
ようやく、心を決め、お妙に、想いを打ち明けようとした矢先「三河屋」から、お浜は、番頭と添わせることにしたと・・。
姪のお栄が、お年寄りの部屋子として、大奥へ、
裏長屋のおえんが待望の妊娠・・
と、只次郎の周りは、動いていくが、只次郎とお妙の仲は、なかなか、先が見えない。
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武家の次男林只次郎は、鶯の若鳥一羽を、馴染みの旦那衆の誰に譲るかを決めることに。
豆腐と筍のうま煮、筍羹、筍ご飯と筍づくしの絶品料理が並ぶなかで、旦那衆は鴬への愛情を主張しますが…。
ほのぼのとした人情時代小説ですが、ストーリーの裏にはミステリの要素もあり、次作も楽しみです。
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善助の死の真相もわかった。
あとはお妙に求婚するだけなのだが、なかなか言い出せない只次郎。
三河屋の娘に求婚され、あたふたする。
三河屋の娘には兼ねてから主人の心算は番頭をと思っていたらしい。
只次郎はまんまと当て馬にされたのだった。
お妙と只次郎、心の内側は互いに察せられるがひとまず、休憩。
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楽しいですねー。
お勝さんのあの性格、大好きです。
そして気になる二人の仲。
以前よりもいい感じになったとは思うのですが、なにせあの性格のため、まったく話が進みません!こちらも先が楽しみですねー。
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三河屋の入り婿にどうか、と見染められた只次郎。もともと鶯の飼育にとどまらない生来の商売上手であり、双方にとって悪くない良縁なのだが、一方でままならぬ腐れ縁?もあるのだった。