紙の本
毎日手に取りたい本
2020/11/21 17:12
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投稿者:ら君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
心にグッと響く言葉ばかり。
いちにちの終わりに毎日手に取りたい。
クスッと笑える日もあれば、辛さを癒やしてくれる日もあるはずだ。
日常にお寺のない暮らしをしているが、少しだけ近しく思うようになった。
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釈徹宗さん推薦「その言葉は風雨にさらされながら じっとあなたが通りかかるのを待っている あなたを抱きしめるために あなたのノド元に問いを突きつけるために」
人生のキャッチコピーは、〝門前〟にあり!
「おまえも死ぬぞ」「NOご先祖,NO LIFE」「ばれてるぜ」……お寺の門前に掲げられた標語の傑作をセレクト。心にグサッと刺さる言葉、思わずニヤリとしてしまう言葉、パッと見では意味不明な言葉……それらを掲示板ごとカラー写真で紹介。難しい仏教用語は一切なし。お坊さんたちが考えに考え抜いた、生き方や人間関係のヒントとなるメッセージがここにある‼️【目次より】
第一部 深い!
誰もが一度だけ経験すること/「愚かになってください」/迷惑かけずに死にたい/つくられた幸せetc.
第二部 うまい!
「仏欲」を抱こう/「坊主はお経」/「カモン、ベイビー ゴクラク」/仏さまは見ている etc.
第三部 あの人の、あの言葉
樹木希林の死生観/明石家さんまの人生哲学/ビヨンセのスピーチ/タモリの「中道」etc.
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表紙に「ばれているぜ」はずるいと思う。
またしても、表紙買い。
お寺の前にある掲示板に、妙に引き付けられることがある。
何気なく通り過ぎようとするときに、急に揺さぶられることがある。
様々なお寺の掲示板の文言を、ためになる解説とともにまとめた一冊。
言葉を受け取ることで、何かを直接解決するわけではないのだが、新しい考え方と出会ったり、改めて気づかされることもある。個人的に好きなのは、言葉足らずで形にできない、考えのモヤモヤを解決するような、しっくりくる言葉。
そんな言葉の一つがP84にある、ビヨンセのスピーチだった。
「人生に大切なのは何回呼吸するかではなく、何度息を飲む瞬間に出会えるか」
読めば、息を飲む瞬間がきっと何度も訪れると思います。
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「すっぴん」月曜日、サンキュータツオさんの「学問のスルメ」で紹介されていた。
表紙をみて。大笑い。「ばれている」。中をペラペラめくると「おまえも死ぬぞ」
ちょっとほっこり「大丈夫、生きていけるよ」
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タモリ倶楽部を見て興味を持ったので、手に取ってみました。今まであまり注目していなかったお寺の掲示板が、これほど面白いものとは思いませんでした。仏教は過去でもなく未来でもなく、現在に注目するするんですね。しかし、そういう目で私の近所のお寺の掲示板を見てみると…うーむ…あの面白さはなかなか難しいものですね。
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仏教の教えの中で現代に生きる我々の心も打つ格言や、樹木希林さんやさんまさんの生死を考えさせられる言葉など、お寺の掲示板を写真と共に紹介している。
DA PUMPのU.S.A.の歌詞をもじったものや、Noご先祖、No Lifeなど、ユーモアたっぷり。
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何気なく通り過ぎるお寺。実は掲示板にこそ仏教の人生の真髄がある。一家に一冊、常備しておきたい。
目の付け所が実に深イイ。SNS を活用し全国のお寺の掲示板に掲示された秀作をまとめた一冊。短いフレーズの中に人生の真髄があるように思う。
お経からの引用ばかりでなく有名人の言葉や歌詞をもじったものもある。
読者それぞれにツボにハマる作品があるだろう。
自分は次の句。
「男は度胸 女は愛嬌 坊主はお経」
気になったのは「これでいいのだ」。
天才バカボンが仏教由来だという説。
バカボンは「薄伽梵(バキャボン)」という仏。レレレのおじさんは、「周利槃特(チューラバンタカ)」。お釈迦様の教えを何も覚えられない彼は毎日僧院の掃除に専念し、最後には自身の因縁も掃き清めさとりに至ったという。真偽の程を確かめたい。
通読するより時々思い出して手に取るように読むと良い一冊。目の付け所が新鮮でした。
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『タモリ倶楽部』で気になっていたら、まさかの本になっていてビックリ!
笑えるけどハッとする言葉が多く、説教くさくなくウィットに富んでいるところにとにかく惹かれます。
解説も仏教用語や背景を小難しくなく教えてくれる軽妙な文体で読みやすかったです。
もっとボリュームあっても良かったのにな…と思うのは贅沢すぎるかな。
一番印象に残ったのは
「人の悪口はうそでも面白いが 自分の悪口はほんとでも腹が立つ」
人間は自己中心的で自分の愚かさを受け入れることが難しい、という解説とあわせてグサッときました。
「あんたが悪いと指さした下の三本は自分を向いている」
「大丈夫だよ 生きていけるよ」
もどこかに書き留めておきたい一言です。
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お寺の掲示板…なんて目の付け所!
「ばれているぜ」。
こういう物言いができるから、男言葉って、たまにズルいぜ。
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「お前も死ぬぞ」
ファッッ?
まあ、そりゃそうだ。
当たり前だが、普段は忘れている。
著者も、「多くの人がショックを受けているのを見て、現在死がいかに遠い存在であるかを痛感」(9頁)したと述べている。
だから、日々を大切にしなければいけないのだけれど、目の前の忙しさ、悲しさ、辛さ、喜び、欲望に囚われているのが実際のところ。
たまにこうして振り返ってみるのがやっとだ。
「あんたが悪いと指さした下の三本は自分を向いている」(36頁)
人を責め立てることほどたやすいことはない。
全然ダメだ、もっと頑張れ、やる気がない、ふざけるな
一回は、そんな言葉に心を傷つけられたことがあるのではないか。
その悲しみは怒りになり、また誰かを傷つけるけれど、ああ、なんてことだろう、言葉のナイフはまたしても自分を傷つけていた。
そんな思いは82頁にも。
言葉には注意。
同じ頁の石原裕次郎の言葉も素晴らしい。
「ひとにしてあげたことは、すぐ忘れろ。ひとにしてもらったことは、絶対忘れるな」
レレレのおじさんのもとがチューラパンタカ(周利槃特)というトリビアや、アンパンマンやカナダの精神科医エリック・バーンの言葉(「他人と過去は変えられないが未来と自分は変えられる」、この言葉は私が小学生の頃に出会って強い影響を与えた)など、深くて、安らいで、救われる気持ちになれる。
でも、本当は、誰かの名言でなくても、相手を大切にして、ねぎらってくれる言葉なら、それこそが救いになる
先日、雨の日出会った女性の優しさに、私はとても救われた。
「私も苦労してきたの、だから、気にしないで」たった、それだけでも。
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色んな言葉があったけど、『人生が行き詰まるのではない自分の思いが行き詰まるのだ』にちょっとハッとした
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クスッとさせられるが、後にその深い意味を考えさせられる珠玉の名言。私が気に入ったのは「ほとけ様に圏外なし」我々はどこにいても仏様の御慈悲の中にあると思えるのは救いになるかも。でも、表紙の「ばれているぜ」とあるように、いつでも見られていると思うと怖いかも!
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何ものかに囚われている心を解放してくれる優しい言葉、傲慢な心を戒めてくれる言葉。今になってすごいと思う「これでいいのだ」。自分の本当の想いはどこ?「ばれているぜ」か?
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表紙の雲西寺さんの掲示板からして、もうメッセージ性が強すぎる。
しばしギョッとしてから、確かに…と首肯をせざるを得ない。
こういうものを道すがら目にするっていうのは、大切かも。
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お寺の掲示板って、特に注意を払って見ることは無かったが、奥が深いものがあることを知った。
慎ましく、他人を思いやり、静かに自己を磨く。
仏教は、人と人とのつながりを大切にする宗教で、その関わりのお陰で自分は成り立っている(縁起)。
しかし、長い仏教会の歴史の中では、争いあり、人殺しあり、派閥争いありで、いかにも煩悩の塊だったこともあるのよね。反面教師かな。