紙の本
moment joonのエッセイ
2020/06/07 17:00
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投稿者:とも - この投稿者のレビュー一覧を見る
moment joonの三代が載ってると勘違いして購入。
別のエッセイが載っていた。
こちらも佳作だった。
他の短編もゆっくり読みたい。
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図書館から届いてすぐ、冒頭の斉藤真理子さんの「未来から見られている」を読んだだけで、なんだか胸が熱くなった。じっくり味読しよう。
やはり「82年生まれ、キム・ジヨン」の著者チョ・ナムジュの巻頭短編「家出」が抜群に面白かった。
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韓国文学を初めて読みたいなあと思った時ガイドブックとしてとても役に立った。折り込み付録の韓国文学見取り図と巻末のキーワード解説が便利。
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はじめての文学誌。キムジヨン前提で語られる論考も多く、焦ってキムジヨンも読んだ。フィクション、論考、エッセイとバラエティ豊かで、思っていたより女性色が強すぎず読みやすい。
「すぐそこのヨソの国の話」だからこそ日本人も共感できる韓国フェミニズム文学、という捉え方がしっくりきた。たしかに舞台が日本だったら向き合えなくて本を閉じてしまう気がする。さっと受け流して向き合わないことを美学とする日本では、韓国ほどフェミニズムが叫ばれるときはまだまだ来ないんだろうな。
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家出、モルグジオラマ、クンの旅、手違いゾンビなど社会問題や個人の痛みからくる短編。
今まで言葉にしなかった違和感や通りすぎていた痛みにふと、これはと向き合いそうになるものが多い。
韓国文学キーワード集も韓国文化を垣間見れてよい。
日常で使う平凡な言葉には確かな力がある。
それについて考えていないとき私はとても怠けている。
怠けているその瞬間の言葉が誰かに与える影響は怖いし、いつもそれが心配だ。 ファンジョンウン
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文藝の特集号が増刷されたので、特集内容がパワーアップしてこの本が発行されたと書かれていた。韓国の現代文学が日本でも翻訳されてよく出版されるようになった。フェミニズム文学と言われる「82年生まれ、キム・ジヨン」(82년생,김지영)が日本でも10万部を超え、韓国では130万部も出版されたとか。「となりの国のものがたり」のシリーズとか、身近に手に取って韓国文学を読めるのがありがたい時代だ。
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国立女性教育会館 女性教育情報センターOPACへ→
https://winet.nwec.jp/bunken/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=BB11451873&opkey=B160888440587645&start=1&totalnum=1&listnum=0&place=&list_disp=100&list_sort=0&cmode=0&chk_st=0&check=0
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『82年生まれ、キム・ジヨン』をきっかけに、急速に縮まった日本と韓国のキョリ。
それについて、なぜこんなにも人々の心が繋がったのかがコンパクトに纏められた一冊だった。
そのアプローチが、文学からだけでなく、政治や社会構造からされていた点が興味深かった。
韓国のフェミニズム文学の素晴らしいところは、日常で感じていた違和感を、ずっしりとした“重り”として、真っ直ぐに対峙するところだ。
ジェンダーに関する違和感は、それに人々が慣れてしまうことが多い。だからこそ、その問題を見過ごしていいものではないと気付かせる“重り化”の過程が必要である。
また、違和感を個人的な問題だと思っていた人たちが、本を通じて共感し合い、社会の課題として捉えさせるという意味でも、今回のムーブメントは価値があった。
内容について個人的に惜しかった部分は、日韓の政治関係と文学を結びつけていくアプローチがあまり理解できなかったところだ。これは、私の知識不足による。
私は私を、100%純粋な日本人だとは思わないし、そう願う訳でもない。文化を共有してきた者として、韓国と日本の歴史についてもっと知っていこうと思った。
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現代K文学マップが面白く恨←→愛、POP←→HEAVYの四分割に2014年セウォル号以降文学をかけあわせてみせています。マップには文学以外の分野で表現活動する映画監督(ポン・ジュノほか)や俳優(ペ・ヨンジュンほか)・歌手(BTSほか)も配置され、今まで読んできたK文学とあわせてみると、愛×HEAVY方向のチェックが手薄であることが分かりました。
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対談での斎藤さんの『ただ日本文学は、潔癖なまでに倫理的であることを拒否するというか、顕現化させてはならないと考えているところがありますよね。』という言葉に思わずへえーとなった
チェ・ウニョンさんの「フェミニズムは想像力だ」の寄稿は面白かったです。
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『82年生まれ、キム・ジヨン』がなぜ日本でこれだけ受けたのかの解釈が印象的だった。
韓国という少し離れているけれど似ている国にいる人たちに、他力本願な自分がいることを再認識。
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韓国文学、フェミニズム、日韓について…ちょうど興味のあったトピックが並んでいて買った。小説やエッセイたちだけでも満足感があるが、ブックガイドやキーワード集などもあってかなり豪華。
韓国文学のリアルで重い雰囲気がこの1冊だけでも伝わってきた。ブックガイドを参考にいろいろ読んでいきたいな
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短編も面白いし対談やエッセイ、文学紹介、キーワード集など盛りだくさんでかなりの読みごたえ。図書館で借りたけど読み返したいから買おうかな。
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モルグ・ジオラマ / パク・ミンジョン
p73
空間と所属がしょっちゅう分裂した。
p86
性犯罪に遭ったことのない人っているのかな?
p138
つまり、まったくこの物語に共感しない・できない読者もいるわけです。でもそういう読者も、共感はしないけど読んで考えるきっかけにはなったと言ってくれる。そこが大事だと思います。「女なら誰でもわかる」というわけではないんですよね。
p141
翻訳文学は日本文学の一部
p186
誰も権威にのっからない。誰のことも踏みつけない。
p201
「日本語で『朝鮮』が書けるか?」
p215
同性愛が既存社会の危機と崩壊を背景に描かれる時、登場人物の「生存」の物語は、新しい社会像への道筋を描き出すのだ。
韓国文学をまだ一冊も読んだことのない自分が手に取った一冊。オムニバスの短編集でもあり、エッセイ集でもあり、指南書でもある。知らないことがたくさん。何から学べばよいのかもわからないくらいで、韓国文学から香る社会性、政治性、批判性のようなものがどことなく気になっているけど、まずは何から手をつければという入門書にもなっています。
エッセイも様々な視座で書かれており、主に総集編という感じでしたが、Moment Joon氏のエッセイというか、問いにはいつも考えさせられる。規定されることに反逆というか、常に葛藤や不遇さに対して真っ向から何故を突きつけてくる。
『フィフティ・ピープル』、『夜よ、ひらけ』などまずは気になったのを読んでみたいと思います。
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今年は韓国文学を積極的に読んでみよう〜と思ったので、ガイドブックとして。
小説やエッセイ、対談、論考、どれも面白かったけど、「韓国文学一夜漬けキーワード集」、「現代K文学マップ」なんかの企画ものも楽しい。
3年前に、気づいてたかったなあ、自分。