有斐閣判例六法 令和２年版 みんなのレビュー

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：南東フェアリー　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

重要な法令の改正や最新判例が掲載され最新情報が満載。レイアウトが見やすく装丁も知的で素敵。ただ、税法関係など収容されていないのが残念、掲載法令の充実が求められる。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：ごり　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

法学部の学生さんだけではなく、新年度に大学に入学される学生さんも六法ぐらいは１冊持っていた方が良いと思います。
デイリーやポケット六法などコンパクトのものもありますが、判例の要旨が載っている六法を使用した方が学習の効率はあがります。
大学の学期末の試験の際に、六法の持ち込みが可能でも判例付き六法は使用できない場合も多いので、デイリーやポケット六法も使用しましょう。
こちらは普段の学習用に。

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：koyarin　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

率直に言ってこのレビューを読んでいる皆さんはこの点に迷っていると思います。
私も本屋に何回も足を運び，迷いました。
その結果，大学時代以来，50歳代になって初めて，有斐閣の六法を買いました。
ただ，今回これにしたのは，あまり決定的な理由はありません。
次はまた昔に戻るかもしれませんし・・・。
私にとっては字の大きさ読みやすさが，最重要の審査基準なのですが，
この点，両者ともあまり大差ないように思われました。
この辺は皆さん賛否両論あるかと思います。
なので，ご自身で手に取って，同じ条文を比較して，見てみることです。
私には，全体的にはどっちもどっち・・・という感じなのです。
（たしかに，条文中のかっこ書をグレーアウトしている方には魅力も感じましたが）

付言しますと，私は，収録法令数や判例数はあまり決め手にはしませんでした。
片っ端から読むわけじゃないし，覚えるわけじゃないし。
載ってなければスマホやＰＣでも検索できますし。
収録数で躍起になっているのは出版する方だけです。
そのために字の大きさという，利用する方に肝心な点が犠牲になっています。



追記
しばらく使ってみて，判例の引用のしかたが優れているような気がしてきた。
単に，判例文の要約だけではなく，事件の状況・背景を付記しているので
これが意外に重宝する。
重判や百選の掲載付記もあるので，重要度の参考になる。
ただ，巻末の事件名索引はほとんど役に立たない。
アイデアとしては良いが，使うことはほとんどない。
こんなページを確保するよりは，総合事項索引を充実させるか，
事件名索引は削って値段を安くしてほしい。
それと，各条の参照条文が少し物足りない感じがする。
期待して引いても参照条文がまったくない条もあり，手ごたえ不足。
字の小ささも減点して，星3とする。

それから，司法試験のいわゆる選択科目の法令掲載も充実すべきとの
ご意見もあろうが，あれだけ多科目の分量を収録・充実させれば
当然，携帯版の六法としては過大な分量・厚さになり，
それだけ字も小さくなる。
選択科目の法令は，それに特化した法令集を参照させるくらいの方針で
編集方針を見直しても仕方ないと思う。
また，実務家だって大型六法を持ち歩いているはずで，
この六法を持ち歩いて仕事をしている人は少ないと思う。

装丁面では，表紙・裏表紙のビニールコートがはがれてしまうのが難点。
使い込むと仕方ないのだが・・・。