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株式会社アカツキ塩田元規さん10/3著書刊行!
『ハートドリブン 目に見えないものを大切にする力』思考、
感性両方を研ぎ澄ますメソッドを説く一冊です。
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本書のハイライトは間違いなくCHAPTER4『魂の進化とそれを阻むモンスターや罠たち』だ。
CHAPTER3までで語られてきた著者のエピソードは、ここで一気に理論として肉付けされていく。
特に私が気に入ったのは、「理解と同意を分ける」という言葉。私はこれまであまり意識できていなかったが、「理解」と「同意」は似ているようで全く違う。そして、これが意識できると普段のコミュニケーションがだいぶ変わってくるはずだ。
その他、「観念のモンスター」や「コントロールドラマ」など、一度頭に入れておくと、自らがそのようなパターンに陥った際メタ認知の助けになる。CHAPTER4だけでも読んでおいて損はない。
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自分について考えることができた本。
自分がいかに観念で埋め尽くされているかを意識できた。
他人の期待に応えなければならない。
弱音を吐いてはいけない。
苦労すれば報われる。
自分のことは後回しにするべき。
もしかしたら、自分がたくさん本を読もうとしているのも、自分がやりたいと思っていることではないのかもしれない。
自分が考えてることが、実は、本当に自分がやりたいこととは違うかもしれないなんて、難しすぎる。そして、自分ってブレまくってると思う。ほとんどの考えが、自分の考えじゃないからなんだろうな。
これらを見つめて生きていく(著者はメタ意識できれば、消えていくと言っている)。これが内側の進化なのかな。内側が進化しても、子供の思考ずっと持っていたいな。
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想像以上にめちゃくちゃ良い本でした。
ビジネスをやりきってきた人が見えてくる次の世界な感じです。
母にも読んでもらおうと思って、実家に送りました。
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読みながら何度も涙ぐみました。視界が滲んで本が読めなくなりそうになるというのは初めて。苦難の中で思考し続けた先に魂の在り方に行き着く体感とか、これを一部上場まで突き進んだいち組織のトップとして曝け出せる在り方とか、めちゃめちゃ共感と感動の嵐でした。
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これからの時代の象徴のような経営者だと思った。
夢想家っぽく聞こえる理想もちゃんと形にして上場まで果たしているのだからすごい。
自己啓発本というよりは、著者が理想を実現するまでの葛藤を素直に書き記している本で親近感も湧いた。
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自分の心の動きに意識的になる。意識的になり、それが何であるかを言葉にしたり認知できるものにする。
心の動きには良い面も悪い面も、ポジティブもネガティブも、陰と陽もいずれも存在することをありのままに受け入れる。
その両面をもって自分であることを受け入れる。受け入れたものを他者と分かち合う。
分かち合われた他者は、理解と同意の2つの受け皿によってそれらを受け止める。
こういったつながりが、家族や友人を超えて職場や学校、社会全体で実現できるようになると、人はまたさらに高次(正確には別次元の?)の存在に進歩できるかもしれない。
攻殻機動隊に描かれた未来とは、少し違う未来が見える。
ヴィパッサナーやってみたいな
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ハートドリブンとは、感情を重視し、大切に扱うこと。
これからの時代は、目に見えないもの(感情)がものごとの中心となってきて、人はますます感場価値にお金を払うようになってくる。わかりやすい例で言うと、スターバックスはただコーヒーが美味しいというだけではきっとここまで人気は出ていない。そこには、スターバックスというブランド性から、スタバにいるという心地よさや満足感を得ている。
このように、感情が絡む体験は、無限の可能性を秘めている。
「何をしている」のかだけではなく、「何のために、何をするのか」といったように、ものごとに裏付けられているストーリーに人は魅力を感じる。
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ここまで自分の感情を大事にしろと迫ってくる本は見たことがない。
時代が変わってきていることを確かめるにはちょうどいい本。
だが、それ以上でもそれ以下でもない感じはする…
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アカツキを創業した塩田CEOの経営哲学は「感情価値」に重きを置いたもの。これからの時代、人間の内側にある感情や想いを丁寧に磨き上げて発散させることがますます重要になると説く。従来の合理・論理で正解を導き出す時代に見切りを付け、感情を中心とした経営にシフトして数字的にも成功を収めた事例として一読の価値あり。昨今のビジネストレンドのひとつに「経営にはアートの素養も必要」という論があるが、本書で語られている内容も本質的には近いと思う。そのような理念に沿った経営を実践しているモデルケースとして大いに参考になった。
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顧客は機能価値ではなく感情価値を求めているという本質を見抜き、ゲームを通して感情価値を顧客に提供し続けるアカツキ。世界に夜明けをもたらしたいという願いをこめた社名のとおり、お互いの思いを率直に伝え社員がイキイキと働ける環境なのだろうと感じた。そして、塩田さんの完璧なリーダーではなく幸せなリーダーを目指す姿勢に新しいリーダー像をみたきがした。
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アカツキの場合でも、実際のビジネスの現場では、おそらく感情価値だけで進めることはできないと思ってしまう。
社長も、合理的に行動してしまい、行き過ぎた結果、感情価値を取り入れたという流れで、ベースとしては合理的な思考のトレーニングがされていて、いつでも合理に切り替えられる方のはず。
全て感情価値だけであるという読み方をしてしまうと誤認識しそう。
ビジネスの現場では感情が切り捨てられやすいし、切り捨てたほうがやりやすい場合も多いので、そこをどう切り替えていくか、私自身、学びが多かった。
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最高に楽になる。
メモになり、1000問ノックにトライしているといろんな問題に行き当たる。
日々の日時生活、日々の仕事での人間関係、仕事のシステム。
での人間って必要な時に必要なものに出会うんです。それがこれ。
この本はすごく心があったまるけど仕事、日常生活に何か違和感、疑問がある人が手にすればまじで意味のある本だと思います。
そしてこの本の本質であるハートドリブン。これを自分の中に起こすワークこそ本題かもしれない。内容によっては非常に悩ましいものもあるが心がどんどん楽になり、余計に日々の生活に光が差してくる。まだ全て答えてるわけではないが、ぜひトライしてほしい。
作者の塩田さんのアカウントにハートドリブンワークシートがあるので読み終わった方は是非取り組んでほしい。ちなみに僕は読む前にそのシートを見たがはっきりいってよくわからなかちゃが、前田裕二さん著のメモの魔力に通ずるものがあります。
どこから入るかは任せますが、ぜひ手にしてほしい一冊です。
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アカツキCEOのハートドリブン。「論理や数字ではなく、感情が大事な時代になる」とは世の中で言われてきてはいますが、いち経営者として、リーダーとしての実体験を踏まえて語った本書は貴重ではないでしょうか。特に感情が大事と思っていても、論理や数字がいつの間にか優先されているなどリアルな実体験はリーダーにとってかなり共感できるものではないでしょうか。また、感情に重きを置くための工夫も載っているので、すぐに実践に移すことができるでしょう。要約はこちら→ https://youtu.be/kwr4t-QKCEw
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ビジネスモデルや事業内容はいつか変わる。なぜならお客様の求めるものも変わってくるからだ。でも変わらないことは、企業っていうのは人が全てだっていうことだ。
いい会社にはその会社の文化がある。哲学や信念がある。それを社員と共有している。そして社員は働くことを楽しんでいる。そこにはいい雰囲気が流れるんだ。会社を測る時は、目に見えやすいビジネスモデルや数字じゃなくて、雰囲気などの目に見えないものが一番大切なんだ。経営者の仕事は、目に見えないものに気づき、それを育める環境を作ることだよ。
(中略)
人生の目的は、何かを手に入れることじゃない。自分自身の器と可能性を広げていくこと、より大きな自分に出会うことだ。
(引用)ハートドリブン 目に見えないものを大切にする力、塩田元規著、株式会社幻冬舎、2019、87-88
この本を読み終え、私は、稲盛和夫氏が再建に携わったJALの企業理念を思い出した。
JALグループは、全社員の物心両面の幸福を追求し、
一、お客さまに最高のサービスを提供します。
一、企業価値を高め、社会の進歩発展に貢献します。
塩田氏が率いるアカツキと稲盛氏によるJALの再建には共通点がある。
それは、まず、社員のことを第一に考えていることだ。
この本のタイトルは、「ハートドリブン」。
塩田氏によれば、ハートドリブンとは、「人々が自分の内側のハートを原動力に活動していくこと」だそうだ。人間には、感情がある。その一人ひとりの感情を大切にし、分かち合いながら企業を経営していく。冒頭で紹介した文は、塩田氏が千葉にある化粧品会社のおじいちゃん経営者に教えてもらったものだ。まさに、ハートドリブンの本質をあらわしている。
かのピーター・F・ドラッカーは次のように言う。
「あらゆる組織が、『人が宝』という。ところが、それを行動で示している組織はほどんどない」と。
ドラッカーは、自らの著書「プロフェッショナルの条件」の中で、「科学的管理法の父」と称されたフレデリック・テイラーの知らなかったこととして、継続学習の必要性と自らが教えて学ぶ大切さを説いている。
そして、塩田氏の著したこの本は、ドラッカーの考え方に加え、まず、組織を構成している人たちのハートを大切にする必要性を説く。そして、働く人たちの感情を丁寧に扱う具体的な手法を記している。
例えば、塩田氏は、会議をスタートする前に「チェックイン」するという。チェックインとは、コーチングでよく使われる手法で、メンバーが今、気になっていることや感じていることを簡単に分かち合うというものだ。
会議の前、「いま、実は、風邪気味で」とか、「いま、ちょっと仕事でトラブっていて」などをメンバーで共有し合うことは、有効だと思った。塩田氏は、自分のことを分かち合って、理解してもらえるからミーティングに臨みやすいと言うが、それだけではないと思う。きっと、アカツキでは、誰もが発言しやすい環境を創り出すことにより、上から下への一方的な命令で物事が決��っていくということがないだろうと思う。そして、ミーティングでは、それぞれ参加者で、自分の内面の感情を表現し、相互が理解しあい、結びつくことにより、最適解を導いているのではと思った。
この本の最後には、塩田氏の直筆で次のように書かれている。
「これからの世界で、あなたの魂と人生が最高に輝くことを願って」
本書は、少し、スピリチュアル的な部分も含んでいるが、これからは、心の時代である。
この本は、企業経営者のみならず、知的労働者たちにとって、新たな時代の経営指南書としてお勧めしたい。