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本報道記者によるとある集落「やねだん」の取材の記録。
これからの地方創生に役立つヒントが散りばめられていた。
特に地域のリーダー豊重哲郎さんの言葉が胸に響いた。
「人は命令や理屈では動かない。人は感動し仲間意識を感じた時、喜んで動いてくれるんだよ」
「誰が決めるものでもない自分の可能性を自分の手に取り戻したい。それはどこで何をすることなのか?」
「忍耐とは人を愛すること。人を心から受け入れると、人も愛情を返してくれる。その感動の共有が“夢ある明日”につながる」
「地域再生の基本は永遠に“文化向上”」
「地域づくりに補欠はいない 全員がレギュラー」
ー誰も補欠扱いされない場所。一人ひとりに出番があり、集まってもらって安心して生きられる場所ー
これからはよりそういった機能が地方に求められていくのだろう。そのためにはやはり豊信さんのようなキーパーソンの存在が大きいと感じた。
国際医療福祉大学大学院教授、大熊由紀子氏の言葉も残しておきたい。
「ひとりでは変わらなくても、人がつながると変わる。志ある人をつなぎたい」
同じ志を持つ人がいかにして集うか。それが全てだと感じた。