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これが完結巻なのかー!もっともっと先を見たい、未来を見せて欲しい、そう思えるシリーズだった。けど、だからこそ、ここで完結するのが良いのかもしれない。でも先が読みたい!
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再読。
あー終わっちゃった。
まだまだこの世界観に浸っていたかった。
悩み苦しむメリーランド、2人の未来に期待しています。
幸せを見つけた津田ちゃん、よかった。
ナカノシマも紆余曲折を迎え、落ち着いていく様子。
鹿島ちゃんのその後も気になります。
長沼さんには放送作家として復活して欲しい。
南部社長は是非そのままで、長生きしてください。
図書館で借りて読みましたが、手元に置きたい作品。
でも、文庫版の表紙がイメージと合わない気がして、手を出せずにいます…。
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夢を簡単に諦めることはできない。もがき続ける新城と溝口に進むべき道は見えるのか。弱小お笑い事務所を舞台に、夢を追う者たちの挫折と成長を描いた7つの人間ドラマ。
近年、最も楽しみにしていたシリーズが本作品をもって完結となった。まだ何者でもなかった『メリーランド』の二人が、しっかりと将来を見据えて日々舞台に立つ姿は芸人の顔になっていると思う。数年後の彼らの姿を描いた続編を是非読んでみたい。
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感想書き忘れてたけど
1から5までさくっと読めた。
コンビってすばらしい。
もちろんピンもトリオもすばらしいけど。
よかった。
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大好きなシリーズなのに、この本が出たのを全く知らなくて、今年に入って気がついた。なかなか中古本屋にも出て来ず、ようやく入手。
前作の、長い長いエピローグみたいなお話が7つ。
オーディションに敗れて閉じこもったままの新城。
売れっ子になっても寄る辺のない葵。
レギュラー番組を持って舞い上がる中野と野島。
榎戸に対する自分の気持ちを持て余す鹿島。
引っ込んだ山梨の実家で立ち上がる途上の長沼。
綿々と亡き溝口の父に対する思いを吐露する南部社長。
自分でも言い様のない心のモヤモヤを抱えた溝口。
なんとなくしょっぱい話が続き、これまでのテイストとちょっと違うなぁと読んでいくが、各話の終わりには薄明かりが見え、続く他の人の話の中でまずまず立ち直っていっている様子が伺えて、陰鬱な状況であってもなんとか前を向いて進んでいく感じは失われてはいなかった。
『好きでいつづけることは、諦めることよりもずっと楽だ。現実に向き合えず、逃げているだけだ』と思いながらも『夢を見る気持ちは、醜さを消せるほど、美しいと思う』と南部社長に語らせる話にはロマンティシズムが溢れる。
一方、最終話では、溝口に『大人になるというのは、夢があっても夢がなくても、楽ではないんだ』と語らせ、現実もしっかり見据えた話を置くところが良い。
『なんのためっていうのは、そうやって進んでいった先で見えることなんじゃないかって思う。というか、なんのためという地点を通り過ぎたところで、これのためだったんだって気づくんじゃないか』という、落ち込みから立ち直った新城の言葉がこのシリーズの締めに相応しかった。