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着物(和服)関連の怪談もあれば、着物の魅力に憑かれてしまった著者の着物愛が深すぎてついていけない話もあり…。自分は着物は苦手なのでそこまで興味が持てなかった。
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よくあるお着物エッセイと思ってたら、時々なんか出て来る。お化け関係がΣ(゚Д゚)身につけるものが古くなって持ち主が変わると、何か言いたくなるのねえ。文句言いに出てこられるのはやだなあ(¯―¯٥古すぎるものは、遠目に見てるのがいいのね。あら綺麗ね〜って。着物の話と、軽めの怪談と、両方楽しめてお得でした(*´∀`)私は大正時代のモダンな派手なのが好きだなあ。朝ドラで柴崎コウが着ているようなの。
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着物好きの筆者の古い着物にまつわるエッセイ集
「憑き」というのは自分が着物にのめりこんでいることと古い着物に憑いている何かのダブルミーニング
怪談的なものを期待して読んだけどそれほど怖くなく、着物とのかかわりと少し不思議な話という感じ。
この世にもうないものを感じる筆者であるらしいのでもっと怖いお話がきけるかと思ったんだけど。
加門さんがそれを怖いと思わないほどきっと感じてしまうことが日常なのかも。だからさらっとした文章になっていると思われる。
着物は着たいけどやっぱりアンティークは怖いかな…
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これは、着物好きな方にもおすすめの興味深い本。
霊やオカルトに詳しい加門七海さん。お祖母さんの代からの着物好き。一緒に暮らしていた母親は、特に着物好き。子供時代から、七海さんはお母さんから着物仕立ててもらっていた。
着物自体が大好きで、それを着ている自分が心地いい。
30歳も過ぎると、自分で着付けを覚える。
何度も母親から厳しく言われていた理由がそこでわかる。
さて、着物が大好きな七海さんは、小物についても興味は尽きない。
目の肥えた七海さんは、着物を買うにも高価な着物をしばしば購入できるはずもなくアンティークに。
着物や和装の小物にも、時折使っていた人の思いがこもる。
ひょんなことから廃業寸前の時計屋さんの老夫婦から戦前から先代が集めていた帯留めを購入。
古着といえど、帯の龍村、帯締めの道明は、和装のカルチェと言われるほどの名品。
龍村は、正倉院の古裂なども研究。道明は刀の下緒、柄糸を作っていたが、武州御岳神社にまつわる「御岳組」、平清盛が厳島神社に奉納した巻紐にまつわる「厳島組」奥州、三代藤原秀衡の棺にあった紐にまつわる「中尊寺組」など研究を重ねて他の追随を許さぬ芸術品にまで高めた。などなど
興味が尽きないお話が!
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この方は、自分の体験を小説にされているので、この本もそういうモノだと思って面白く読みました。
着物こ怪談が好きな方は楽しめます。
この本で、一番怖いなと思ったのは、図書の分類番号が913.6(小説)ではなく、914.6(随筆・エッセイ)だった事。
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「着物憑き」というタイトル。「きものつき」と読むのでしょうが、「きものづき」と読んで、「きものずき」と呼ばせたかったのではないか。
好きだから憑かれるのか。憑かれたから好きなのか。読後がどちらともいえない、どちらともありえる、という感覚になったからでしょう。
「古着」の話が、「憑く」という想いについて考えさせるからでしょうか。人の想いという点では、振袖火事でも同じか。
タイトルの件。奥付で「きものつき」となっているので、自分の想像過多なんですが、読んでる最中はそう思ってしまったので、素直な感情として受け止めたいと思います。想い、ってそういうもの。
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加門七海さんの、なみなみならぬ着物へのこだわりがぎっしりつまっている。もちろんそれにまつわる怪異もしっかりと。着物に関する知識が浅いので、ところどころ『???』となる部分はあるが、丁寧に書かれているし、詳しすぎるのに嫌みを感じさせないのは、加門さんの技量なのか、なんとな最後まで読み進めることができた。
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著者が体験した着物にまつわる怪異や、知識が書かれている一冊。
着物を見る目が変わる。良い意味でも、怖い意味でも。
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加門七海さんは初読。
着物にまつわる歴史や知識や実体験(恐怖体験もある)など盛りだくさん。読んでいるだけでも絢爛豪華なイメージが浮かんだりなるほどと興味無いものでしたが、着物に造形が深ければもっともっと楽しめることと思います。自分の着物だけでなく、母や祖母のの着物にも興味が出てきました。