電子書籍
実話?
2022/03/03 04:21
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本を初めて読んだ時、これはフィクションか?実話か?と思ったのを思い出しました。なんでも、史実を元にして書かれているようです。解説が鈴木京香さんというのも驚きました
紙の本
良いのですが
2020/02/26 00:48
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投稿者:金柑露 - この投稿者のレビュー一覧を見る
一人一人、それぞれの一枚の絵に思い入れがある。
アートに無関心でも、何かで見たなあ、くらいで充分。
原田マハさんの文章はさらりと読める。
これはアメリカ映画仕立てなストーリー。先が読めちゃう感じですが。
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薄いな…と手にとって最初に思いました。
ノンフィクションならば
本の厚さは実際に起こった出来事や関係者の
質量の影響を受けるでしょうから
納得できるのですが。
フィクションなのに。
作者がいくらでも自由に膨らませられるのに。
どうしてこんなに短いのでしょう。
登場人物たちが生きてきた背景。
デトロイトという都市の盛衰。
エントランスのフレスコ画の手法による
壁画とその作者の来し方行く末。
デトロイト美術館のコレクションを守りきった
市民の団結とその盛り上がりを描くには 薄い。
もっと厚い物語にできたのではないかと思う。
手応えのない作品だった。
アメリカを支えた自動車産業とその中心地。
まさにアメリカそのものを描く壮大な物語になると
かなり強く期待していたのに。
もしや…原田マハ氏は
歴史の浅い「新大陸」には興味をお持ちでない?
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短い話だったが、市民視点を担当するキャラクターに心動かされた。
多くの人が、美術館と作品を守った話。アートを愛する人たちが、美術館を守らなければならないと思う人達はいるのだなぁと、デトロイトの話を見て思う。
もし日本で似た状況のことが起きてしまった時、私たちは守れるだろうか。
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それぞれの奇跡がリンクするのも、なかなか良かったけれど、なるほど…と淡々と読み進めてしまった。しかし、デトロイト美術館は、是非とも訪れたくなった。
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知らない街に出かけ、時間がある時には近くの美術館に寄っていた時期もあった。遠出することも無くなり美術館への足も遠のいたこの頃。
出会ったのはデトロイト美術館のお話し。市民も美術品も救うことができるのか?人のほうが大事 とは言え、人の思いのこもった作品を手放すのは苦しい…
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スッと引き込まれて一気読みしてしまった。アートをめぐる登場人物全ての人の暖かさが溢れ出る素晴らしい作品である。
翻訳本かと見紛うそれは日本語が不自然だからではなく、日本語離れした英語で読んでいるようなリズムを感じさせる。それでいて人類共通の共感を呼び起こす力を持っている。
いい年末になりました。来年はもっと美術館を訪れてみたくなりました。
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3.5
美術館が友人の家、アートは友達という発想が素敵。
そして、実話を基にしているということが、ますます心温まる。ただ少し内容が薄い感がある。
でも、原田マハさんの美術小説はやはり好きだなぁ。
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美術品のコレクター、美術館を愛する人々、今ある美術品がいろんな人の情熱によって守られていることがわかる小説。
もっと読んでいたかったんだけど、小一時間で読み終わってしまった…
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「アートは私の友だち。だから、DIAは、あたしの『友だちの家』なの」という言葉が印象的。
本作に限らず、原田マハの作品を読むと、アートが持つ力(国家レベルでも、個人レベルでも)の大きさに気付かされる。
また美術館に行きたくなった。
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正直に言います。単に薄さに惹かれて買いました。巻末の鈴木京香との対談を入れても130頁ちょいですもの。
この著者は私にとってはビミョーなんです。いつも序盤はめちゃくちゃいいと思って読んでいるのですが、終盤は熱すぎてちょっと引いてしまう。だからどの著作にも世間の人気ほどには私はのめり込めずにいます。でも本作は熱すぎない。たぶんいつもの原田さんが好きな人なら物足りなく感じるぐらいなのでは。そこが私にはよかった。
デトロイト市が破綻したことによって、市の財産としては土地よりも空港よりも高値が付く美術館の所蔵品が売り払われてしまう危機に陥る。そんなとき、亡き妻の想いを汲んだ老人の言動に突き動かされた美術館職員。そこからまたアートを救う動きが広がる。
言い得て妙の「なんと気難しい、一生懸命な顔」の《マダム・スザンヌ》。彼女を見つめていたい、ただそれだけの人たちの想いが叶う。
ある程度の素養がある人しか行っちゃいけない場所ではない。誰でも行ってかまわないんだから。美術館に行こう。
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とうとう文庫が出た!
マハさんのアート小説は読みやすい。デトロイト美術館にまつわる、いろんな人から見た危機回避の物語!いつか行ってみたいな。京香さんとの対談もよかった。
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『デトロイト美術館の奇跡』原田マハさん
1.購読動機
原田マハさん好きの読書家のみなさんがつぶやいていたからです。
暗幕のゲルニカらのボリュームを想像していました。
期待は良い方に裏切られました。
二時間程度で、原田さんの世界を満喫できます。
2.内容
デトロイト市の財政破綻をきっかけに、デトロイト美術館のコレクション売却か?の危機になりました。
結果は、市民や関係する組織の寄付により、独立行政法人として運営が継続できる形になりました。
3.読了感
読みやすさ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
ほっこり ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
原田さんのおかげで、また、世界が広がりました。
ありがとうございます。
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う~ん。。。
薄い!
本編は120ページくらいしかありません。
薄い。
もっと重厚なのが読みたい。
なにしろ、
今回の話はかぐりん的にはよかったね?
と、
しか言いようがない。。。
あれなのよ。
選挙でもあなたの1票で変わる!
と、
言いつつもなにもかわらないでしょう?
何百万
何千万
何億万分の1の奇跡って存在しないと思ってる。
今回のこの話はそういうところがピックアップされてて微妙。
ラリーズに行ってみたいなってことしか残らんかった。。。
もっと、
楽園のカンヴァスとか、
暗幕のゲルニカみたいのを期待したい!
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まさにハッピーエンド。
題名と最初の流れから、展開の予想がつく。
最後まで意表を突くことは一度としてなかったが、安定感のあるいい話だった。
新聞の連載みたいな構成で、非常に読みやすい。
財政破綻したデトロイトにある美術館が、コレクション売却の危機を免れる話。
フレッドのプロファイリングから始まり、美術館への思い入れへと続き、財政破綻のニュースで美術館の危機がささやかれる。そして美術館のチーフキュレーターの話へ。
美術への渇望や思い。
自分の住む北九州市美術館はいつも閑散としていて、不安になる。もっと人類の創造性に目を向けたい。
作品には創造された時代背景や思い、ストーリー、創造風景がある。
作品を見て楽しむだけではなく、背景に目を受けると美術がもっと楽しくなるのだろうなー。
キュレーターズガイドに行ってみたい、そう思った。北九州ではやってるかな?
最後、フレッドの下りはほろっと感動しました。