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投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
京都大学の吉田寮の懐かしい写真が満載で、楽しく見ることができました。近所なので、小さい頃を思い出しました。
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"1910年代、京都帝国大学の山川総長は「学生教育のため」と文人画家として名高い富岡鉄斎に作品の制作を依頼した。鉄斎の描いた"菜根図"は京大に贈られたもののいつしか所在不明になっていたが、1955年、吉田寮の茶室に飾られていることが判明した。その後京大当局は美術品が寮に飾られていることを問題視し、しぶる寮生を説き伏せ菜根図を寮外に搬出した。2013年時点で本部棟の役員ルームに飾られていたことがわかっている。" 【茶室】のページより。
これ、大学の姿勢の変化があからさまに分かる事例なのでは。高名な画家に描いてもらった画の所在が、昔は、学生寮。今は、お偉いさんの部屋。「学生教育のため」に描かれたものを役員が眺めてどうすんの。
まあ寮が美術品の保存に向いてないのは確かなんだけどさ。
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カオスな感じは、単なる古さだけで何かがいろいろ混ざってるんだと思う。
そして、学生の部屋は散らかってるものナリね。ワイは住めないw
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人生の特殊なひとときを過ごす、自由と混沌の空間。
中にはこんな寮もあることで、大学が豊かになる面があるような。
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なかなか強烈な写真集である。この吉田寮で生活していくのは難しそうだと思う一方で、ここでのあまりにも自由な生活を羨ましくも感じる。歴史的、文化的など様々な視点から見ても、貴重な吉田寮の「今」を垣間見れる一冊だ。
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実際の吉田寮は見たことはないが、昔の彼氏が同志社大生だったのになぜか京大の近くの吉田にある下宿に住んでいたので近い空気感はわかる気がする。京大生は看板や貼り紙が好きだよね。といつも歩いていると思った。のちに東大の徒歩圏内に長らく住むことになってその界隈も何度も散歩したが、京大のようなアグレッシブな覇気を感じる看板や貼り紙は見たことがない。東の東大西の京大とは言われるが、彼らの向いている時間軸や宇宙が全く違うものだとこの本を読んで尚更強く感じた。読み進むにつれ、先日読了した「九龍城探訪」と「大図解九龍城」を思い出した。混沌として汚濁で難解で明快な人々の繋がりと絆がそこにある。
星ひとつ足りないのは、撮影されている学生が重複している事から、寮生のほんの僅かしか捉えられていないように見受けられるからだ。でもみんな素敵な笑顔だ。そこが一番羨ましい。生まれ変わって勉強ができる人間になれたら京大に入ってここへちょっとだけ()住んでみたい。もう無くなっているだろうが。