紙の本
『みけねえちゃんにいうてみな モフモフさいこう!』
2021/01/28 20:50
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投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
みけねこのみけねえちゃんは
二年生のともくんとおかあちゃんの三人ぐらし
はるきくんがいっしょにあそばなくなったのが心配で
ともくんはみけねえちゃんにたのみこんだ
「みけねえちゃん、スパイ、やってくれへん?」
みけねえちゃんがはるきくんのアパートにいってみると……
人生の悩み相談を三毛猫に託して、小学校低学年からおとなまで味わえる創作絵童話
全編にあふれるあたたかさ
ただあったかいだけじゃなく、ユーモアにペーソスとアイロニーをまぶして大阪弁でくるんだ子ども版浪花人情物語の第2作
《みけねえちゃんは、知っている。うそを つくのは、きっと、まもりたいものが あるからだ。》
2021年1月時点でシリーズ既刊3冊
『みけねえちゃんにいうてみな』2018年11月
『みけねえちゃんにいうてみな モフモフさいこう!』2019年12月
『みけねえちゃんにいうてみな ともだちのひみつ』2020年12月
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みけねえちゃん、意外と人間のめんどくさい面に気付いていてささる。人間はじぶんがしていることを認めてくれないといやな気分になるなど、わざわざ言うことでもないけど的なことが、まとを得ているのが面白い。
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「かさかさの、お肌と心に みけねえちゃん」、私のところにも来てほしい!
ウサギをライバル視するみけねえちゃん、可愛らしい♪
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クスッと笑えるし、ジーンとくるし。みけねえちゃんがよい味してる。同シリーズの他のお話も読みたい。この本に関していえば、貧困とか家庭の事情なんかの問題もはらんでいて、とてもよかった。
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息子7歳11か月
息子が喜びそうな本を図書館から借りてきて読み聞かせ…最近は息子が一人で読むようになってきて、母はサミシイ。
〈親〉
絵が好き ◯
内容が好き ◯
〈子〉
何度も読む(お気に入り)
ちょうど良いボリューム ◯
その他◯
みけねえちゃんみたいなネコ、
こうやってこども同士のモヤモヤを解決してくれる存在、本当に居てくれたらいいのに。
きっと息子にも思うところあるんだろうけど聞いても答えてくれないこと、増えてきたなあ。
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前作でお母ちゃんのスパイとして活躍したみけねえちゃんが今度はともくんのスパイになって、言うに言えない真心を繋いで友だちのはるきくんと彼のお父さんの関係にホロリとさせてくれる。
「こどもが かなしくならんように するのは、おとなのしごとやもん」や『みけねえちゃんは、ひとから いわれた ことばを、自分かってに うけとめるように している』のハッと胸を突かれる言葉もあり、オチもしっかり笑えて好きだなぁ。
はるきくんのお父さんが2回言う「やっぱり モフモフは いいな」に7歳の息子と深く同意したw
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友だちのはるきくんが、公園でのピクニックに来なかった。気に病むともくんの頼みで、みけねえちゃん潜入調査開始! はるきくんが「まもりたいもの」が健気すぎる! たった30円と言う人は多いかもしれませんが、金額に関係なく、お金の問題は、人間の心を重く寒く頑なにしてしまうのだと思うと辛くなります。モフモフが凍えた心を温めてくれそうです。みけねえちゃんにはちょっと遺憾があるようですが。
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今度はともくんの友達のはるきくんのお話。公園に集まるとき30円ずつもつてくると言うきまりを作ったため、はるきくんは公園にこなくなった。はるきくんの家は父子家庭で、お父さんに毎回30円のお小遣いをもらうことを子供心にためらったからで……。みけねちゃんが一肌脱ぐことになるのだが、なんか今回も子供向け?となった。みけねちゃんのライバル、黒猫のナンダロウ登場。今回は冒頭で習字をするみけねちゃん、肉球で筆もてんやろって突っ込み入れてしまった。モフモフふわふわのライバル登場に嫉妬するみけねえちゃんに(笑)