紙の本
日本が幸せな国で居続けるために
2020/05/25 16:39
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ZATO - この投稿者のレビュー一覧を見る
天皇の存在が我が国にとっていかに大切か、そして天皇が存続しつづけていることがいかに奇跡的か、が他国との比較も交えて語られています。
明治以降の皇室と憲法の関係も分かりやすく記述され、現状が今に異常な状態かが語られます。
一部の狂信的な国家を除いて、世界中から天皇の存在は羨望されています。今後も日本が幸せな国で居続けるためにも、多くの心ある人が本書で提示された様々な問題を真剣に考えてほしいと思います。
紙の本
思想・信条は自由です
2020/01/19 14:32
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Otto Rosenthal - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者が「多くの日本人が間違って教えられてきた」とする天皇の真実を、独特の感覚で解説します。天皇制を考え直すキッカケにはなります。
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誤解を正す
(1)3条.天皇は神聖にして侵すべからず
=君主は権力を振るわない
→臣下が責任を負って権力を振るう
「君主無答責の原則」英国憲法の大前提
※1条から3条までは歴史事実の確認
1条.大日本帝国は万世一系の天皇之を統治す
2条.皇位は皇室典範の定むる所に依り皇男子孫之を継承す
で、
4条.天皇は国の元首にして統治権を総攬し此の憲法の条規に依り之を行ふ
と更に事実関係を確認する帝国憲法
天皇主権=専制君主ではない事は明白なのだよ
S53.8.23にS21.1.1詔書の目的を自ら話され
「五ヶ条の御誓文の再確認」明治維新の精神で日本の再出発を述べられたとされるが、「人間宣言」と誤解の憂き目にあう
戦火に傷つく国民と自分との絆は信頼・敬愛で結ばれていて「神話や伝説」は根本に無い
・・・一部の不心得な国民がゆがんだ心で、神の下に選ばれし(自分たち)選民があー(略)こいつらが日本消滅させた (´・ω・`)
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イイ感じに言い切っているから気持ちいい。説得力は求めてない、このタイトルにふさわしい内容かどうかだ!という観点で読むと面白い。
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タイトルだけ見ると、ネトウヨ御用達の本なのかなって思うけど、前半は他の国の王様の話と憲法学の話、中盤くらいからは昭和天皇、上皇陛下、今上陛下がどれだけ日本国憲法の下で歴史をねじ曲げられてきたのかの話だった。これを読むと、古から続く皇室を滅ぼそうとしているのが、内閣法制局と、それに乗っかった一部の人たちだということが分かる。皇室を守ることは、日本の歴史を正しく守ること、だということがよく分かる本だった。
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『天皇がいるから日本は一番幸せな国なのです』
たしか友人の書評経由で興味を持った一冊と記憶しているが、素だとやや食指を伸ばしづらいタイトルではなかろうか。
が、内容的には決して「トンデモ本」ではなく、極めて真面目な内容だ。
立憲君主制の代表とされる英国で「君臨すれども統治せず」というが、大日本帝国憲法の目指したところも全く同じで、古い言葉を用いるならば「統治(しら)すれども支配(うしはく)せず」という訳になるのが正しいという。「しらす」は「治す」と綴り、本来、憲法においてもこの表現を用いたい向きもあったが、明治の時点で既にポピュラーな言葉ではなかったため、「統治」という言葉を用いざるを得なかった。
このような天皇ないし天皇制にまつわる憲法その他の読み方、解釈の仕方が展開される。著者の主張が前面に出る論理展開で、法解釈の見地からは様々な異論もあるのだろうが、個人的には非常に示唆に富む1冊だったと感ずる。
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倉本先生の本を読むと、いつも背筋が伸びる。読みやすいのに。
まあ相当偏った感じもあって、立場違う人からは違う声も聞こえてくるんだと思うが。
今回の譲位と新元号の制定、いいことだと思って見てたんだが、実のところ、極めて不敬な動きに加担してしまったことになるのか。
そもそも日本とは何か、日本をどうしたいのか、日本人は何かときちんと考えないといけない時期なのだ。
宮澤俊義みたいなやつに国を滅ぼされていいのか。
空気のように皇室がある幸せ。
その皇室も、先人の血を吐くような努力と奇跡によって、保たれて来た。
それを考えると、最近の議論の傲慢が浮き彫りになる。
憲法と皇室典範の、正面からの改正無くして、日本の未来はない。
ような気がする。