紙の本
つまり対話型鑑賞
2020/03/23 01:31
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:m.e.y - この投稿者のレビュー一覧を見る
数年前から学校の授業取り入れているところもある「対話型鑑賞」の方法や、それらが注目されている理由などが書かれている。
本書では「アウトプット鑑賞」と書かれているが特に目新しいものではなく、本来のアートの意味をあらためて問いただす内容であって「13歳からの」とは売るために後付けされたような名で、完全に大人の読み物である。
たしかに子どもの頃から対話型鑑賞をとりいれる事や、アートの本質を知らしめる事は大切ではあるけれど、今さら感があり期待していたものではなかった。
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面白い
アートの歴史を追いつつも、アートの枠をうまく壊してくれる。この授業受けたいし、受けさせたい。
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キンドルではなく、書籍での購入をすすめる。
なぜなら、カラーだからということと、簡単に戻って読み直しができるから。
キンドルはここがネックだよね。
図が多いからページ数は多いけど、すらっと読めてしまう。
アートに注目が集まっている中でなかなか面白い。
私は図工も美術も大好きだったから苦手になった人の気持ちがわからないのだけど、
面白かった。
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とにかくめちゃくちゃ面白かった。
仕事で頭がパンパンになった時、
家事育児で余裕がなくなった時、
介護で心がボロボロになった時、
そんな時にリセットする為に読み返したい1冊です。
この本に出会えてよかった。
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modern artからcontemporary artに至る、アートの定義の変遷をとても分かりやすく解説してくれている。
美術や芸術という言葉が、実態を表す言葉にならなくなり、アートという言葉に置き換わってくる理由がわかる。
そして元々聖書や神話の世界を伝える読み物としての役割だった絵画は、印象派などの視覚的に美しさを表現するものになり、そしてまたcontemporary artに至り、アートの見方や定義の多様化から再び読み物に戻っているのが面白い。
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アートとは表現であり、見るものではなく考えるもの!!カメラの発明がアートの存在意義を考えるきっかけになった。
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なんでもっと早く読まなかったんだろう…とても面白くて新たな考え方が自分の中で生まれたなと思う。
アートに興味はあるけど教養はないし見方もわからないからなかなか美術館に足が向かなかったけど、アートの表現の花ではなく、探究の根、興味のタネに目を向けてみるというのが目からウロコで読んでいて本当に面白かった。
アート思考は「こうあるべき」というべき思考とは真逆で自分自身の感性、愛するものを大切にしようという優しさも感じる。これからの時代、何が正しいかなんてますますわからないし、今こそアート思考が必要なのではないかと思う。
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是非是非オススメしたい本を紹介します!
アートと教育を見事に結びつけてくれるような本!
こんなのを探していました!
本文の中ではワークショップをしながら進めていくので、子どもたちにも読みやすい。
美術のこれまでの変遷が、これからの学校教育につながると思いました。
今からの教育にはこの「アート思考」が必須です!超オススメ!
また、美術や教育に興味ない方でも、読むと日常そのものが日々楽しく、刺激的なものに変わるでしょう!
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Amazonのビジネス書ランキングを見ていたら、アート関係で、勉強中の対話型鑑賞にもつながりそうだったため読んでみた。
対話型鑑賞の言葉は全く出てこないけれど、鑑賞法であげられている、どこからそう思う?、そこからどう思う?は、対話型鑑賞の問いかけとかぶってる。
アートの歴史をたどりながら、リアルでないものはアート?美でないものはアート?アートの境界は?といった問いかけに、自分もワークをしながら紐解いていく。
この、歴史にそっての流れと、ワークを織り混ぜたバランスが秀逸。
すでに対話型鑑賞を知っていて、アートの楽しみ方は、解説文を読むだけではない!ということはわかっていたけれど、アートにまつわる固定概念をゆっくり溶かしてくれて読後なんとなく心地よい。
もっと作品とのやり取り(いろいろ感じたい)をしていきたいなーと思えた。
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とても面白くて一気に読んだ。
こんな美術の授業を受けられていたら物の見方、自分の肯定感などいろんなことが変わっていただろうなと思う。
そして日本の社会/教育に圧倒的に足りていないのってこの部分じゃないかなとも思いました。
日本の美術館もっと自由にのびのびと見させてくれたらいいのに。 あんな静まり返ってお堅くあったら子供達も構えちゃいますよね。
日本のアートに対するポテンシャル感じました。
度々読み返すし、人にもお勧めします。
ちょっとアウトプットの部分が長いのと何度も同じ説明あったのは気になりました。
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アートから学ぶ自分なりの思考を見つける本。今までよくわからないと思ってたアート作品も見方を変えればなるほどと思える。しかしそれはひとつの考え方でしかなく、アートに正解はないのだということもこの本から教わった。
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すばらしく、面白かった。
アートを思考で読み解く本です。
そしてやっぱり、自分にはアーティストの要素はないなと実感させられた本でした。
20世紀アートを代表する6作品で「アーティストのように考える方法」が手に入る!、とうたわれています。
「自分だけの視点」で物事を見て、「自分なりの答え」をつくりだす作法が身につくためには、本書のような解説本が必要です。
自分自身だけでは、たどり着けないでしょう。
私たちは「1枚の絵画」すらもじっくり見られない、「中学生が嫌いになる教科」…第1位は「美術」と言います。
本書では、現代のアートを解説してくれます。
まさにアートは思考ですね。
私にとっては、この思考そのものが面白く、残念ながら本書で紹介されている「アート」そのものには、興味は持てませんでした。
博物館には足を運ぶのに、美術館には興味が持てない理由が、本書を読んで分かりました。
本書を読んでも分からなかったのは、2歳の子どもが描いた絵と、アーティストが描いた絵は、どこが違うのかということです。
かたや落書き、かたや芸術作品として美術館に飾られる。
その差はどこにあるのでしょうか?
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カメラがこの世に登場したことによって「目に映るとおりに描く」という従来のゴールが崩れた
アウトプット鑑賞
どこからそう思う?
そこからどう思う?
感じた意見に対しては発見した事実、事実に対しては意見をアウトプットする
アートはマティスによって「目に映るとおりに描くこと」から解放され、ピカソによって「遠近法的なものの見方」からも解き放たれた。そしてカンディンスキーによって「具象物を描く」という暗黙の了解からも自由になった
ポロック
私たちの目を物質としての絵そのものに向けさせようとする
絵画はイメージを映し出すものとは限らない
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アート思考と聞くと、美術に関わる人の考え方なのかと思ってしまうが、そうではなく、アート思考とは、探究思考であるとこの本を読んで思った。
「アート思考」とは、
「自分だけの視点で」で物事を見て、「自分なりの答え」をつくりだすための作法である。
アーティストたちが生み出す作品たちは目に見える「表現の花」に注目が集まるが、その本質は「興味のタネ」から伸びる「探求の根」の部分。
本の中で、様々なアート作品に触れつつ、この「探求の根」にあたる思考を読むことができ、とてもおもしろかった。
探求学習を考える上でも参考になりそうな本。
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ピカソの絵やイタズラ書きにしか見えないような絵画が
なんで評価されてるのか分からない私のような芸術素人でも、ワークショップを読み進めると、こういう背景があったのかと納得!
本は分厚いけど読みやすくて家族で読めそう。
けど巻末のお友達のながーい紹介文はちょっと…