紙の本
見に行って、読み直してみたい
2023/02/02 16:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:302 - この投稿者のレビュー一覧を見る
原田マハさんの作品を読むといつも、美術館へ行きたいという気持ちになる。
この本は出てくる作品が有名だし、比較的見に行きやすい美術館にあるため、親近感があった。
内容もわかりやすく読みやすい。
紙の本
何となくあざとい
2022/07/02 09:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
美術館に関係する短編集。冬山登山で一人息子を亡くした初老の夫婦を描いた作品が最も印象に残りました。ただ、全体的にわざとらしさを感じ、あまり好感を持てない本でした。主人公に方言を使わせたり、地方の食べ物が強調されていたりして、著者が本を書くために取材した成果かなーというのが透けて見えていて、嫌らしさを感じました。
電子書籍
短編6つ
2022/01/13 21:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
アート大好きな人は、ぜひ、読んでください。どのお話も、感動あり、涙あり……深いです。夫婦の話クリスマスの……涙……。どれも泣かせますけどね……
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ファン-ゴッホ、ピカソ、セザンヌ、クリムト、東山魁夷、モネの作品を織り込んだ、6つの短編を収録。読みやすくはありますが、残念ながら何か物足りない感じです。
投稿元:
レビューを見る
「A Piece of Your Life」Maha Harada
それぞれ1枚の絵をモチーフにした、マハさんからのプレゼントのような1冊の短編集。絵にまつわる6編の物語。
その中の1編『窓辺の小鳥たち』に出てくる高校生の詩帆とその後、恋人となる男子なっしーが、初デートで出かけた地元岡山県の大原美術館。
その時に二人が見たパブロ・ピカソの『鳥籠』の絵のなっしーの解釈がいいと思いました。
ピカソの『鳥籠』はこの本の表紙にもなっていますが、私は初めて見ました。
「かごの向こうに窓があるじゃろ。鳥が飛んできてたまたま、窓辺にとまった。それが、空っぽの鳥かごの向こうに鳥かごを通して見えてるだけ」
「つまり鳥は「かごの鳥」として飼われているんじゃなくて、自由に飛び回っているんじゃないか」
絵を見ると、なっしーの言っている意味がよくわかりなるほどと思います。
他の5編もよかったです。
投稿元:
レビューを見る
美術館の雰囲気や、絵画についての描写が繊細で、アートに詳しいマハさんらしい短編集です。
色々な美術館が出てくるので、訪れたことのある人は懐かしく感じると思います。
全編を通じて、美術や、絵を描く人への愛にあふれていて、最後まであたたかい気持ちで楽しみました。
投稿元:
レビューを見る
絵をモチーフにした短編集。豊田市美術館以外は行ったことがあり、そのクリムトのオイゲニア・プリマフェージの肖像も東京の展覧会でみたことがあったので、想像しやすかった。とくに最後の「さざなみ」は、アート目当てで行ったことのある直島なので、さらに。
作中のセザンヌの砂糖壺、梨とテーブルクロスとピカソの鳥籠はみたことがないのでみたくなった。
投稿元:
レビューを見る
なんとわたしの家の近所の美術館も舞台になってる!と小躍りしてしまった。
どの美術館も訪れたことがあるので、そのときのことを思い出しながらゆっくりと思い出を巡るように読みました。
有名な美術館じゃなくても。
たった一枚の絵に、人生を救われることがある。
ちいさな町の美術館に、心奪われることもある。
わたしはこれからも旅に出るたびに美術館を探すし、そこで出会うまだ見ぬ絵に、心躍らせている。
投稿元:
レビューを見る
絵画にまつわるエピソードを集めた短編集。
最後に収録されている短編には直島が出てくる。私も昔行ったことがあるけれど、当時、地中美術館はスタッフさんが白装束で、土禁の部屋があったり、壁にもたれかかった人が注意されたりしていて(設計者が有名だから?)、アート教とでもいうような、「アート」を崇め奉ることを強いられるような雰囲気があって、正直、ドン引きだった。今は少し雰囲気も変わったのかな?(土禁の部屋はまだあるっぽいけど)光のあふれる瀬戸内の美しい島で、美しいものを見て感じて癒されるような場所になっているなら、また行ってみたいな。
投稿元:
レビューを見る
短編集。梅雨の中休み、涼しい風が入ってくる部屋で読むには最高にちょうどよく、気持ちの良い作品たちだった。絵は誰でも受け入れてくれる、どんなに絵に疎くても、生活の中にふと現れる非日常。絵は常に隣になくても、ふと目の前に現れるだけで見える世界を変えてしまう。
マハさんの小説の中には、絵とともに生きる『絵と出会う』ための人生を歩む人と、人生の99.9%を絵と無縁で生きる人の二種類が現れる。どちらの物語も大好きだけど、今回の物語は後者。そういった人々が絵になにを見出すのかは、多様であっていいんだと、改めて思う一冊。
投稿元:
レビューを見る
〈あの絵〉のまえで。
美術館に足を運び、展示作品の前に立ち、好きなだけ眺める。そんな楽しみが、色々な意味で叶わない、ただいまコロナ禍真っ最中に読んだことで、より一層しみじみと心に沁みるようでした。
いつか行きたい美術館、いつか出会いたいアート。
感想をメモのままにしていて、投稿忘れてた。
その後コロナ禍も3年経過、美術館は入場制限つき再開。
いつか、がいつになるのかわからないまま。
投稿元:
レビューを見る
結婚や就職、人間関係、死などの人生の重い悩みを描いている作品なのに、雰囲気が優しくどことなくオシャレで、疲れていても読める作品だと感じた。
日常を切り取るという性格からか、フワッと希望が生まれて終わるので、消化不良で終わる感もある。
原田マハは初読だが、美術についてもっと詳しく語る作品が多いものだと思っていた。短編だからかもしれないが、この絵画を登場させなくてもストーリー構成に問題ないだろうなと、原田マハを読む上では本末転倒なことを考えてしまえる話も収録されていた。ストーリーと美術作品が密接に結び付く作品を期待して、長編にもチャレンジしてみようと思う。
投稿元:
レビューを見る
原田マハの美術館と人との関わりの一端を表す短編集。
何かを抱えた人、何かが起きてしまった人々が、それぞれの絵の前で気づきを得たり、大事なものに出会えたり、前に進む決心をしたりする。それは美術館である絵の前に立ったときの感覚。
あの絵の前で。
わたしは何を感じるだろう。
投稿元:
レビューを見る
どれも心穏やかに読めました。読んだ後 心が洗われるような清々しいような。自分を見つめ直すきっかけにもなり、行ってみたい観てみたい美術館と絵の情報も得られました。
投稿元:
レビューを見る
原田さんの本を読むとやっぱり絵をみにいきたくなる。出てきた美術館にも行きたくなる。偶然が色々重なって、中々行けないなと思っていた大原美術館に先月行くことがかなった。何年越しの夢がかなったのかな。