紙の本
BARの外の話もあり
2022/03/08 18:35
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投稿者:ちぃ - この投稿者のレビュー一覧を見る
収録作品は、マスターのトニーさんが印象的な店内シリーズと、ゴールドコーストの恋人達シリーズ、その他の3つに分類される。カバー裏の1作はトニーさんグループ。声優さんとの対談を読んでから再読すると、声の抑揚一つで作品の印象も変わることに気づかされる。
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初出の媒体はいくつかにわたるが、バーを舞台にサラリーマンが不思議な人に出会うシリーズと、ゴールドコーストに旅行で来たカップルたちが登場するシリーズが柱となっている。頭から順に読んでいくと点々とシリーズが現れて、「あ、また来たな」と思えて面白い。
『企画にララバイ』や『水玉』が好き。水玉のセンス!そんなおしゃれな水玉、ほしい。
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一作を通じてベースの設定があるショートショートは初めてだった。作品に波はあるがお気に入りは見つけられるかも。個人的なお気に入りは『あの人の手』『企画にララバイ』『水玉』。星新一に慣れてるのであのゾクゾク感を期待しちゃうと物足りないかな…他の作品も読んでみたい。
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地元が同じなせいか、「甲子園の魔物」「螺旋の人」はとくにお気に入り。不思議な設定ばかりだけど、最後のオチで笑えるものが多くて、読み終わった後になんとなくよかったなあ〜って思えた。
表紙や新作を含め、クスッとさせられる仕掛けがたくさんある本。
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素敵な時間をありがとう、と言いたくなる。
1編5〜6ページの、本当に短いショートショート集。
BARの連作、ゴールドコーストを舞台にした様々なカップルの話、あとはバラバラ。
欲を言えば、もっとお酒の話がほしかったな(ただの酒好き)。
ヒヤッとする類ではなく、ほっこりとするお話が多い。
「企画にララバイ」、「水玉」、「裏口のゴンドラ」がお気に入り。
ショートショートが苦手な方でも楽しめるはず。
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とても読みやすくサクッと読めました(⌒‐⌒)
霊鈴お気に入りです。
他、所々話が繋がってて面白かったです(⌒‐⌒)
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現代のショートショートの書き手、田丸さんの作品集。
独立した作品もあるが、オーストラリアのゴールドコーストに旅行に来た3組のカップルを取り上げた話、タイトルにあるように、とあるBARを舞台にした話が収録されている。
どれも面白かった。
好きな作品は「霊鈴」「あの人の手」「水玉」「裏口のゴンドラ」
【収録作品】
マイナス酒
霊鈴
妻の秘密
褒め殺し事件簿
あの人の手
洞窟の星
グチ清掃員
手縫いの堪忍袋
夜のマーケット
企画にララバイ
桜色の爪
手ぶらのキャンプ
甲子園の魔物
オーラの写真
螺旋の人
気球の熱
水玉
媚酒
真夏のクリスマス
裏口のゴンドラ
客が育てた
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お?
こんな世界があったらいいねぇ。
と、思えるものが必ず1つはあるはず。
アイデア勝負のショートショート。
あなたの心の琴線にも触れるものが絶対1つはありますよ。
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再読です。
ショートショートは面白いですね。
日常の気づきや面白いと思ったことをメモをする。
当たり前だと思うことを意識する。
それがストーリーになるのですから。
著者の田丸さんが情熱大陸に出演していた時に、
「パトラッシュの家」というショートショートを披露していた女性がいたんですよ。
その女性の考え方好きだなぁ。もしお会いできたら語りたいですね。
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BARを題材に集められたショートショート。ぱっと読めるのでショートショートにハマった。
.
霊鈴はもしかしたらこういう展開かもと思った通りだったので切なかったけど物語としては好き。
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ショートショート21遍+α
収録作
・マイナ酒
・霊鈴
・妻の秘密
・褒め殺し事件簿
・あの人の手
・洞窟の星
・グチ清掃員
・手縫いの堪忍袋
・夜のマーケット
・企画にララバイ
・桜色の爪
・手ぶらのキャンプ
・甲子園の魔物
・オーラの写真
・螺旋の人
・気球の熱
・水玉
・媚酒
・真夏のクリスマス
・裏口のゴンドラ
・客が育てた
カバー裏にもショート・ショートが一遍あって、サービス精神旺盛
トニーさんのBARもの、ゴールドコーストもの、その他に大別できるかな
個人的に面白かったもの
・マイナ酒
発想そのものは、眠くならないヤヴァいなお薬を想像してしまう
オチに関しても、摂取への注意喚起になっているような気がする
・霊鈴
この短い物語の中にそんなテクニックと入れてくるかーと
とてもやられた感がある
・グチ清掃員
グチって色々と残るしこびりつくし、厄介ですよねー
まぁ、人によってまったく気にならなかったりするんでしょうけど、処理方法は厄介ですよね
・手ぶらのキャンプ
この発想は星新一のような昭和テイストを感じるけど、グランピングという現代的なサービスを扱っているのがいいですね
・甲子園の魔物
ストーリー構成がいいと思う
結局、魔物はどうなったんですかね?
・客が育てた
最後にこの話で締めるのはとても良い
まぁ、実際お店ってお客さんが育てる要素ありますよね
たちが悪いお客さんがいると他のお客さんは遠のきますし
いいお客さんはいいお客さんを連れてきますしね
この作家さんは情熱大陸に出てたので名前は知ってた
ショートショートの書き方講座をされていて、自分も何か書けるんじゃないか?と思えるくらい的確な指導をされている
解説は声優の大原さやかさん
朗読で、著者の作品を読むこともあるそうで
確かに朗読に向いている作品が結構ありますね
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時々無性に、
ショートショートが読みたくなるよね!笑
ってことで以前マルシェを読んでいたので
今回はBARを。
前作に比べて面白い話が多かった印象です!
ゴールドコーストシリーズがオススメです。
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イメージしていたショートショートって、なんだかブラックだったりホラーみが強かったりという感じだったのだけど、これはそんなこと無かった!(もちろん中にはそういうお話もあったけど。)
ほっこりしてるやつもあれば、ちょっと背筋がひんやりするようなものもあって、かと思うと不思議な世界観に自然と引き込まれたり…
日常の世界で起こりそうなのに起こってない、日常と幻想の漸近線みたいなお話が沢山あったな。
全てのお話が平行線なのかと思いきや、実は最後に交わるところは、登場人物どうしの繋がりが見えた途端に彼らが実在する人物みたいに感じて、なんだか嬉しい気持ちになる。
何話かごとに出てくるトニーさんたちも、このお話で初めて出会った人物のはずなのになぜか安心感があって、不思議と「また来ました!」ってわたしも言いたくなってしまう。
タイトルにBARって入ってる通り、色んなカクテルを少しずつ楽しむみたいに、色んな後味が楽しめるお話をちょっとずつ味わえる欲張りな本。ショートショートだから読みやすい。
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BARには当分行ってないな……。
ってな事で、田丸雅智の『ショート ショート・BAR』
BARにもお酒にもそれ程拘ってない約20編からなる短編小説集。
一軒のBARでの特殊なお酒の話、作者さんがオーストラリアが好きなのか、若いカップル、中年夫婦、ゲイカップルがオーストラリアの各地での旅行記的な話等々。
他にも色んな内容の話があるけど、最後の数行での〆方がハッとしたり、おおっ~ってやられたなって感じの話で面白い
サクッと読めます
2019年41冊目