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オリバー・ツイスト みんなのレビュー

  • ディケンズ (著), 唐戸信嘉 (訳)
  • 税込価格:1,76016pt
  • 出版社:光文社
  • 発売日:2020/03/12
  • 発送可能日:購入できません

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みんなのレビュー6件

みんなの評価4.5

評価内訳

  • 星 5 (4件)
  • 星 4 (2件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
6 件中 1 件~ 6 件を表示

紙の本

ヴィクトリア朝時代を代表するイギリスの作家チャールズ・ディケンズの出世作です!

2020/05/09 09:32

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、ヴィクトリア朝時代を代表するイギリスの小説家チャールズ・ディケンズによる長編小説で、彼の出世作でもあります。彼は、主に下層階級を主人公とした弱者の視点で社会を諷刺した作品を発表した作家でした。同書も例外ではなく、イギリスのある地方都市で生き倒れになっていた若い女が救貧院に運ばれ、男の子を出産して間もなく死亡するという話からストーリーは始まります。オリヴァー・ツイストと名付けられた孤児は、ここを管理する教区吏のバンブルからほかの孤児たちと同じように非人間的な扱いを受けます。ある日オリヴァーは、クジ引きでおかゆの「お代わりを下さい」と言ったために役人から危険視され、町のサワベリー氏の葬儀屋に売られました。そして、ここでも徒弟のノア達からのいじめに耐え兼ね、夜逃げしてロンドンへ向かいます。果たして、オリヴァーはどうなるのでしょうか?続きは、ぜひ、本書をお読みください。

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紙の本

善悪抗争の物語に横溢する、作家の社会問題への意識の目覚め

2024/04/19 07:47

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:永遠のチャレンジャー - この投稿者のレビュー一覧を見る

人間が集まる都市に生み落とされる社会的「存在悪」の典型が【犯罪者】だ。堕落を自認自嘲しながら、社会の底辺で刹那的に生を享受する同類と徒党を組んで、図太く逞しく今日を生き延びようとする連中だ。

本作では、凶暴で粗雑な強盗稼業のサイクス、掏摸・かっぱらいの技を仕込んだ少年犯罪集団を束ねるユダヤ人の頭目フェイギン、仲間同士で競い合う少年たちや娼婦ナンシーらがそれだ。

一方で、都会や田舎を問わず摘発を免れる隠れた【犯罪者】もいる。救貧院という社会制度悪に巣食い、そこに蔓延る輩のことだ。

ひもじさという収容者が直面する困窮の実態に鈍感な「恰幅のよい紳士たち」(運営委員)や、傲慢と偏見から収容者を蔑み虐待で応える教区官吏バンブルに、付属養育施設を掌る冷酷かつ貪欲なマン夫人ら。

罪の意識を覚知できぬ点で、前者より性質(たち)が悪い「悪人」連中だ。作者が皮肉交じりに指弾したいのは隠れた「悪人」の方だ。謎の男モンクスも、遺産独占を狙う陰謀でフェイギンと結託する人物だとやがて判明する。

これに対し、主人公の孤児オリバー・ツイストは救貧院育ちの瘠っぽちの年端の往かぬ少年だが、苛酷な境遇を生き延び、「至善」(無垢)の心根を失わない奇跡の存在として屹立する。

悪の権化フェイギンが悪魔的邪悪さでもってオリバーを「悪」に染めんと手を尽くしても、強い意志と澄んだ瞳の持ち主は、断固これを拒絶する。

「善」を至上と尊ぶオリバーに救いの手が差し伸べられる。老紳士ブラウンロー、家政婦ベドウィン夫人、富裕な寡婦メイリー夫人、その姪のローズ嬢。いずれもオリバーに魅せられ、愛を注いで倦まぬ真の「善人」たちだ。

オリバーへの陰謀を巡るナンシーの阻止行動がフェイギンの不審を招き、裏切りと邪推したサイクスによって撲殺される最悪の事態に到る。改悛し浄化されたナンシーの魂が永遠の安らぎを得たと信じたい。

社会問題意識の目覚めが社会の「存在悪」と「至善」との抗争物語に横溢する本作を、作家ディケンズが弱冠二十六歳で世に問うた事実こそ、まさに一つの奇跡だ。

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2020/04/30 17:06

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2022/02/17 14:37

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2021/10/07 06:24

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2023/02/12 23:28

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