紙の本
映画にしてほしい
2021/05/31 11:29
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投稿者:のりちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
とにかく面白かった。日本人の作者がどうしてこういう小説を書くのか。なんとなく分かった感じがする。難民と犯罪スケール。これは日本にはないもんね。
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中米のコルドバという仮想国を舞台に独裁大統領と麻薬組織を倒して新たな国を作るというエンターテインメント小説は近未来SFというべきか。着想は面白いし、作者得意のスリリングな展開もいい。けどもう一つ入り込めなかったのは、どこかフィクションとリアリティの間が埋まらない感じが続いていたからか。元陸軍大尉のジャディスの葛藤はかなり奥深いものではあったはずだけど。
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テーマは難民問題
面白かったけど予定調和なストーリ(笑)
もうちょっとハラハラドキドキ、泣き所があってよかったのに。
映画のようなエンターテイメントストーリ
難民問題、独裁政権、米国の対応、と必要なものはみんな入っている(笑)
ストーリとしては、米国の隣国のコルドバから、独裁政権と麻薬組織犯罪により、難民が押し寄せます。
警備していた米国陸軍はそこで発砲事件になり、ウォールの悲劇として、コルドバ難民が100人以上死んでしまします。
難民虐殺者の汚名を着せられたジャディス大尉は不名誉除隊。
そんなジャディスのもとに、コルドバ再建の計画が..
政府と麻薬組織の対立を激化させ、秘密裏に傭兵をコルドバに送り込み、新たな指導者を担ぎ上げ、コルドバの民衆による革命を成功させ、民主的なコルドバを再建する。
ジャディスたちは、再建させることができるのか?
民衆は難民とならず、自分たち国として暮らす未来を手に入れらるのか?
と、ストーリとしては、アメリカ映画を彷彿させるエンターテイメント展開で、好きなものです。
しかし、次々に試練が襲い掛かりますが、なんとなく展開が読めてしまいます(笑)
ここは、もっと厳しい展開でもよかった。
泣き所も期待していましたが、それほどでもなかったです。(笑)
心震えるところまでは至らず。
とはいえ、エンターテイメントとして楽しめました。