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たゆたえども沈まず みんなのレビュー

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みんなのレビュー640件

みんなの評価4.3

評価内訳

高い評価の役に立ったレビュー

8人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2020/07/14 22:25

研究者じゃないから

投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る

研究者じゃないから、
何が史実でどれがフィクションかわからない。
ゴッホファンじゃないから、
どの絵のことを言ってるのか、
あぼろげにしかわからない。
でも、物語は楽しめる。
兄弟の苦悩や哀しさやよろこびは、
実在の人物がどうであるかにかかわらず、
この物語の中では息づいている。
それを味わうには、
美術的知識がなくても、
史実に疎くても、大丈夫。
そう、小説を楽しむ、その姿勢さえあれば。

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低い評価の役に立ったレビュー

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2020/05/03 22:28

読了

投稿者:ムギ - この投稿者のレビュー一覧を見る

読み終わったあとは心が温かくなった。決して順風満帆な人生ではないけれど、絵にかける2人の思いを読むと、悲惨な人生には感じない。小説の中で2人に日本の絵と林忠正が与えた影響はとても大きいが、フィクションとノンフィクションをうまく融合していて、違和感は全くない。とくに林忠正がフィンセントを彼だけの日本に導く場面は映画のようで、素敵。
フィンセントとテオはそれぞれずっと孤独の中で生きていたんだろうなと感じた。
タイトルも秀逸です。

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640 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

研究者じゃないから

2020/07/14 22:25

8人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る

研究者じゃないから、
何が史実でどれがフィクションかわからない。
ゴッホファンじゃないから、
どの絵のことを言ってるのか、
あぼろげにしかわからない。
でも、物語は楽しめる。
兄弟の苦悩や哀しさやよろこびは、
実在の人物がどうであるかにかかわらず、
この物語の中では息づいている。
それを味わうには、
美術的知識がなくても、
史実に疎くても、大丈夫。
そう、小説を楽しむ、その姿勢さえあれば。

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紙の本

ゴッホの伝記ではありません

2020/10/08 00:15

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:おくちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

タイトルや表紙から、ゴッホを主人公として絵描きの人生を追いかけた物語のように思ってしまうかもしれませんが、そうではありません。

この本で描かれているのは、兄であるゴッホに対する弟テオの心の葛藤と、同じころパリで日本画の画商として働いていた重吉とテオとの交流です。ただし、重吉は架空の人物ですので、ゴッホに関する一連の行動は事実としても、それ以外はほとんどが作者の創作ということになります。

とはいえ、物語としてはとてもよくできていますし、場面を細かく区切り、読者を飽きさせず先を読ませる力はたいしたものだと思います。本文中に出てくるゴッホの絵は実在するものばかりですので、画集を手元に置いて読むといっそう楽しむことができます。

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紙の本

ゴッホ展を見た人はより楽しく読めそう

2020/07/31 23:59

5人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:o - この投稿者のレビュー一覧を見る

昨年のゴッホ展を見て、フィンセントとテオの関係性を知っていたので、事実と重なる部分も沢山あり、実際に2人の会話を聞いているように、楽しく読めました。

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紙の本

見るともなしに見て、

2020/07/12 18:12

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:びずん - この投稿者のレビュー一覧を見る

美術の授業で習ったようなゴッホの絵たち。こんな風に、歴史を教えてくれたなら、勉強も楽しいだろう。印象派がどんなものかや、浮世絵の影響力について、日本人として知っておくべき知識な気がする。そしてその素晴らしさを世界に広めてくれた一人に日本人の活躍があったことも。ゴッホ兄弟が一生をかけて生み出したもの、パリへの憧れ、臨場感たっぷりで一気に読みました。

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紙の本

たゆたえども沈まぬ意思を感じました

2020/06/04 21:56

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る

ゴッホ兄弟とパリで活躍した日本人画商の交歓の物語。己の作風に時代が追い付かずに苦悩する兄フィンセント、本当に売りたい作品を売れずに苦悩する弟テオが苦しみながらも、己が信じる人生を歩んでいく姿が題名に重なる。創作と史実のバランスの絶妙さもさすが原田マハさん。

日本では見向きもされない浮世絵がパリで注目されて、印象派絵画がのしあがる重要なファクターになっていくストーリーを、画商と画家両方の目線で楽しめるところも面白かった。美術史に詳しくなくても充分楽しめるアート小説だし、星月夜の表紙も、たゆたえども沈まない登場人物の人生に重なった。

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紙の本

ゴッホとテオ

2020/04/30 09:29

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Chii - この投稿者のレビュー一覧を見る

有名なゴッホの人生の裏側には、
こんなにも苦しみと幸福、この真反対な日常があっただなんて全く知らなかった。ゴッホの可能性を信じ支え続ける弟のテオやその妻のヨー、忠正や重吉のような存在があったことはゴッホにとって幸福であったと思う。

一方で、絵を描く事しかできないにも関わらず、うまく描けない事や
周囲の環境から描けない状況に苛まれ、テオに養ってもらいながら成果を残せずもがく所は苦しみだった。

ただ言えるのは、
絵があったから、ゴッホの人生は
こんなにも深いものだったんじゃないかということ。

最後の100ページほどは
涙なしでは読めない。 「兄さん。いつかあなたの展覧会を開こう。大きな美術館で、世界中からあなたの絵を見るために、たくさんの人が押し寄せるはずだ。その日を一緒に迎えよう。」
弟テオが兄フィンセントに最後に約束した事が、今や現実のものに... フィンセントの人生を知った上での
この事実は、すごいという言葉だけで片付けられません。

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電子書籍

まるで史実のよう

2020/11/23 21:34

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:マー君 - この投稿者のレビュー一覧を見る

フィンセント、テオのゴッホ兄弟と日本人の絆を描いた作品。ノンフィクションなのでまるで史実のように読み手を引き込む。さすがは原田マハさん。

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電子書籍

たゆたえども沈まず

2024/03/08 05:00

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Keito - この投稿者のレビュー一覧を見る

ゴッホとテオ兄弟の話の中に少しフィクションを織りまぜた話
ゴッホと浮世絵の話は日本人が好きな話の一つだと思うけど実際にはどうだったんだろうか?と思っていたのですがテオへあてた手紙に思いの外、日本への憧れが書いてあったと聞いていたのでとても興味深く読みました
面白かったです

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電子書籍

蕩々たるセーヌの流れ。たゆたうこと流れる熱い情熱と友情。 アートを通して描かれる、原田マハの人間賛歌。

2023/04/04 09:41

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る

炎の画家。
情熱の画家。
そして悲運の画家。

フィンセント・ファン・ゴッホ。

命の奥底から沸き出でる熱をキャンバスに描き続けたゴッホ。

物事を深く考えすぎ、絵を描くこと以外に全く関心を示さず、心の病と闘い続けた。

日本美術を愛し、日本を理想郷と信じた彼は、日本人になりたいとさえ願っていた。

だがその願いは叶えられることなく、生き急いだ天才画家は37歳の若さで自ら命を絶ってしまう。


彼は、弟のテオとその妻ヨーに支え続けられていた。

「この絵を部屋の中に飾ったら、まるでもうひとつ新しい窓ができるようだわ!」(ヨー)

画家と画商のゴッホ兄弟に、パリの日本人画商のパイオニア・林忠正とその弟子・加納重吉が深く関わっていく。


近代絵画の大きな分岐点となったジャポニズムと印象派。


そこにたゆたえども流れる熱い情熱と友情。

蕩々たるセーヌの流れが、常に変わることなく見守り続けてくれている。


アートを通して描かれる、原田マハの人間賛歌。

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紙の本

アートを通して描かれる、原田マハの人間賛歌。

2023/03/18 08:13

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る

炎の画家。
情熱の画家。
そして悲運の画家。

フィンセント・ファン・ゴッホ。

命の奥底から沸き出でる熱をキャンバスに描き続けたゴッホ。

物事を深く考えすぎ、絵を描くこと以外に全く関心を示さず、心の病と闘い続けた。

日本美術を愛し、日本を理想郷と信じた彼は、日本人になりたいとさえ願っていた。

だがその願いは叶えられることなく、生き急いだ天才画家は37歳の若さで自ら命を絶ってしまう。


彼は、弟のテオとその妻ヨーに支え続けられていた。

「この絵を部屋の中に飾ったら、まるでもうひとつ新しい窓ができるようだわ!」(ヨー)

画家と画商のゴッホ兄弟に、パリの日本人画商のパイオニア・林忠正とその弟子・加納重吉が深く関わっていく。


近代絵画の大きな分岐点となったジャポニズムと印象派。


そこにたゆたえども流れる熱い情熱と友情。

蕩々たるセーヌの流れが、常に変わることなく見守り続けてくれている。


アートを通して描かれる、原田マハの人間賛歌。

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紙の本

フィクションだけど

2022/03/13 17:27

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぶひぶひ - この投稿者のレビュー一覧を見る

【ネタばれ】

画家であるファン・ゴッホと弟の画商テオ、日本人の画商の林と加納。ゴッホを支えるテオの苦悩とテオの苦しみを支える加納。そして林がゴッホに言った言葉、「たゆたえども、決して沈まずに」この言葉をゴッホは死ぬまで心に刻んでいた。実際は林とゴッホは接触してなかったかもしれない。その2人やテオ、加納を繋げて、日本人とゴッホの関係が深くなっていて、とても物語に引き込まれた。(アートフィクション)

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紙の本

この時代にタイムスリップしてゴッホの絵を買い占めたい

2021/10/19 22:51

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

アンリ・ルソーを描いた「楽園のカンヴァス」、ピカソのゲルニカを題材にした「暗幕のゲルニカ」、と読んできて、今回はゴッホの弟のテオと画商に勤める日本人・重吉を主役にした「たゆたえども沈まず」。「ここに描かれていることは、事実に近いものに違いない」と勝手に決めつけて読んでいた、ところが解説を書かれている阪大教授の圀府寺司先生によると、重吉は架空の人物で、重吉が勤めている画商のオーナー林忠正(実在の人物)とテオに交際があったという事実があったかどうかを不明だという、そして教授は「いいなあ、話が作れて」ともらしてしまう。パリ時代のゴッホのことは、あまり記録がないのだという、だから作者はのびのびとテオと重吉をパリで活躍させている。ああ、この時代にタイムスリップしてゴッホの絵を買い占めたいと最後に呟いてみた

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紙の本

読むのがやめられない

2021/10/11 10:46

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:メロンクリームソーダ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る

美術館に行きたくていてもたってもいられなくなります。知人に勧められて購入しましたが、もっと早く出会いたかったです。

ゴッホにまつわるお話ですが、ゴッホ本人ではなくフランスで画商をやっているゴッホの弟テオと、浮世絵などの日本の絵をフランスで売る日本人画商にスポットライトを当てていて、教科書で見たことがある、知っている作品も多く出てくるのでワクワクします

仕事中も続きが気になって仕方ありません。是非!

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紙の本

ゴッホの身勝手さに怒

2024/03/02 14:58

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る

ゴッホ兄弟と日本人の友人との交流を描いたストーリー。いつもながら、どこまでがフィクションなのか、ノンフィクションなのかはわかりませんが、日本の浮世絵のこととか、フランスでのその人気ぶりとか、へぇーと思いながら読みました。でもゴッホってすごく勝手な人だなぁ、弟に資金を全部出してもらって、好きなようにさせてもらっているのに、なんだかなあ、こんな人だったのかなぁとちょっとモヤモヤしました。そしてその死の結末も、ほんと身勝手、弟も残されたヨーも気の毒に思いました。芸術家ってこんなのかな。

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紙の本

弟テオとの絆

2024/02/04 08:24

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る

狂気の印象が強かったゴッホの印象が変わりました。原田マハさんのアート小説は、現実感があり本当にそうだったのかもと思える迫力があります。ゴッホと弟テオとの絆、やりきれない思いなど胸に迫り、いつまでも心にたゆたう感じがします。

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