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紙の本
「色々な世代の方達に」
2020/06/05 09:38
5人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:いち - この投稿者のレビュー一覧を見る
過去・現在・将来の日本に対して「警告と提言」を伝えている書籍である。
日本の問題点について「何故日本は問題点を理解しているのに変わらないのか?」ということを伝えている。それは私自身にもあてはまることだが「現在の日本が成り立っているのだからそのままで良い」という考え方が根付いているのではないか?と私は思う。
書籍では「ここが日本の問題点という警告」と「こうすれば日本は良くなるという提言」が満載である。
ポイントは「精神論で伝えるのではなく数字・ファクト・ファクトの3点で伝えること」である。精神論が大事な時もあるがメインではない。知りたいことは事実である。
参考になったことは「人間には大きな差がない」ということを学べたことである。
紙の本
好きなことをすることが一番幸せ
2021/01/24 21:36
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:だい - この投稿者のレビュー一覧を見る
○社会とどう向き合うべきか
年齢は関係なく、しんどいと思ったら引退すればいい
少子高齢化においては、オール・サポーティング・オールへの発想の転換が必要であり、所得税と住民票から消費税とマイナンバーで回すパラダイムシフトを行わなくてはならない
働き方改革を行い、人に会い、本を読み、外に出かけ刺激を受ける「飯・風呂・寝」の低学歴から「人・本・旅」の高学歴社会へと切り替えなければならない
○老後の孤独と家族とお金
老後の孤独というテーマは問題設定が間違いで、働く人を大事にしない労働慣行の問題である
人間には向上心があるので“ここを変えたい”という気持ちが必ずある
今、自分ががいるポジションで自分ができることに取り組んでいく生き方こそ、生き甲斐や働き甲斐に繋がっていく
人は誰か共感してくれる人が一緒にいるほうが楽しいもの
健康寿命を伸ばすには働き続けることが一番有効である
これまでの経験の蓄積に頼らず、新しい物事を勉強し、チャレンジしていく事が大切になってくる
“人・本・旅”により自己投資し、自分にできる事が増えれば仕事のチャンスも増え、自分のコンテンツも豊かになる
○自分への投資と学び続け
老後のお金の心配をするより、自己投資にお金をかけて、自分ができることを増やしていけば、人生の選択肢が増える
物事は時間軸と空間軸で見る事が重要
エビデンスたる“数字”と、“ファクト(事実)”を拠り所とした“ロジック”を積み上げていくこと
新しい世界に知るには関係法令を勉強して、その立て付けを把握することが大切
人間の成長には完成も終わりもないので、大人になっても一生勉強し続ける必要がある
”教養=知識×考える力”
教養がある人は、ない人に比べ豊かで楽しい人生がおくれる
考える力を身につけるには、最初は考える力の高い人の真似から入り、試行錯誤を繰り返しながら、自分のモノにしていく
議論は同じ属性が集まったチームより、色々な属性を混ぜたチームの方が面白い発想が出てくる
○世界の見方を歴史に学ぶ
世の中を理解するために必要な古典
・想像の共同体 ベネディクト・アンダーソン
・近代世界システム ウオーラーステイン
・国富論 アダム・スミス
・道徳感情論 アダム・スミス
・統治二論 ジョン・ロック
・種の起源 ダーウィン
歴史的事実とフィクションを分けて考える
・陰謀の日本中世史 呉座勇一
データに基づいて世界を見る
・ファクトフルネス
指導者がいかに重要かを知る
・夢遊病者たち クリストファー・クラーク
○持続可能性の高い社会を子供達に残す
・良いリーダーを選ぶ
選挙に行って投票すること
政府と市民は対立するものではなく、政府は選挙を通じて作っていくもの
・議論、コミュニケーションのやり方
ベースになるのは“数字・ファクト・ロジック”である
残念ながら、世の中では根拠なき精神論やエピソードを延々と述べる議論がまかり通っている
これは日本の社会が低学歴の構造になっているためである
我々が今一番若いのは今この時、思い立ったら、すぐ行動すること
必ずしも自分の好みでない誰かが決めたパターンにわざわざ自分からはまりに行く必要はない
人間は一所懸命に好きなことをするのが一番幸せだということ
紙の本
博学さに感動
2020/12/03 10:23
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ピーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
この方のモットーは「人・本・旅」。
それ故、何と博識な方か。
様々な分野の本を読まれ、自分のものになさっている。
題名は「還暦からの底力」だが、それまでの自分磨きが今日に繋がっていると思うと、今からでもぼんやり出来ない。
歴史の解説?!も余り歴史に興味の無い私でも、納得して読めた。
やっぱり知識があるということは人生が色んな角度から豊かに、楽しくなるような気がした。
紙の本
生き方
2024/01/07 19:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
還暦を迎えてからの生き方がよくわかり、よかったです。いろいろなことから学ぶ姿勢の大切さに、気づかされました。
紙の本
今が1番若い
2022/12/29 23:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:安堵 玲 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「明日に先送りしたら1日年を取るのだから、何でも今すぐに早く始めたほうがいいに決まっています。いまこの時のあなたが一番若いのに、なぜいますぐ始めないのか。」(P234)
まさにその通り。学びのヒントが詰まった1冊です。
電子書籍
元気をもらった
2022/11/24 19:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:シンバリスト - この投稿者のレビュー一覧を見る
第2の人生の船出にあたり、自信を失いかけていたが、人生は常に学びであるということを再認識させられた。
電子書籍
少子化と男女差別
2021/02/08 18:42
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:宮本武蔵 - この投稿者のレビュー一覧を見る
オリパラ組織委員会の森会長の女性蔑視発言が国際社会で問題になっています。 本書に『社会構造が意識を作るのだから先に男女差別を無くさない限り、少子化問題の解決も社会の進歩もない』とあるように、日本の構造的な問題が解決できず長期にわたって停滞している根本原因は、国の舵取りをする人にあると実感した今日この頃です。
電子書籍
勇気が出てくる本
2020/09/28 16:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:atom1955 - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分も高齢者保険手帳が送られて来て、いよいよ老人の仲間入りと自覚させられましたが、この本は老人なんて区別はやめて、好きなことをやりましょうと言ってくれます。
電子書籍
初めて読んでみた
2020/05/28 09:41
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:いのぜい - この投稿者のレビュー一覧を見る
出口治明さんの本を初めて読んでみました。出口さんよりも少し若いだけですの私ですが、全く同感です。