電子書籍
スケール大きい
2023/09/14 21:02
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
スケールが大きくて、ドラマが壮大で、SFとしても、大河ドラマみたいな感じです。絶対もすごいし。人類に絶望した天体物理学者・葉文潔(イエ・ウェンジエ)が宇宙に向けて発信したメッセージは、三つの太陽を持つ異星文明・三体世界に届きます。
紙の本
雰囲気が変わり
2023/05/30 15:29
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投稿者:R - この投稿者のレビュー一覧を見る
間隔の短い場面転換がテンポの良さを感じさせる。
地球側の情報は三体人にだだ漏れ。下巻に向けて知恵比べがたのしみ。
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地球人類vs三体文明 直接対決まであと400年をどう過ごす? 宇宙船作ってみんなで脱出すれば良いのでは…と思ったら、それはなしでよろしくと言われてしまって詰んだ。秘密裏に作戦を立てる面壁者(ウォールフェイサー)とそれを打ち破ろうとする破壁人(ウォールブレイカー)の対決が面白かった!前作のキャラがスポット参戦してくるのも楽しい。史強(シー・チアン)は相変わらずカッコいい!
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私は、本格的なSF小説を読んだのは『三体Ⅰ』がおそらく初めてだと思います。
『三体Ⅰ』はよくわからない部分も多かったのですが、バーチャルゲームの三体世界が非常に面白かった印象があります。
最後は三体文明が地球を侵略する計画が明らかになりました。
今回の『三体Ⅱ黒暗森林』はその続編です。
今回は主人公ルオ・ジーの行動が一番面白かったです。
以下完全にネタバレですので、これから読まれる方はご注意ください。
三体文明が智子(ソフォン)という改造された陽子を地球に発射します。人類の活動は智子に監視されています。
智子の監視の唯一の盲点は「人間の思考」なので、対する人間は「面壁計画」を実行し、四人の「面壁者」が選ばれます。
面壁者は三体文明と全人類を騙さなければなりません。
その面壁者四名は、この小説の主人公であるルオ・ジーという『三体Ⅰ』の主人公葉文潔とも面識のある、全く無名の天文学者。あとの三人はフレデリック・タイラー、マニュエル・レイ・ティアス、ビル・ハインズ。
三人三様の計画を立てようとしますが、三体世界が最も重要視して恐れているのはルオ・ジーのみ。かなり以前から三体世界はルオ・ジーを暗殺しようとしてきていたのです。
そしてルオ・ジーは全くのマイペースで、面壁者としての権利を利用して、美味しいお酒を用意させたり、享楽的な生活をし始め、果ては自分好みの理想の女性まで連れてこさせ、家庭生活を営み始めます。
しかし、その生活は邪魔が入り長続きはしませんでした。
ルオ・ジーは三体世界に打ち勝つことができるのか…。
(下巻に続く)
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前作にハマってしまい、ほくほくとして手に入れる。
P.22『わたしはお前たちが怖い』
相変わらず壮大である。
続編だから少しは壮大さが失われ、ちょいと細々した物語に移行するのかと思いきや、壮大。
人類の倫理問題にも切り込む。無知のヴェール、平等・公平といった観点も含まれる。
中盤からはまるで『宇宙空母ギャラクティカ』(尚リメイク版)を彷彿とさせる。
選ばれた人間、妄想的知覚等々、さらにはあんな兵器やこんな国の人たちまで・・
ハードSFらしい舞台装置がこれでもか、と盛り込まれた古き良き物語。
読みながらも、にたにたしてしまう。
そして、危機にあって市井の人たちの生活が変わる様も、ほんの少しではあるけども垣間見える。
徐々にだが確実に異星人侵略の影響が社会へ広がってゆく様子は異星人侵略ディストピアものらしい描写だ。
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第二部。
時代が移り、メインの登場人物も変わっている。三体人に対処するための「面壁計画」が行われ、俄然話がおもしろくなってきた。
正直、第一部はVRゲームの内容が理解不能で読み進めるのがつらかったのだけれど、こちらはさくさく読めた。
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また寝ずに読み耽ってしまった。
えげつない科学力と戦法使うくせに、策略に弱すぎる三体文明。かわいい。
このまま呉越同舟、平和的に終わってほしいが…
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面壁者(ウォールフェイサー)は自分以外のすべての人類を、そして三体世界人を騙し通さなければならない。
それぞれのウォールフェイサーの企みを暴くために派遣される破壁人(ウォールブレイカー)。
地球存亡を賭けた騙し合い。
凄く面白い。
先を想像しながら読み進めるのがたまらない。
でも、いつまで経っても主人公である羅輯(ルオジー)が活躍しない。
これは、あれだな、下巻に見せ場が来るんだろうなあ。
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いよいよ地球侵攻の三体艦隊が400年後に太陽系に到達することが明らかとなった。そこで人類は4人の面壁者を選び、この4人にそれぞれ人類の勝利方法を考案させ、その実現を主導させるため、各人は強大な特権を与えられ、国際社会は彼らの要求の全てを実施することになる。彼らは智子の為に革新的技術発見が不可能となった今、現行科学の発展の範囲内で勝つ方法を考えなければならない。上巻はこれら面壁者がこの終末的な地球において何を考え、立案し、実行に移すのかが話の中心となる。ただ羅輯だけは、一見自己の欲求(自然環境や妻や子といった美しさに囲まれる生活)のみを望んでいるようだが…。それらの計画も明らかになってみると、結構独創的な案もある。(カミカゼ作戦はしょうもないが、太陽系の消滅を人質に三体艦隊の降伏を交渉するのは、最終オプションとして残しても良かったと思うが)そして面壁者は自身の計画の進捗を夢見て人口冬眠に入る。
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なかなか話が始まらず、何度も読みさしては放置していたが、四人の面壁者が現れてからは怒涛の展開。あっという間に下巻に進みます。
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三部作の第2部であり、上下巻の上巻です。
地球人に対して圧倒的に力が上回る三体人に絶望的な空気が漂う世界で希望を持つ人達の物語、というのは言い過ぎでしょうか。
第一部でもアッと驚かせる仕掛け、ネタバレ風の面白みがありましたが今作でもそれは健在で、読んでいただかないと面白さが伝わらないのがもどかしいですね。
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「SFっていうレベルじゃねーぞ!」と思わずプレステ3発売日のようなセリフが口から出てしまう傑作。前作も大層面白かったが、第二部の本作は前作を遥かに上回る完成度。
あまりにもこちらの想像を裏切るストーリーの連続でページが止まらない。ネタバレしてしまうので詳細は書かないが、一番衝撃を受けたのは、危機に陥って地球を脱した複数の宇宙船が、各船単体では航行するのに十分な燃料・エネルギーがないという事実を突きつけられた場面だった。論理的に考えれば確かにそのような行為に着地するということは理解できても、それが実際に現前するという事実を見せつけられた衝撃は大きい。
最終部の第三部作の邦訳を楽しみに待つ。
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智子によって量子コンピュータの開発を封じられたからどうなることかと思ったら、三体人の弱点は狡猾な思考が出来ないことで、精神的に発達しているわけではなくなんとも可愛いところだ。精神レベルが高度に発達していることは描けないのかなと思った。騙し合いが出来ないことを利用して戦略的に戦うのではなく別のアプローチが有効で、結構拍子抜けだった。
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日本でも人気の中国産SF小説「三体」の続編「三体2」の上巻。まさに続編といった感じで前作の登場人物もちらほら登場するし、スケールも格段にアップしている(「三体」読んだ人全員にオススメできる内容)。本巻では、三体艦隊との決戦を視野に入れて人類の代表者4名(面壁者)が選出され、その4名の取る行動・決断がテーマとなっている。「三体2」は3部作中の2部作目という位置づけで、ホップ・ステップ・ジャンプでいうホップの部分といったところ。滅茶苦茶気になるラストで下巻へ続くので、すぐに下巻も読んでみたい。
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一巻でも評価が難しかったけど、ますます評価がしづらくなってきた。
一巻で三体世界から宇宙人が攻めてくるぞ!がラストシーンだった。
二巻からは、三体世界からの侵攻に対して、面壁者を世界から四人を選び出し、彼らに防衛計画を立案させるというもの。
三体世界は外界に対するコミュニケーションを全て察知されてしまうため、面壁者には自らの思考のみで計画を立案することが求められる。
四人目の面壁者、羅輯はかつて自分が理想としていた女性を探すように指示し探し出す。
理想の生活をしていたはずだったが、妻と子はある日突然姿を消す。
三体艦隊到着まで、4光年強。
地球への侵攻は4世紀後と予測される。
4世紀に渡る三体世界からの侵略者からの防衛計画が始まる。
という内容なのだが、本当に評価に困る。
面白いか?と言われると面白くなりそうだから読み進めてるけど、イマイチまだ面白くない。
本当に、面白くなるんでしょうかと一抹の不安を抱えつつ二巻(下)に続く。