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『記号の知/メディアの知』の改題文庫化。めでたい。
というのも、私は大学で教えているのだが、記号論あるいはメディア論の入門としていつも学生に薦めてきたが、値のはる単行本であり、案外図書館になく、読んでもらえないこともままあったから、こうして手に入りやすい形で再販されたことはとても嬉しい。
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1
ゴッホ「靴」とハイデガー
(大地・世界の分節)
リルケ「アメリカ的」
「赤いモデル」
マグリットのモチーフとフロイトの精神分析(無意識)
ウォーホル「ダイヤモンド・ダスト・シューズ」のメディア、simulacreに対する批評(メディア、モノのあいだ)
ポップアート化、広告化
2
クレー『造形思考』
言語記号による言語活動の意味作用による意味活動
記号は同一性よりも「反復」=ソシュールの共時態
3
多元性 multimedia マルチモーダル
4
メディア
147 物質的なモノが、記号活動を支える媒質と化した状態
=物質+記号
マクルーハン「メディアは人間の身体の拡張である」
「感覚比率」
「グーテンベルクの銀河系」=視覚優位の文化
5
6
バルトと東京(パリンプセスト都市)
「空虚な中心」
パリンプセスト状態
7
8
カラヴァッジョ「ナルシス」
森山泰昌 自己像と美の問題
9
象徴政治
象徴活動ゆえ忘却の回路ができる
10
11
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類像記号……事物そのものを表す。例 言葉や似顔絵等
指標記号……事物があって初めて存在する記号 例 それ 足跡 立ち上る煙 人差し指で指す指
象徴記号……人間によって恣意的に決められた法則に則って対象と記号の関係を決める。 例 花 車等の頭の中にしか存在しない抽象的なもの。
「象徴記号は特定の個々のものを指示することができない」