紙の本
現実がつらくなったときにおススメ
2023/05/07 17:48
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投稿者:みみりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
コンビニを舞台に繰り広げられる人間模様。
最初はギャクかと思ったけれど、
ここは登場人物が抱える悩みへの手が差し伸べられる場所でもある。
好きだったレスリングを辞めたアルバイトの野宮。
漫画家という夢と現実のはざまに陥った常連客の桐山。
自分の幼なじみ美月がクラスの女王であり、彼女に逆らえない梓。
等々、それぞれ悩みがあるが、解決へ向かっていく。
仕事や家庭など現実がつらくなったときに読むと、頑張ってみようかなと思える本。
ちなみに私もGW明けの仕事が憂鬱だったけれど、この本を読んで前向きに考えられた。
紙の本
ハートフルなお仕事短編集
2022/02/18 23:29
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投稿者:kochimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作者様の本は
キツめのお話しか読んだことがなくて迷ったのですが、
設定が謎すぎて手に取ったら、
笑いあり、涙あり(笑い泣き含む)の
ハートフルなお仕事短編集でした。
様々な愛情の形を見せてくれるそれぞれの作品は
登場人物どうしが緩く繋がっているので、
自分もテンダネスファミリーになった気分で心温まります。
最後に店長周辺の情報が大放出されますが、
それを踏まえて再読すると、
さらに!楽しいですよー。
紙の本
期待せず読んだら面白かった
2021/09/11 09:55
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投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
門司港にあるコンビニを舞台にした短編集。無駄にフェロモンをまき散らしている店長とそのお兄さんの何でも屋さんが近所の人々との触れ合いを通じて、人々の悩みや葛藤に寄り添い、そっと背中を押していく内容。新潮文庫100冊に選ばれていたので、それ以上の理由も期待もなく読みましたが、ほっこり心が温かくなる話ばかりで面白かったです。
紙の本
フェロ店長
2020/10/01 20:38
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
フェロモンが泉のように湧く男・三彦が店長のコンビニに老若男女が集い、様々な人間模様を織りなす心温まるお話。
店長を巡ってキャットファイトが勃発することもあるけど、お話の中心に店長がいるわけではない・・・。夜の蛍光灯に虫が集まるように人々が集まり、問題を起こしてく。あれ?店長どこ?て感じ(笑)本人は真面目に仕事しています。
「兄弟」とは店長のお兄さんも近くで仕事してるから。お兄さんも謎を残してます。
最後のお話で店長の実家の様子が出てきたり、妹が出てきたり、続きが出る予感が。
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ずっと気になっていた町田そのこ!
文庫化になるまで待ってたけどなかなか出ないな~と思ったら今作に出会った!
表紙が乙女ゲーム仕様だしキャラもラノベチックだからうーんと思って読み始めたけど、
中はしっかりとしたお話。胸にくる切なさと面白さ。
いろんな温度の話が楽しめて読んでよかった!
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町田そのこよ…
君はなぜこんなにも魅力的な人間を言葉という武器だけで表現できるのか。
その秘訣をわたしにだけ教えてくれないかしら。
あたりまえだけれど小説には文字しかない。
イラストによる表情の補足も、映像や音楽や俳優の演技の助けもない。
言葉というたったひとつの武器だけで、町や人をつくり、感情を宿らせ、そこに彼らだけの世界を作る。
文字だけなのに。
どうしてわたしはこの作品に登場するすべての登場人物の顔が浮かぶのだろう。
笑顔も泣き顔も困ったような顔も照れた顔もぜんぶ見える。
魅力的で困るくらいだよ。
わたしもこのコンビニの常連になりたいし、この世界に一部になれたらいいのになぁ。
兄弟の関係性も最高だし、光莉さんのカラッとした空気も好き。
ご本人が推してくれた通りわたしも四目と五話がすきだなぁ。
(もう少し若ければ三話がもっと深く刺さったかも)
またこの兄弟に会えますように。
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光莉さんのマンガ読ませてほしいー!
こんなコンビニ我が家の近くにもないかなー。
わたしはツギくんに会いたいよ一緒にご飯食べたいよ。
四話目が素敵だった。五話目もいい。そして三隅さんのあの感じすごく好きだな…。
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初めはイケメン店長という設定に頼ってる気がして読む気になれなかったんだけど、他の登場人物も魅力的だし、年齢や環境がさまざまなお話をどれもあたたかく描いていてよかった!
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最初は門司港が自分のゆかりの土地だったから買ってみて、読みはじめは変な本買っちゃったなと思っていたけど、最後まで読んでみたら、続編は出ないのかな?出たらまた読みたいなって思えた。
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初読みの作家さん。
門司港のコンビニが舞台。
フェロモンだだ漏れの店長は、一歩間違えたらいけ好かないキャラになりそうだけど、彼の場合はひたすらいい人。一緒に働く人達はその毒気(?)をものともしないし、反面お客さんは過剰に反応。関わる人達の悲喜こもごもも描かれて、とても面白かった!続編もありそうな気配。シリーズ化して欲しい作品。
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あー、なんだろ、傷んだ心をそっとやわらげてくれるような連作短編集。だれが読んでも幸せな気分になると思う。
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読んでいると気づかないうちにこっちまで店長の魅力に持っていかれそうになった!それくらい魅力が自然に描かれていて、キラキライケメンの美しいお顔まで想像しながら読めた。各物語で登場する人物たちも年代性別バラバラで色々な立場から物語が味わえた。なんといってもどの物語にもコンビニがそっと寄り添っているから、ちょっと切なかったりほっとするような気持ちの物語を身近に感じて味わうことができた。
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町田さんの最新刊。とても気楽に、ほっこり、そして時々涙。あぁ、良かった。続編希望。それぞれの今後や過去をもっと覗きたい。
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タイトルと表紙イラストが気になって何となく買ってしまいました。
キャラクターが独特で、スルスルと読めて期待以上。文章もちゃんとしててよかったです。
表紙の感じでラノベの作家さんなのかな?と思ったんですがそうじゃないんですね。なるほどです。著者の別な作品も気になってしまいました。
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フェロ店長ありきのストーリーですが、それぞれの人達の心情が丁寧描かれていて、安心して楽しく読めました。フェロ店長自身や、家族の物語はこの後の巻で書かれると思われるので、続編を楽しみに待ちたいです。三隅さんだけが、ちょっと好きになれない人でした。光莉も良い人なんだけど…スヌーピーの着ぐるみパジャマは受け入れられない…笑