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ギャング団からみの殺人事件。
麻薬依存から立ち直り、料理人として生活を立て直していた若者が、薬物の過剰摂取により死亡しているのが見つかります。
この若者はクラックの彼女の弟で、その縁からイヴが現場に立ち寄り、不審な点を発見、殺人事件と断定して捜査に乗り出します。
身勝手なギャング団メンバーの思惑によって犠牲者が増えてゆく中、きっちりと操作をまとめ、このような犠牲者を生み出した「ギャング」という構造そのものを破壊したイヴの努力は称賛に価すると思います。
いよいよ、ロークの建設・準備していた支援施設も完成間近となり、イヴとロークの「傷」を癒し、「システムからこぼれてしまった犠牲者」を救い上げる取り組みが実を結ぶ日も近そうです。
今回の作品は、ここ数巻の「ひねくれたエリート」ではなく、社会から零れ落ちたギャングが犯人でしたので、(システムの中で働く)法の番人としてのイヴの立ち位置が明瞭で、久しぶりに読みやすかったと思います。
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購入済み 読了
内容(「BOOK」データベースより)
自室で注射器を手にした青年の死体が発見された。同居していた優秀な心理学者の姉は、イヴとロークが犯罪に手を染める若者を救うべく設立した施設に採用されていた。彼女は「弟は道を踏み外した事もあったが今は立派に更生していた、薬物の過剰摂取などありえない」と取り乱す。彼のかつてのギャング仲間を捜査するイヴ。だがその矢先、容疑者の一人が惨殺死体となって発見される…。
このシリーズはいっつも一気に読んじゃうからゆっくりゆっくり読んでたのに、やっぱり途中から一気読み。
イヴとロークの事業がかたちになってきてそれがうれしい。
次回はその施設もでてくるのかなぁ。
更正する偉大さ、システムが弱者を救う社会。
イヴが何でどこが傷つくのか、もろくなるのか、理解してくれるロークがたのもしい。
やっとイヴは「食」の価値がわかったみたいね。
ギャラハットとサマーセットは相変わらずだけど、ベラがいなかったのがちょっと残念。
次も楽しみに待ちましょう。
Connections in Death by J.D.Robb
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ギャングから足を洗い麻薬を止め立ち直った青年が、麻薬の過剰接種です死んでいるのが発見された。
そこからギャング団まとめて逮捕まで。