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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
雑草は、引いても根が残っていたらそこから、または切れたりしたらすぐそこから伸びたりして、又、生えてくるし、本当に、生命力が強くて強くて……。それって、次世代へつなぐために、なんですね。No.1になるにはオンリー1……。
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『「雑草」という戦略 予測不能な時代をどう生き抜くか』(稲垣 栄洋著/日本実業出版社)vol.563
https://shirayu.com/blog/topstory/enlightenment/9461.html
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著書が一番書きたかった本なんじゃないか。
雑草は、次代につなぐという目的をぶらさない。
目的にそうなら、何でもする。
目的にそわないなら、やらない。
一方で、本を書きすぎるのも考えものかも。
他の本とほとんど同じ内容になってしまう。
これを避けるには、継続的に新しいことを
学び続けるしかないな、と。
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https://www.read4action.com/report/detail/?id=1927
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雑草の戦略から学ぶこと。
ナンバーワンになれるオンリーワンの場所で戦う。
戦う場所は絞る、武器は絞らない。
大切なことを見失わない。
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VUCA時代、予測不能な激しい変化が起こる場所で生き延びてきた雑草の戦略が役に立たないはずがない!
変化が少ない場所では木が強い
変化が大きい場所で強く生きてきたのが雑草
●雑草の戦略要素
・Competitive 競合型戦略
・Ruderal 乱発適応型
・Stress tolerance ストレス耐性型
●例えば、踏まれるスペシャリスト、オオバコ
・柔らかくしなやかで踏まれても折れない
・種子にネバネバ成分があり、靴の裏に着いて分布を広げる
・逆に踏まれないと成功しない状態、逆境を機会に変えたいい例
●例えば草刈りに耐えるススキやエノコログサ
・狩られないよう低い位置に穂を作り種子を実らす
・ゴルフ場では、ラフ、フェアウェイ、グリーンでは、違う高さに成長する種に進化している。
●例えば抜かれるスペシャリスト、カタバミ
・シードバンクを持っており、抜かれる等の刺激で種を蒔く
・シーズの語源はこれ。光を浴びたら種を広げる
●日本人にとっての雑草
・日本人は雑草をいい意味で使ってきた。
雑草魂
五大紋の一つ、カタバミ紋は戦国武将が好んで使ってた
天災の多い日本は変化を乗り越えることが強い
小よく大を制する
夏草や兵(つわもの)どもが夢の跡、松尾芭蕉
・西洋では悪い草=雑草=weed
いい草はハーブ
・日本こそが雑草に戦略を学ぶことのできる国
●変えることと変えないこと
・雑草は変化に対して変えていくが変えないこと=コアコンピタンスを持っている
・それは、種子を残すということ
●変化を生き抜く条件
①弱さを見つめ、強みに集中する
②シンプルにすることで新たな価値を生み出す
③できるだけ戦わない。変化によって生み出される新しい環境を整える
④戦う場所を絞り込む。オプションは絞込まない。
⑤安易な価値付けをせず、多様であることに価値を置く
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以下読んで学びになったことのメモ
### 1. 雑草という戦略
- 少よく大を制す
- 大きいのがいい時代から小さく変化に柔軟に対応できる雑草のほうが津小美時代になってきた
- 自分の得意なところで勝負する
- ナンバー1になれるオンリー1の場所で勝負
- 弱者の戦略
- 弱者が勝つには、「選択と集中」が大事
- 平場は強者が強い。環境、条件が悪いほど弱者にチャンスが生まれる
### 2. 雑草の成功法則
- 逆境をチャンスに変える
- 平場は強者が強い。環境、条件が悪いほど弱者にチャンスが生まれる
- 多様性
- 正解のない場合はいろいろな多様性を受けいれたほうが生存確率は上がる
- 戦う場所は選ぶ。武器は絞らない
- ドミナント戦略
- 同じ地域に同じようなお店を集中させる
- そこにいけば適当なお店に行っても手に入る、みたいな戦略
- コスモポリタン戦略
- スペシャリストではなく、ジェネラリストとなることで変化に強い人材になる
- ロゼット戦略
- みなが好まないストレスのある環境であえて勝負する戦略
- パラサイト戦略
- 自分で稼がず相手に養ってもらう戦略
- つる戦略
- アサガオのようにつるを立てる力は使わず茎に巻いてもらうように行きていく。その代わり成長速度だけは早い
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雑草の生存戦略は、ニッチかつ多様性のオプションを持つこと。木から雑草へのイノベーション、「踏まれても踏まれても立ち上がる」ではなく、わざわざ立ち上がるコストをかけずに、倒れたまま種子を残していく方策を考えて進化するという話に感銘を受けた。
グラスルーツ=草の根 と呼ばれる市民活動がどのようにして資本力や権力のある大企業や行政と闘っていくか。植物の、同じ土俵には"乗らない"したたかさから学びたい。
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・生物の世界で言えば、コアコンピタンスこそが、戦略で最も重要。
・ナンバー1になれるオンリー1の場所=ニッチ
・「自分の得意なところで勝負する」
・植物の戦略の要素
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・Ruderal 攪乱適応戦略で重要なのは「スピード」と「次への投資」
・弱者は逆境を歓迎しなければならない。強者が力を出すことのできない逆境こそ、弱者が勝利するチャンスがある。
・草取りをすればするほど、雑草は増えていく。
・安定した環境よりも、攪乱の起こる不安定な環境のほうが、多くのチャンスがある。
・植物も基本は、ポジショニング戦略である。
・どちらが正しいか分からないのであれば、両方もっておくことが正しい。
・日本人は、古くから「雑草」を見つめ「雑草」に学んできた。
・力で勝負するのではなく、力を受け流す。これが雑草の基本戦略である。
・「大切なことを見失わない」これこそが、本当の雑草魂なのだ。
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雑草は邪魔なものというイメージがあったが、日本人は雑草魂といったように雑草を好む傾向があるということを改めて感じた。
人間社会(ビジネス)と雑草が関連する部分もあり、「ナンバー1になれるオンリー1の場所」を見つけていきたいと思った。
また、変化や逆境を力に変える雑草の生き方を、日本人にも活かして行けたら良いかなと思う。
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『#雑草という戦略』
ほぼ日書評 Day708
なかなかに読み応えのある一冊。
植物界のCSR
C(competitive 競争)いわば普通の場所、最も競争が激しい(ニッチ度が低い)。日光をたくさん浴びられる、大きい方が有利、つまり草(雑草)が木に勝てる余地は小さい。
S(stress tolerance ストレス耐性)乾燥や日照不足、極端な暑さ寒さ等、植物が生きていくには厳しい環境で耐え忍ぶ力によって、強みを発揮する。乾燥環境のサボテンや高山植物等。
R(ruderal 撹乱適応)激しく変化する外部環境にしなやか、かつ、したたかに対応する能力を備えたもの…ダーウィンの「適者生存」に類する概念だ。
撹乱対応の仕方は多様。スズメノテッポウという同じ種でも、畑地型と水田型に分かれる。畑地方の方が、よりたくさんの小さな種子をつける。春に一度耕される水田にくらべ、いつ耕されるかわからない畑により対応したためだ。
オナモミは、ひとつの身の中に2つの種子を持つが、必ず一方は早く目を出し、もう一方は発芽に時間を要すると決まっている。タイミングをずらすことで、環境変化に少しでも対応余地を増やしている。
昆虫等に受粉を頼る他殖花と、自分の雌蕊と雄蕊だけで完結できる自殖花の2種類を併用する草もあるが、中でもミゾソバは、他殖花はよく目立つピンクの花を付けるが、自殖花は何と地中に蕾の状態で受粉する。そうすれば親と同じ状態(自らに適した環境)で芽吹く確率が高まるという戦略だ。
頻繁に草刈りが行われるゴルフ場で見かけるスズメノカタビラは、ラフからフェアウェイ、さらには3-5mm程度まで刈り込まれるグリーン上でも穂を伸ばせるように進化した。
自らは動けない植物においては、生育する環境ごとにナンバー1にならなければ生き残れない。「野に咲く一面の〇〇」というのは、他の種を駆逐した結果である。ただ、ほんのちょっとした環境の差異を見つけ、過酷な環境や、撹乱性の高い環境という、そのニッチでのみオンリー1になれるような習性を身につけるとことで「雑草」が生き残って来たというのは、我々にとっても示唆に富む内容だ。
その流れで最終章は、予想通りやや哲学的な話や日本人が雑草魂を愛する話に展開したが、ここはご愛嬌ということで。
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