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白人、西洋人、ハーフへの憧れ、英語を話せるようにならねばならぬことが当たり前になっていること、海外の人たちの中で感じる劣等感、そういうものも通じている気がして読んでみたい。
読了。これは理解するというより考え続ける、まさにファノンのように問い続けるものだろうとおもう。日記のようにその時の自分の思いを表している。決まった答えでなくて良いのかもしれない、それで。
アドラーを、この視点で読んだことはなかった。
過去の奴隷になる権利も義務も持たないと書く気持ち。27歳で!
彼が今も生きていたら、どういうことを語るだろう。
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1925年生まれの著者が27歳の時の作品だ。
白人(フランス)が統治する植民地(アンティル諸島、マルチニック島)に黒い皮膚を持って生まれ、人種差別を受ける黒人の精神性について、同じ島民の精神性を通じて深く切り込んでいる。
統治者である白人と同化する黒い皮膚の精神性に対して「白い仮面」として切り込んでいる。
今でこそ欧米での警察官の黒人に対する暴力等が人種差別として報道されるが、17世紀から20世紀にかけて奴隷としての黒人の非人間的な扱いが当然だった時代の傷は癒えるのだろうか。
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#英語 Black Skin, White Masks by Frantz Omar Fanon
#100分de名著 を見ながら #読書
難解でした
海老坂武さんによる「フランツ・ファノン」(人類の知的遺産78巻 )も読んでみたい
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難しかった。しかし、人種差別、特にアフリカ系への人種差別について考えるには必須の本だろう。おそらくほとんどの黒人と言われる人たちがどのような葛藤を経て、克服しているのか(またはできずに苦しんでいるのか)を克明に記している。この歴史も知らずして、人種差別主義者ではないとは言いにくい。知らないことで許されるものではないのは、全ての差別について言えることでもある。
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100分de名著で紹介され、なかなか読めずにいた本。黒人であること、植民地の出身であること。正直、現代の日本にいる私には想像することも難しい状況。だが、読んでいるとその複雑さの理解はできる。アメリカの黒人とは明らかに違うということも理解できる。ただ戦うということでは解決しない。植民地の恐ろしさ、怖さはそこにあるのではないかと思った。
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白人から黒人への差別について書かれていて、難しかったけど、漠然と重くて強い感情は感じた気がする。でも僕は黒人と日本人とのハーフだけど、そのことをあまり意識せずに生活出来てるのは、周りにいてくれる人達のおかげかもしれないな。
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文化的強制と肌の乳白化によって自己アイデンティティを否定し白い仮面を被る黒人。「私は白人文化で育った黒人だ。アフリカの黒人とは違う」と無意識に思っていたことに気づいた瞬間、自分の中の常識が崩れ、自分はただの劣等感の塊、醜いコンプレックスの塊であることを知る。
人間味溢れるファノンの力強い文章。白人が…黒人が…ではなく、社会が、そして人間が、自己の自由を否定しない世界になることを訴えた名著。