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UXというか、デザインの優劣がその製品の生命をきめてしまう。工業製品として、ITを含めてデザインがどのような影響をあたえているかをサプライヤーの立場から眺めた書。
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[出典]
キーワード: Edmondson,Amy
@武蔵野市図書館
↑「心理的安全性のつくりかた」 石井遼介
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『#デザイン思考の教科書』
ほぼ日書評 Day571
はじめに、本書は「教科書」といいつつ、デザインシンキング・ベースのプロジェクトやセッションを"まわす"ための"How"を記した本ではない。
内容的には、ハーバード・ビジネス・レビューに掲載された"デザイン思考"に関連する論文TOP10を編んだ一冊で、クリステンセンをはじめ著名な執筆者が名を連ねる。
個々の文章は、それぞれ学びが多いのであるが、評者にとっての最大の学びは、デザイン思考の"What"(何を作るのか)および、"Why"(なぜそうすべきなのか)が真正面から扱われていたことだ。
「これは、アレだな」(Day569参照)の体でいえば、"デザインシンキング"の真骨頂とは、日本人にとってお馴染みの"根回し"なのだ。
「相手の立場になってみる」とか言っても、それは結局、反対されない、文句を言われないための方便である。逆に言えば、"根回し"さえ上手くいけば、どんなに奇想天外な(イノベーティブな)ことでも、世に受け入れられることとなる。
「医師の時間よりも患者の時間のほうが重要だと見なされているとしたら、どうすべきか」とスタッフに自問してもらう。
Job to be done(片付けるべき用事)、これを"done"にすることこそが「真のニーズ」である。
表現は様々なれど、実に同じことを言っているではないか。
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『デザイン思考の教科書』
【購読動機】
デザインもデザイン的思考についても、まったくもって得意ではない分野です。だから、そのまま放置していいはずもなく、少しでも知っておきたい領域です。
そこで、デザイン思考って何だろう?という基本的なことから学んでみることにしたのでした。
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【本書】
ハーバードビジネスレビューに寄稿している論文が複数記載されています。学者の理論系とペプシのようなビジネス界での実践系の2種の論文が1:1の割合で記述されています。
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【読み終えて】
デザイン思考とは、言葉のとおりに解釈すれば「デザインを思考する」となります。また、このデザインは、形式的美を指しているようにも思いがちです。
本書を読むことで、上記の考え方に「偏り」があると理解できます。
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【学び・理解】
1)デザイン思考の定義とは?
①ユーザーが何を欲し、必要としているのか?
②製造、マーケティング、営業そしてアフターフォローまでのプロセスを通じて、ユーザー側の好き・嫌いを鑑みた体験を提供すること。
2)誰に働きかけて「機会」をつくるのか?
①顧客に対する観察、洞察を通じて、顧客が片づけたい用事を見つけること。
②顧客になっていない、見込み客への監察、洞察を通じて、片づけている用事、片づけることができていない用事を見つけること。
※②が、(新)市場を大きく取ることにつながる。
3)どのように実現するプロセスをつくっていくのか?
デザイン思考とアジャイル思考の違い。
デザイン思考は、アイデアを対象。具体的には、アイデアを広げて深くすることに重きをおく。自社組織内+外部組織との協業含む。
アジャイル思考は、プロダクトを対象。いかに早くパイロット版をリリースして、フィードバックを獲得していくか?に重きを置く。