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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
仏教美術の専門家がオススメの仏像を厳選して紹介。
仏像の美しさや魅力を分かりやすく紹介解説してあります。
仏像愛が伝わってくるし、仏像に会いに行きたくなりますね。
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仏像にはそれぞれ、作った人、守り伝えてきた人の願いが込められています。仏像一つ一つに込められた願いや、背景にある歴史物語を知ることで、仏像との本当の出会いが訪れることでしょう。また、仏像に魅せられた写真家たちの仏像愛あふれる写真でその素晴らしさを知ることができるのも魅力です。<紹介する仏像の例>
【薬師寺 薬師如来】奈良時代から病気平癒の願いを聞き届けてきた、白鳳美術の最高峰
【興福寺 阿修羅】子を亡くした光明皇后が作らせた、少年のような表情の八部衆
【東大寺 盧舎那仏】聖武天皇が民の力を集めて建立した大仏
【円成寺 大日如来】スーパーリアルに打ち込んだ、あの運慶のデビュー作
【秋篠寺 伎芸天】菩薩にも見まごう「東洋のミューズ」
【聖林寺 十一面観音】フェノロサ、白洲正子、和辻哲郎…あまたの美術史家や作家を虜にした優しい仏像
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仏像に関する本もそれなりに読んできましたが、この本は、かなり主観に寄った仏像本だと思います。だから、好き嫌いは分かれるとは思います。私は、この本はけっこう気に入りました。もちろん、主観だけに頼った偏愛の記述であれば読むに堪えません。客観的な審美観をしっかりもっています。そのうえで、仏像を思う愛情みたいなものが、じんわりと本全体を包み込んでいるような気がしました。【2022年9月10日読了】
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<目次>
第1章 飛鳥・白鳳時代
第2章 奈良時代
第3章 平安時代
第4章 鎌倉時代
<内容>
元奈良国立博物館の学芸部長による、53体の仏像紹介本。基本見開き2ページ、優しく説いているのでわかりやすい。いくつか知らない仏もいた。やはり奈良に行くなら、仏像だなと再発見した。
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初心者向けの仏像写真集。
それぞれの仏像について、見開き2ページ(例外あり)を使って写真と著者のイチオシポイントで構成されており、とても読みやすい。
コンパクトにまとまっているので1体ごとの情報量は少なめだが、仏像に対する著者の愛情をページごとに感じた。
また、当たり前かもしれないが、仏像の素晴らしさを表現する言葉はとても美しい。「愛らしい」「なんとも幸せそうな微笑み」、「好きで好きでたまらない」など、読み進めるだけで心が温まる。
一番のお気に入りは奈良・中宮寺の菩薩半跏像。美しい以外の言葉が出ない。
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写真と解説。オーソドックスだが奈良の仏像がほとんど。西山氏の好みあるいは経歴(元奈良国立博物館勤務)によるものか。とは言っても取り上げられた像自体は名品ばかりだし悪くはないのだが…
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主だった仏像のエピソードは分かったが、作り方とか、
「どうしてそういう作り方やスタイルに変わったか」の歴史的背景にかけていたので、その昔読んだ「仏像のひみつ」のような感動や嬉しさはなかったかな…。