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推し、燃ゆ みんなのレビュー

第7回沖縄書店大賞 受賞作品 164(2020下半期)芥川賞 受賞作品

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みんなのレビュー1,900件

みんなの評価3.4

評価内訳

1,870 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

不安定の中の安定

2020/12/08 09:21

12人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:うえありひろ - この投稿者のレビュー一覧を見る

『推し、燃ゆ』というタイトルが絶妙。

推しているアイドルがネットニュースやSNSで炎上しているところから話は始まる。

主人公のあかりは高校生で、
「みんなが難なくこなせる何気ない生活もままならなくて、その皺寄せにぐちゃぐちゃ苦しんでばかりいる。だけど推しを推すことがあたしの生活の中心で絶対で、それだけは何をおいても明確だった。中心っていうか、背骨かな。」
と話す。
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表面のストーリーだけを追えば“アイドルに熱心なファンの話”なのだけど、一心に想うことが生きる糧になっている姿に純粋さと危うさを感じる物語だった。

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紙の本

今回の受賞作は、「推し」

2021/02/23 15:34

6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

第164回芥川賞受賞作。(2021年)
 今回はまだ21歳(芥川賞歴代3番目に若い受賞だそうで)の現役の大学生の受賞ということで、何かと話題になっていて、先日も本屋さんの店頭でこの本を手にした女子高校生を見かけて、久しぶりに芥川賞もいいものだと感じた。
 今回の選評では「性も違い世代もかけ離れ、せいぜい日本人という共通点がある程度」という松浦寿輝委員が「異星人」のような主人公に「一応知的に理解はしても、何一つ共感することがない」と、年をとった読者の代弁のような書き出しが目についた。
 但し、松浦委員のこの後がいい。
 「にもかかわらず、リズム感の良い文章を読み進めて(中略)共感とも感情移入ともまったく無縁な心の震えに、自分でも途惑わざるをえなかった。」
 まったく同感である。
 「推し」という言葉さえ知らない世代ながら、一気に読ませる文章の力に、ここでも久しぶりに芥川賞はいいものだと感じた。

 なんといっても、松浦委員がいう「異星人」のような主人公あかりの造形がいい。
 事件を起こしたアイドルの一途に「推し」、事件後も見捨てることもないあかり。出来の悪い彼女は姉にも母からも辛くあたられ、「推し」を支えることが自身の「背骨」のように感じている。
 「異星人」のような主人公でありながら、あかりはやはり青春小説の主人公である、怒りや絶望やその果てにある希望などを持った若者像であることが、この小説に安心感を与えているように思う。

 若い読者にとって、この作品は抱きしめたくなるような、そんな出来上がりといっていいのではないだろうか。

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電子書籍

現代に読まれる本

2021/02/04 14:53

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Chii - この投稿者のレビュー一覧を見る

タイトル通り、現代だからこそ描け、現代だからこそ読まれるべき本だと感じました。
主人公の滅びの過程は、果たして主人公だけのせいなのだろうかと思いました。家庭が与える影響は計り知れないもので、思春期なら特に。

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紙の本

推しがいる人に勧めたい作品

2023/04/16 14:40

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者: - この投稿者のレビュー一覧を見る

実際に推しがいる人に是非、読んで貰いたい作品。
主人公の推しに対する気持ちというか価値観に私は共感できたし、他にも共感できる人は沢山いると思う。
最後の文、私は未だに理解できていないけど面白い作品だったと思う。

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紙の本

描写がすごい

2021/03/28 22:51

4人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ららら - この投稿者のレビュー一覧を見る

主人公の心情を捉えた描写は特に引き込まれます。

休みのなのに雨の日に読みましたが、色々と考えさせられました。読んでよかったです。

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電子書籍

心がギュッとなる

2023/02/22 13:16

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぷりん - この投稿者のレビュー一覧を見る

「切ない」
この言葉が最もはじめに来る感情。
「すれ違い」
実生活でも、すれ違いの連続ではないでしょうか。気付いている場合もあるけど、すれ違っている事に気付かないこともあるのかもしれない。

著者、茂木桂樹の「おかえり」もオススメです。

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電子書籍

大人への成長をこう書いてきたか

2022/06/27 22:02

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:象太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る

綿棒に見立てた自らの骨を拾う最後の場面は圧巻。大人への成長を、最後の短い場面で、生き物の脱皮のような形で一気に描いたように読めた。高校生の主人公はいつまでも子供。アイドルの「推し」のファンとして暮らしているうちに、堕ちるところまで堕ち、自らの老廃物にまみれていくが、推しの引退により脱皮装置が始動し、子供の殻を脱ぎ捨て始める。この物語は、そこでバサリと終わる。えらく力を感じた。

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電子書籍

読んで良かった

2022/03/23 23:40

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Gallop - この投稿者のレビュー一覧を見る

自分がこの約1年間感じていたことが明確に言語化されており、なぜこんな文章を書くことが出来るのかと感銘を受けた。
特に「何もしないでいることが何かをすることよりも辛い」ということは心の底から共感した。この本を読み終わって少しだけ自分のことを理解出来たような気がする。

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2020/11/19 01:30

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2020/10/08 21:57

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2021/09/20 16:11

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2021/03/22 21:01

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2020/09/15 14:15

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2020/09/20 22:45

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2020/12/27 15:56

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