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システム管理者向けの内容を期待していましたが、どうやらディープなWindowsユーザ向けのチューニング本でした。
印象に残ったのは、Windowsは常に起動したままにしておくのが、最も性能を発揮するということ。
使ってない深夜などにパフォーマンスを維持するための処理を実行しているのだとか。
作業が終わったらすぐに電源を落とすということは、労働者に「仕事が終わったら、何もせずにすぐ寝ろ、他のことは絶対にやるな」と言っているようなもの。
余裕を与えないで、ただ労働だけさせていると健康面やメンタルに支障をきたしてくるのだと。
著者のWindowsにかける情熱はすごいものだなと感じました。
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#翔泳社ブックアンバサダー に当選していただいたので読んでみた。
名前のとおり、Windows10についての上級者向けの本。
とはいっても、普段からWindows10はプライベートでも業務でも利用しており、たまに知らない知識があるだけだろうなと思ったら、本当に上級者がやってそうなテクニックが満載で、一台しかパソコンを持ってない自分には少し宝の持ち腐れかもしれないと思った(P.352には「本書読者であれば複数のPCを所有していると思われる」と書いてあった)。
まず、Windowsサンドボックスなんて機能を初めて知った。一時的な仮想環境らしいけど、これはテストで使えるかもと思った。
後、ずっとSystem32が32ビットシステムで、SysWOW64が64ビットシステムが入っているフォルダだと思ったら、むしろ逆らしい。なんでこんな紛らわしい名称なんだ。Program Filesは「Program Files(x86)」となってある程度分かりやすいのに(いや、そんなこともないか…)。
それにしても、時々書かれるWindows8へのディスりコメントが面白かった。あんまり使ったことがないけど、やっぱりWindowsの解説者にとってもひどいOSだったのか。確かにあの時は微妙に迷走してたよね。
後、ARM版Windows10がなかなか思ったよりよさそうだなと思った。64ビットアプリは動作しないようだけど、32ビットは動くようなので、ほとんど問題ないらしい。ファンレスでロングバッテリーだとか、結構利点も多そう。次Windows端末購入する時は候補にしてもいいかもしれない。
後、本書にはショートカットキーやショートカットコマンドについてもいろいろ書かれてあって、コントロールパネルに入っている機能についてそうやって開くことができるのかと驚いたこともあった。正直、長すぎて覚えれる気がしないものも多かったけど、バッチファイルにして開くことができるとかそういう用途なんだろうか。
ショートカットキーについては、Windows+Xキーでクイックアクセスメニューを開くのがいろいろ便利そうだなと思った。いっつも左下のWindowsアイコン右クリックで表示してたけど、これからはWindows+Xキーで開くようにしよう。
ユーザー名を2バイト文字(日本語)にすると、ユーザーフォルダも2バイト文字になってしまうけど、これはいろいろ潜在的な問題を起こしやすいのだとか。うちの会社ではAzureADを利用しているのだけど、ユーザー名が日本語なもんだからユーザーフォルダも日本語になってしまうという。そのせいで、先日Android Studioのインストールがうまくいかなくて苦労した。これってやっぱり変えられないのかな…。
ちょっと驚いたのが、電源を切らずにスリープすることを推奨していること。昔、それこそXPのころはそうしている時もあったけど、SSDの今はそんなに起動も遅いと思わないし、自分はだいたいシャットダウンしてる。あくまで効率化の面でスリープにしたほうがいいと書いてあるだけのようなので、遅いと思わなかったらシャットダウンでもいいか。
後、上級車向けテクニックという意味では、レジストリエディタの変更についての記述も多かった。だいたいWindowsで困ったらレジストリエディタを変更しなきゃいけないというのもあるけど、勝手にUWPアプリのインストールされるのを止めるのもレ���ストリエディタを変更しないと止めれないのがちょっと笑った。もっと簡単に止められるようにしてくれたらいいのに。というよりなんで勝手にインストールされるんだ。
後、ダブルローカルエリアというネット環境は本当に上級者向けだなと思った。ネット環境を最適化できるとのことだけど、NASさえ使ってない自分には関係なさそう。ファイルサーバのある会社の端末でやる分には意味があるかなと思ったけど、全社員の端末をこの環境にするのは現実的じゃないような気もする。
まあとにかく、いろいろ書いてあったけど、よさそうなことはこの本を参考にPCの設定を変更してみたし、読んでよかったと思う。個人的にはWSLの話とかあったらよかったなと思うけど、さすがになかった(まあ、WSLを使う人なんて開発者ぐらいだろうしね…)。
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かなりマニアックな設定も色々と紹介されています。
ビジネス向けというよりはコンシューマー。それも自分で色々とカスタマイズしたい人向けかなと思いました。
(ある意味、昔でいうPCオタク、蔑称でないパソコンの先生向け)
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辞書を読むくらいには、おもしろいかとおもいました。この上には、インサイド本がありますのでWindows10はしばらく楽しめるとおもいます。
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win10をユーザが自分用に最適化するためのカスタマイズについての手引きとなっている。これを読めば、何となく表層的にwin10の仕組みが分かる感じがする。コマンドプロンプト、powershell、レジストリなどに踏み込んで、カスタマイズ方法を指南している。ショートカットの紹介が多く、きちんと実践すれば仕事効率化に繋がる(が、覚えるのがなかなか難しい)。ネットワークや障害対応に関する解説は少な目。IT業務関連の書籍というより仕事効率化関連の書籍というイメージ。