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大学入試英文解釈クラシック 論理を捉えて内容をつかむ みんなのレビュー
- 久保田 智大 (著)
- 税込価格:1,650円(15pt)
- 出版社:研究社
- 発売日:2020/09/16
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学参
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紙の本
英語で名著に触れられる機会
2020/12/14 16:19
7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:こまちのパパ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ヘミングウェイで学ぶ英文法」を読んだ後に、「そのまま『~2』に進もうかな」と思っていたところ、某インターネット通販サイトからオススメされたのが、この本「英文解釈クラシック」です。
大学入試の本ですが、収録されている英文が「イソップ寓話」や「不思議の国のアリス」、「浦島太郎」など面白そうなものばかりだったことと、先生の解説が詳しいので「多少難しくても、解説を読めば理解できるだろう」という甘い考えから購入しました。
まずは、先生の解説部分が非常に丁寧な作りで、感心してしまいました。
(さすが、駿台の先生!)
すべての文について、文の構造(主語、動詞、目的語、修飾関係など)が丁寧に解説されていることはもちろん、大事なボキャブラリーも挙げられており、さらに文章の流れ(論理展開)も載っていました。
加えて、出版社のホームページから、音源のダウンロードもできるとは・・・。
本書で勉強する高校生のみなさんにとっては、至れり尽くせりの作りですね。
次に難易度ですが、高校までの基本的な文法知識を学んでいる人向けです。
掲載されている英文は「基本的な文の構造を理解できている人でないと、読み進められないレベル」ですし、扱う文法も倒置や省略など難しいテーマが多いです。
この点、本書の最初に『正確な読解とは』というテーマがありますので、購入前に試し読みをしてみてください。
ちなみに、『演習問題』の方は大学入試の英文を使用しています。難しすぎず、本文の方を勉強していれば、「うんうん、そうだったよね」と納得しながら復習できると思います。
最後に、「自分が高校生だったら購入するか」と考えてみると・・・
英語の学習が順調で、時間的に(心に?)余裕があれば、購入すると思います。
英文の内容も難易度もおもしろく、解説もわかりやすいのですが、大学入試の対策だけを考えると、忙しい高校生にとっては遠回りになってしまうかもしれません。
(タイトルに「大学入試」と入っているので、この部分で☆を一つ減らしました。)
長くなってしまいましたが、 気軽に英語で名著に触れる機会を与えてもらえて、大満足の本でした。
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