紙の本
20年後は何歳ですか
2021/08/12 15:48
5人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mk - この投稿者のレビュー一覧を見る
これからの日本に明るい未来が待っていると思う人は、ほとんどいないと思いますが、これほど暗い話ばかりとは思いませんでした。それでも、人は生きていかなくてはならないのだから、適応していける力を身につけていくことが大切なようです。
紙の本
2040
2021/06/16 11:42
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:S - この投稿者のレビュー一覧を見る
とても読みやすい
書かれていることが全て現実に起こるとは思えないが、未来のヒントが隠されているので、人によっては大きなヒントが得られるかも。
紙の本
日本の暗い未来の見通しの中での希望の光はある
2021/06/06 11:00
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:UMA1001 - この投稿者のレビュー一覧を見る
現実を正しく見据えた上で、より良い方法を選ぶ
・RFID
・レーザー ライダー
・空飛ぶ車
・全固体電池
・代替肉
が有望そう
紙の本
すこし未来を考える
2021/02/24 07:42
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
040年の未来予測によれば、暗い話ばかりである。すべての問題の根源には、高齢者が増えることにある。労働人口の減少がエッセンシャルワークの人手不足につながる。新しいテクノロジーが、その解決の一助となる。新しいテクノロジーが登場したとき、人はその普及に判定するだろう。しかし、現在の知識を使って未来の方向を推測する力は、新しいテクノロジーを利用して、どんな不測の事態が起きても対応できる力をつけるだろう。暗い未来予測に明かりを灯したい。
紙の本
興味深い
2021/05/03 11:38
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
20年後の未来の世界の状況が、興味深く読むことができました。予測の難しさとともに、楽しさも感じることができました。
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【はじめに】
元日本マイクロソフト社長であり、読書サイトHONZ主宰者である成毛さんの未来予測。
スマートフォンが世の中に出たときの反応を引いて、「新しいテクノとじーが出たとき、世の大多数は否定的である。それを大衆という。世界を変える可能性に気づく人間は少ない」という、そして続けて「新しいテクノロジーは、ありがたみがわかったときにはすでに陳腐化している」とも。
「これまでと同じように暮らしていたら、今の年齢によっては取り返しのつかない可能性もあるだろう。あなたが、未来にどのような可能性とリスクがあるかを知りたければ、本書を参考にしてほしい」というので、よくよく読んでみた。
もし確実に言えることがあるとすれば、次のことだ。「これまでの10年よりこれからの10年の方が世界は大きく、早く変わるだろう」 ―― 技術進歩の指数関数的加速とそれが数多くの領域で発生することによる影響だ。ここ最近、人類は以前の10年よりも今後の10年の方が大きな変化がある時代に生きてきた。そして、その傾向がますます加速しているとなると、次の10年に何が起きるかについて、適切にベットしておかなくてはならないだろう。
【概要】
本書は4つのChapterに分かれている。それぞれにテーマが設定されているので、何が書かれているのかをまとめるには順に追ってみるのがよいだろう。
Chapter#01: テクノロジーの進歩だけが未来を明るくする
章題の通り、今後の20年間で期待できる技術革新とその影響をまとめたものになっている。未来予測であれば基本中の基本だ。進化する技術は、通信(5G、6G)、AR/VRIoT(スマートデバイス)、自動車、無人店舗化、医療技術、エネルギー、メディア、が取り上げられる。『2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ』でも繰り返し強調されていたように、これらが同時多発的に互いを加速させるように進化し、組み合わさることで大きな変化が起きるのである。特にそのときに鍵になるのは、センサーやカメラによって捉えられる個人情報についてどのように考えるのか、だろう。
また、エネルギーのグリーン化シフトは大きな流れになる。また、自然エネルギーの蓄積、自動運転などに必要となる電池技術の進化も大きなブレイクスルーが期待される。全個体電池の名前を具体的に挙げているが、この技術は必要とされていることが明らかなだけに20年のスパンにおいては必ず何らかの形での実現が期待される。また、核融合にも期待を持っているが、これは元上司のビル・ゲイツがその技術に興味を持って投資をしていることにも影響されているのかもしれない。
TVはまだ大丈夫だが(といってもラジオと同じ経緯を辿るとは言っているが)新聞はまずく、配達網を何とか活用しないといけないと指摘している。
Chapter#02: あなたの不幸に直結する未来の経済 ―― 年金、税金、医療費
もちろんこれから20年後の日本はますます高齢化社会になっていることは間違いない。年金や医療は大きな問題になっていることだろう。地方経済は縮小し、地方銀行の経営は非常に厳しくなる。社会システムや政治含めて色々と問題が指摘される。しかし、テクノロジーが医療費削減や健康寿命の向上による年金受給年齢引き上げを可能とし、問題を解決することになるかもしれない。逆に言うとそれがないとこれらの解決は望めない。
医療・介護・年金などの社会保障システムは、2019年の124兆円から2030年には190兆円にこのままだと拡張するだろうと言われている。すでにGDP比での政府債務残高は世界の中でも大きくIMF調査国の中の最下位の237%にも達しているというので、かなり厳しいと言わざるをえない。その中での高齢化なのである。
この状況で、医療の進化はその社会のニーズともっと言えば個々人のニーズが激しく高いがゆえに驚くべき進化を遂げる可能性がある。ここでも紹介されているように、まずは診断技術がAIによって大きく進化する。また再生医療や人工臓器、がん治療やアルツハイマー治療の各段の発展により健康長寿が実現されることが期待される。
いずれにせよ、個人の観点からはきちんと自衛して、老後を迎えるに当たって2,000万円必要となるかもしれない、という話が出てけしからんというような話にして思考停止しないようにするべきなのである。一方で、社会システム的観点からはしっかりとした対応が必要であり、また、そこにビジネス機会もあるのかもしれない。
Chapter#03: 衣・食・住を考えながら、未来を予測する力をつける
マンションなど資産としての住宅、遺伝子編集食物、教育、シェアリングなどの未来が語られる。
単純にマンションの価格は下がっていくという。何より家が必要だと思うサラリーマンが減っていき、それは何より土地やマンションの価値定価につながっていくのである。また、日本においては大学教育の価値は下がっていく。大学進学率はすでに先進国では低い方で、また博士課程を経た人に対する評価が低すぎるのである。教育がその国の成長に大きな要素になることを考えるとかなり由々しきことだが、これもまた個人の観点ではきちんと状況を把握することで対応可能なのである。
Chapeter#04: 天災は必ず起こる
成毛さんのような方も温暖化の危機が前提として話を進めるようになり、温暖化問題はかなり世界的コンセンサスになったと感じる。東京域においては、自分が住む水域がどういう土地であるのかは知っておいた方がよいとアドバイスする。
難解トラフ地震、富士山噴火に備えよ、ということに触れているが、こういう指摘は、技術進化の将来社会、もしくは高齢化などの社会課題を語る本には珍しい気がする。確かに地震への備えはしゃれでは済まないので、よくよく考えないといけない。
【所感】
最後に成毛さんは、「国を忘れよ」とアドバイスする。つまり日本という国に頼るな、ということだ。この本に通底するトーンのひとつが、日本という国が地盤沈下をしており、そこに依存することが個人にとってはリスクになっているという認識だ。個人と社会システムの観点で課題解決の方針が大きく異なるということはここまででも大きく感じてきたことだが、成毛さんは個人として考え、行動せよ、と言うのだ。そして、「あなたの力で国を変えよう」などとは思うべきではないともいう。国を離れて個人として考えることができるようになったのは、ここまでのインターネットを主とした技術革新の結果であり、国境の意味が薄くなるのは今後もおそ��くは避けようもないことだろう。個人主義と非難されることはあるかもしれないが、自信をもって個人主義たれというのが、この本と成毛さんが主張することなのかもしれない。そのための武器がまずは情報とそこから生まれる判断力なのである。
2040年に向けて、悲観的でもなく、かといって楽観的でもない(少なくとも全員に対して楽観的では決してない)、それよりも個人としてよく考えなさいというものであった。いかにここに書かれていることを自分事化できるのかが問われていることなのかもしれない。
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なお、本書が中田敦彦のYouTube大学でも紹介されている。
https://www.youtube.com/watch?v=QHPVNOui6Fs
https://www.youtube.com/watch?v=IKsZJc6ckts
よくまとまっていると成毛さんも太鼓判付きです。
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『2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ』(ピーター・ディアマンディス)のレビュー
https://booklog.jp/users/sawataku/archives/1/4910063137
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<目次>
はじめに
第1章 テクノロジーの進歩だけが未来を明るくする
第2章 あなたの不幸に直結する未来の経済~年金、税金、医療費
第3章 医・食・住を考えながら、未来を予測する力をつける
第4章 天災は必ず起こる
<内容>
第1章は意外とバラ色(タイトル通り)。しかし第2章以降は、ひたすら暗雲が立ち込める。まあ、第3章のタイトル通り、「未来を予測する」ことが大事で、そこで未来がどん底にもバラ色にも変わると思う。読んでいて、こうした情報をもとに、如何にそこから新しいニーズを見出し、仕事を作れ!と成毛さんが煽動しているような気がした。
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最新の情報を淡々と積み上げるだけでシビアな未来が見えてくる
でもスルガ銀行の未来は見えなかったのか
という思いがずっと残る
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20年後の日本がなりうる姿を、テクノロジー、経済、衣食住、環境の側面から記述されている。
幅広い観点から簡潔にまとめられており、かつ、予測の根拠も比較的な明確なため(単なる一個人の意見ではなく)、スッと理解できた。
とくに経済や日常生活の話は、自身の今後の生活を考える上で、非常に参考になった。(不動産や子供教育)
広く浅くタイプの書籍であるため、この書籍をきっかけに、個々の分野の話をそれぞれの専門書で深掘りしていくと、よりイメージがつきやすいかもしれない。
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日本人向けの道なりの未来予測。
テクノロジーの予想を超えるスピードでの進化が社会を大きく変えることを予測する一方で、日本の高齢化の怖さ、年金やら教育やら災害やら食料危機やら、暗くなってしまう未来予測が述べられている。著者としては、最後に「そこまで悲観する必要もない」としながら、でも日本の未来は明るくないが「そんななかで、日本をよくしようなどと思わず、自分がどう生きるか、どうやって幸せになるか」に全エネルギーを注ぐべし、と結んでいる。そうかもしれないが、そういうものかなあ。。。
読みやすくて現実感ある未来予測だが、あんまり目新しい予測でもないように感じられた。期待しすぎたせいかもしれない。
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災害対策が一番大きい。地震と火山。
今の家、住めなくなってしまう可能性もある。そのために普通預金は確保しておいても良いかと思う。
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iPhoneが発売されたのが今から13年前の2008年。生活水準は変わってないがテクノロジーは進化している。未来を予測して動いた人が今の産業を支えている。日本の少子高齢化、また世界のテクノロジー、筆者が予測する未来とても学びになった。
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無知ほどダメなことはないということ。
これから日本は超高齢社会になる。
人口も急激に減少していき、
あらゆる分野で衰退の一途をたどる。
そのような時代を前向きに
有意義に過ごすために
知っておいたことが良いことを
図や例をあげて
分かりやすく述べられている。
様々なリスクに備えるためには
自分で情報を収集することが
いかに大事ということを感じた。
ぜひ少しでも興味がある方は
読んで欲しい!!
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【佐野】
20年後、世界はどんな風になってるんだろう?ワクワクする。営業プレゼンにも使えるネタがちらほら!
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生き残るためには、環境に適応しなければならないという言葉が印象に残っている。コロナ禍でスタートした社会人生活だか、出来るだけストレスをかけずに、徐々に適応していきたい。