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裏にはいろいろと
2023/10/03 00:11
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
よかったです。、自分で調べる、ということはもっと……深いです!ただ、実践、と書いてあるのにも関わらず、具体的には、もっと実践を書いてほしかったかな、という感じでした、
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<目次>
第1章 調べるということ
第2章 文献や資料を調べる
第3章 フィールドワークをする
第4章 リスクを調べる
第5章 データ整理からアウトプットへ
<内容>
2004年の岩波アクティブ新書の『自分で調べる美術』の全面改訂版。至極丁寧に、順番を追って、かゆいところに手が届くように解説されている。一つ一つは浅いかもしれないが、この1冊で基本的に調査から研究、発表まで網羅できる。良本。
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私たちの社会が抱えている問題を解決するための調査について解説された図書。特に調査をする人と問題を解決する人が同じとなる市民による調査の際に役立てるよう書かれている。雑誌や図書の検索方法、フィールドワーク、聞き取り調査、統計や情報の整理のしかたなどが紹介されている。eStatの仕組みを少し知れてよかった。
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コンパクトで、バランス良くできていると思うが、これ一冊でセミプロにまで昇華できるわけではなさそう。といって、大学生の指南書としてはやや高度すぎるような気もする。インテリ気取りのサラリマン向けなのかな。
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「調べる」の先にある、「まとめる」そして「アウトプットする」というところまで包括的にまとめられた良書。
図書館の使い方や論文の探し方、フィールドワークの勘所に集めた資料の整理方法まで。こういった技能は重要である割に、まとまって教わるという機会があまりない。なんともありがたい一冊。
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インターネットの普及により、様々な情報はすぐに手に入れることは可能となったが、付随して間違った情報やポジショントークからくる情報も氾濫している。自分で仮説を持ち調査してはじめて正しい情報となるし、そのことを踏まえていろんな情報に触れるべきである。著書の中にも書かれているが、論文であろうと本であろうとクリティカルリーディングが必要である。普段の読書にも応用したい。
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論文を書く場合、調査・研究をする場合のデータ集めから整理の方法を学術的にまとめた本。15年前から多くの人たちに読まれていた本を改正しており、よくまとめられているのと同時に、webを使った最近の調査方法など、新しいやり方や有意義なwebアドレスまで掲載している。参考になった。
「量的調査:統計調査、アンケート調査、測定。質的調査:文献・資料調査、聞き取り調査、観察」p13
「国会図書館サーチ:「J-STAGE」が出てくるとPDFで手に入る。リポジトリデータベースIRDBは、日本の大学のリポジトリ(貯蔵庫)に蓄積された論文や報告書を検索できる」p34
「Google Booksは、本の中身を調べられる(全文検索はできるが本の中身は読めない)」p44
「市区町村立図書館は、「読むための図書」を置いている。都道府県立図書館は「調べるための図書」を置いている」p48
「G-Searchの新聞記事データベースは役立つ」p62
「政府統計は今日ネット上で調べるのが基本。「政府統計の総合窓口e-Stat」を使う」p70
「政府が出した報告書や行政文書の検索は、「電子政府の総合窓口e-Gov」を使う」p85
「(聞き取り調査)往々にして「つて」を探すより直接当たったほうが早いことが多い」p104
「人は、自分が確実に知っている情報も、それほど確かではない情報もごっちゃにして話します。自分の目で確かめた話も、人から聞いた話も、区分なく話します」p124
「コホート研究:調査のために一定期間追跡される集団をコホートといい、このコホートを追いかけて調査する研究手法をコホート研究という。久山町研究など」p194
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前半部分はは大学一、二年生に
後半部分は大学三、四年生に
全ては社会調査を考えている人に、おすすめ良書。
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「本」つながり。
内容:調査の設計から、文献・資料の扱い方、聞き取りの方法、データの整理、発表や執筆まで、練習問題を交えながら、調査を意義あるものにする手順とコツを詳しく解説。
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調査のやり方についての基礎知識。既知のこともありましたが、何かを調べることについて、基本に立ち戻ることは大切だと感じました。
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文献を調べることについては、図書館員なら知っていることが多いし、うなずくことが多いと思う。
この本の本領は、第3章のフィールドワークをする、第4章のリスクを調べるだと思う。
高校生の探究だとここまでは難しいこともあるけれど、考え方としてはとても参考になる。
特にインタビューや観察の仕方、アンケート調査の注意点(積極的にはおすすめされていない、詳しくは参考文献が紹介されている)、統計の調べ方、データの測定、まとめ方など。
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インターネットを使った資料検索(国会図書館等)についての記載が詳しい。
これから論文作成に取りかかる学生などが使うのに良い。
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誰でも知っている「調べる」という行為。
その入門書としては、分量も、内容も、適度にあっさりとしてスマート。
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まさに、調べるための本、使うための本。
国会図書館の使い方や論文検索の仕方、新聞記事の調べ方等、大昔に知りたかった情報満載(その大昔には発売されてなかったな)
懐かしのPubMedも出てきた。
月刊測量のおすすめの書籍で紹介されていた理由も、本書半ばで判明。
調べるためにも知識が必要、統計の勉強も必要…。。
文書を探すだけではなく、フィールドワークの方法も。
こちらは心構え、として役に立った、いや、これから役立てたいと思う。
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社会が抱えている問題を解決し、より安心して暮らせる社会を目指して、市民が行う「調査」を想定、その手順やノウハウ、コツを伝授する。
文献検索サイトや統計学の考え方、KJ法によるデータ整理と体系化など、高度で専門的な手法の紹介もあり、学生の論文、業務上必要な調査などへの活用を意識して書かれているような気がした。したがって具体的な目的を持たず、一般教養として軽い気持ちで読もうとした自分には、読み流さざるを得ない箇所も多々あった。
調査には6類型があり、そのうち、統計調査、アンケート調査、測定は量的調査であり、文献・資料調査、聞き取り調査、観察は質的調査て呼ばれる。その中で、自分が興味を感じたのは聞き取り調査すなわちフィールドワークである。
現場に行って、文字面の向こうにあるものを想像する、そのためのノウハウが書かれている箇所に注目した。話す側には立場上の「フレーム」があり、それに沿った話をされることを意識しておく、テーマのキーパーソンを探し出す、質問リストの順でなくても「話の流れ」に沿ってフレキシブルに聞く、具体的なことを相手のペースやフレームに合わせ受容的に聞く、メモはなるべく述語を入れておく、メモを後でまとめる時には相手の話を聞いて考えたことも一緒に入れる、実際の現場を体験する「参与観察」も大事など勉強になることが多かった。
この他、文献は批判的に読む(クリティカルリーディング)、文字データには意味が含まれているが、自分の考えに近いものだけを意図的に拾ってくることもできるという落とし穴もある、文字データを書き出しクロス表にすることで見えてくるものがあるなども参考になった。