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養老孟司さんと伊集院光さんの対談集。
世の中のズレについて色々話をする。
あっという間に読み終えました。
2人の会話はとても楽しかった。
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お笑い芸人と解剖学者、それぞれの視点から世間とは何か、そこからずれるとは何か、を対談していく。
伊集院氏のファンなのでそこから入ったが、養老氏の物事の考え方にも興味を持った。達観しているというか、視座が違うなと感じた。普段なかなか意識することのない視点からのトークだったので、終始興味深く読んだ。
養老氏の他の著作も読んでみたい。
・僕らは世間からズレている
・僕がなんで不登校になったのかというと。
・世間って、そもそも何でしょう
・たまに世間から抜け出す方法
・先生のその発想は、どこから来ているんですか?
・「シーラカンス」がいることは、希望ですね
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養老孟司先生の本は難しいものが実に多い
しかし、これは対談形式で
伊集院光さんとの話なので何とか理解出来る
範囲で話しています。
2人とも理論派なのでかなり深い話ではありますが
スラスラと読める本になっています。
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2人のおしゃべりしながらのポップな語り口で、自らの体験、考え方を語っています。
中でも「100%は無理」という養老先生の言葉が刺さります。
どこか高みを望み過ぎてしまう自分にはぴったりでした。
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思ったよりも短く、物足りなさが残った。もっぱら伊集院が話しかけ、養老が答える形だけど、養老はあまり乗っていないのか言葉数が少なく、その両者のやる気のアンバランスさが気になった。
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養老孟司と伊集院光の対談本。個人的には平成ガメラ3部作で繋がる2人…という脱線はさておき非常に興味深く読んだ。伊集院の「趣味の世界では不便を楽しむ方が創造的」という言葉には首肯しかない。甲本ヒロトの「楽(らく)と楽しいは真逆。生活は楽に、人生は楽しく」にも通じる素敵な考え方。
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養老さんと伊集院さんの思考を覗くことができる!
さまざまなジャンルの話が例えとして出てきて、
やはりお二方は普通の人が考えていることの先をいっていて、思考が研ぎ澄まされているなと尊敬。
1番勉強になったのは1度外れてしまうのもいい経験になるということ。今とは違う環境や真逆の環境で足を踏み入れると、全く違う視点を持つことができるし、強制的に外されない場所を見つけることにもなる。
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つまりわれわれ人間は何かと言うと、もはやノイズなんですよ。
不潔で猥雑で意味不明だから、ないほうがいい。
情報部分以外は関わりたくないと。
身分証明書が本人、全部データでと。
僕からすると、コンピュータは文房具だから、文房具だけあって人間がいない世の中って、そんな馬鹿な話ありますか。意味がないって言うんだよ。
僕が本当に嫌いなのは、自分は我慢したから、おまえも我慢しろという考えです。
人生の半分は自然で、残り半分は世間が相手である。
もっぱら世間しか相手にしない人は多い。でもそれは不幸を生む。私はそう思っている。
思いつめてしまったら猫を見てください。
昔から芭蕉にしても西行にしても、世間を離れているじゃないですか。日本の文化人はだいたいそうですよ。
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2020.11.08
メモをとりながら読んだ。
日々の生活の中のちょっとした違和感、気づきをひたすら分解して考えてみる。
人の意識と無意識、生と死、終戦を機にガラッと変わった、大人や生活様式、芸人の今昔
古典芸能の恒久的な存在感、あらゆる境界の線の上から他方を見る。
AIを称えるのに恐れてしまう意識のメカニズムなど、あー!考えればそうだよね!と思うこと多く。
あと、対談形式なのでめちゃくちゃ読みやすい。母からのおすすめの本。
以下、読みながら書いたメモ
・戦中戦後での先生と子、黒塗りの教科書
・わからない の提言
・死に対して「人」というモノ、物体←死体というモノになる。お清め、不浄、人とは、モノとは、の線引き
・死を扱う「えた・ひにん」の歴史
・都市意識、扱えないものは人ではなく「IT」
・速いマシンは受け入れられるのに、将棋AIが勝つと恐る、怒る、ここの線引き
・人の意識 無意識の境界 内と外
・自分の所属をリセットしたいなら、それは死しかない
・わがまま=ウーバーイーツやアマゾン
昔の価値観がひっくり返った社会
・不便さが企画を生むように、無知が遊びを生む。
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ラジオトークでのトークをそのまま文字に起こしたようで、読みながらお二人の語り口調が聞こえてくるようでした。
内容は猛烈にうなづけるところもあり、そうかな?というところもあり。それくらいの感じがいいなと思う本です。
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面白い会話なんだけど、ラジオトークそのまま文字起こししたような感じで冗長だなあと。
メールだと面倒が省ける、情報だけを見られるようになっている、などの話は面白いですね。これからさらに加速していく考え方でした。
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気づけば伊集院さんのラジオを聴き始めて一年以上になるかも。
対談形式なのでお声が聞こえてくるようです笑
伊集院さんて思った以上に理論派なんだな〜と。
この対談読んでいると、今まさに価値観が変わっていっている時代なんだなあとしみじみ思う。
少しこわくもあるけれど、世間とズレてる側の人間からすると安心感もある。
というか、ずっと世間になじめないのをコンプレックスに感じていたのだけど、間違ってなかったのかもしれない、と思えた。
二軸を持つ、はキーワードだな。
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昨今の『AIが人間の脅威になるのでは』という話題に対して、養老さんは「AIが将棋で人間に勝った」と「車はオリンピック選手より早く走る」に何の違いがあるのか?と話している。確かにそうだ!AIどころか様々な技術の発明と進歩は、とっくの昔に人間の力を超えている。そして上手く付き合うことで共存している。AIもひっくるめて広い意味で全て道具で間違いない。ただ、やはり人は身体や運動機能に比べて、意識や認知機能に対してこだわりが強い生き物なのだと実感する内容であった。
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かつては理屈派で効率重視だった伊集院さんが、歳を重ねるにつれそういった価値観とのズレや感覚的肉体的自然的なものを受け入れ折り合いをつけ、それを肯定してくれる養老先生という構図がいい
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養老孟司と伊集院光という異色な組み合わせだが、世間とズレているという共通項からそれぞれのズレ方の違い、ズレはしても外れたり離れたりできない中で、違っていい、多様性こそが大切だというメッセージに安心を感じる。
とはいえ、一つひとつのメッセージが強く響いたかとなると、何となく読み飛ばしたところも。
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