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お遍路さんに趣味をみいだした玉村警部補と、なんだかんだついてきてはペースをかき乱す加納警視正。
スピーディーなお遍路順路ガイドとしても有用かもしれません。
加納警視正ったらタマに懐き過ぎです。玉村さんは素直すぎ。
デジタルハウンドドッグとタマのじゃれあいが良いリズムです。
阿波 発心のアリバイ
土佐 修行のハーフ・ムーン
伊予 菩提のドラキュラ
讃岐 涅槃のアクアリウム
高野 結願は遠く果てしなく
阿波~讃岐でそれぞれのお話が解決しつつ4話通した事件が収まり、高野はあとがき的なものでしょうか。
しかし海堂センセイの描く女の子は・・・魅力がないなぁ・・・。おっさんたちは生き生きしてるのにぃ。
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なかなかなかなか...
本編で言ってた脅し文句がまさかストーリー化されるなんて、というところ。
また本編と違って医療がメインではなく司法(警察捜査)がメイン。相変わらず加納警視正の手際がいい。面白かった。
あと、前作の「災難」で出てきた歯科医が出てきたりと、この辺の回収騒ぎも面白かったな。
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リフレッシュ休暇で、八十八ヵ所を巡拝する四国遍路に出た玉村警部補。しかし、なぜか同行してきた警察庁の加納警視正と、行く先々で出くわす不可解な事件に振り回され…。お遍路の道中に遭遇した賽銭泥棒事件「阿波 発心のアリバイ」や、蚊を信仰する寺で起きた不審死事件「伊予 菩提のドラキュラ」など、「バチスタ」シリーズの“加納&玉村”コンビが活躍する珠玉のミステリー四編!
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バチスタシリーズは全部読んだと思っていたが、この本を読んで前作を読んでいないことに気づいた。今までは加納と白鳥との掛け合いでは白鳥に負けていたが、加納警視正の見事なまでの推理力と軽妙洒脱なやりとりは、本作のように玉村警部補の珍妙さがあって引き立てているようだ。早目に「玉村警部補の災難」を読まねば、、
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加納警視正が玉村警部補に遍路に行けと云っていたのは覚えている。解説によると、「ナイチンゲールの沈黙」からという。そうだっけ。わざわざ本棚に上記のシーンを確認したりはしないけど、ちょっと想定外だったかな。
玉村警部補の一人旅と思ったら、加納警視正との凸凹コンビ遍路。しかも四国4県を訪ねた先での解決するミステリーと通貫する大きめの話。しかもAiを絡ませている。
スラスラ読めた。通常のバチスタシリーズほどの重厚さはないけれど、なかなか楽しめた。
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桜宮サーガの玉ちゃんと加納警視のお遍路コミカル珍道中、といった趣。まぁ、サラッと読めるから面白いかな?
続きモノというかサーガの一作じゃなかったら読んでないかもな…とか思うけど、外伝だからその分おもしろく感じた。
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4篇の短編集なのだが…,ミステリィを貪るように読み漁りたいならば良いかも知れないが,海堂尊という人を読みたいなら,医療の医の字もなく物足りない.と,感じる.まぁ,この人は,人のためではなく自分のために書いているので,甘んじて受け入れ,拝読するという姿勢以外に対峙すべき態度はない.
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前作『玉村警部補の災難』で加納警視正に事あるごとに
「お前はお遍路行きだ」とよくわからない罵倒をされていた玉村警部補。
単行本が平台に並んでいた当時、タイトルを目にして
「ホントにお遍路したんだ……」とニヤニヤした思い出がある。
バチスタシリーズの人の短編集だけど医療色は薄めで、本筋との関連もほぼない。島津先生がちょっと出てくるくらいか。
前作でも出ていた自称ネクロデンティストの彼も再登場……って、え?逮捕できないの?そっか、証拠ないのか……
バチスタシリーズはだんだんと「作者の主張したいこと」が前面に出てきて、出てきすぎている感があったのだけどこの本は作者の主張はあまりこもってなくて、そういう意味でも読みやすい。
巻末に広告が載っている『コロナ黙示録』は楽しみは楽しみだけど、作者の主張がこれでもかと乗っかってるんだろうな、と思うとちょっと微妙。
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幸い四国八十八ヵ所霊場には馴染みがあり、特に第二十三番札所・薬王寺までは車遍路で巡ったし、「水曜どうでしょう」でバーチャルな遍路(?)も体験済み。なので、本書の舞台となった四国の風景が身近に感じた。著者お得意の架空県名、阿波県や土佐県も今回だけはすんなり入ってくる。「讃岐 涅槃のアクアリウム」だけが桜宮サーガの雰囲気を濃く滲ませる。それもそのはず、前作『玉村警部補の災難』で登場した偽歯科医の案件につながるのだ。玉村の歩き遍路への憧憬と、加納警視正の現実的、合理的遍路のせめぎ合いが楽しい作品。
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本作は久しぶりに文庫化されたバチスタシリーズの一作。
加納警視正と玉村警部補が四国霊場八十八箇所巡礼の旅をしながら事件を解決していく。内容は凸凹コンビの現代版東海道中膝栗毛か。全体に面白おかしく書かれていて楽しめた。
四国巡礼のお遍路さんの知識を色々と教えられ、知識欲もしっかり満たしてくれた。重厚感は微塵もないが、ミステリー自体は立派なトリックが仕掛けられている。全体を通して一つの大きな事件の解決も図られ、万事めでたしめでたし。
作者はコロナ禍のバチスタチームを描いた新作も出したようで、そちらも楽しみだ。
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3.5 バチスタシリーズかつ短編集なので気軽に読めます。しかも舞台は生まれ故郷の四国。空海の伝記モノ読もうかな。
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短編4話。
でこぼこコンビが事件解決!って鉄板のはずなんだけど、そんなに面白くなかった。
警視正がどんどん解決していくばかりで、玉村警部補は乱したり変えたりということもなく、いてもいなくても良い存在だったからだろうか。
それとも特に見所や山場や蘊蓄や「へえそうなのか!」と思うこともない展開だからか。
一旦面白くないと感じてしまうと途中で出てきた
トンデモ科学だったり、地下組織だったりがまたつまらなく感じてしまった。
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玉村警部補と加納警視正のコンビのシリーズ。とにかく切れ者の加納警視正が次々と問題解決していく中、ちょっとぼんやりしている玉村警部補がかわいかったです。