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大統領失踪 下 みんなのレビュー
- ビル・クリントン (著), ジェイムズ・パタースン (著), 越前敏弥 (訳), 久野郁子 (訳)
- 税込価格:1,034円(9pt)
- 出版社:早川書房
- 発売日:2020/12/03
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文庫
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紙の本
謎解きを楽しみながらテンポの良い展開に魅了されるサスペンスの傑作。
2021/12/20 08:30
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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
謎解きを楽しみながらテンポの良い展開に魅了されるサスペンスの傑作。ジグソーパズルの重要部分を隠しながらも、読者には十分に推理する楽しみを与える構成・展開の妙でしょうね。まず、謎めいてはいるが危機的状況は理解できる導入部から、いきなり大統領単独の活劇に展開。続いて生物兵器テロを匂わせたのち、実はコンピュータを全て無効化するウイルスによるサイバーテロという意表を突く展開<秀逸>。その後も、ウイルスの無効化を巡る二転三転の展開、その間に迫り来る敵の武力テロ部隊との戦いと息つく暇なし。そして、事件の中心にいる人物は最も怪しくない人物というセオリーどおりの意外な人物へとどんでん返しのおまけつき。
当初は、強いアメリカ=大統領を誇示する自己満足的作品を予想したのだが、巨匠ジェイムズ・パタースンと組んだことでその辺が巧みにオブラートに包まれ、逆に無理なく強いアメリカ=正義のために戦う大統領のイメージを押し出せてる気がする。共著者2人の役割分担は不明なれど、タカ派=戦う大統領をビル・クリントンが、民主主義が強いアメリカの根源とするジェイムズ・パタースンとの思想的協同がこの作品を素晴らしいものに仕上げたと考えたい。
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