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紙の本
古典文学の道しるべ
2021/01/27 14:13
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かずさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本文学の古典で何を読んだらいいか迷うときに役立つ道しるべ的本です。
年代別に上代(古事記、万葉集等)から近代(江戸時代)までの物語り集や歌集50選を分類・巻数・書かれた年・筆者(編者)・現代で読む場合の本等が記載され、筆者の解説、古典の本文が書かれていて内容を理解するのに役立ちます。江戸時代より以前の古典に多くのページが割かれています。古典を読みたい場合の参考になります。
紙の本
国文学者の久保田淳氏による我が国の古典文学を分かりやすく解説した一冊です!
2021/01/08 10:05
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、我が国の国文学者で、中世文学研究及び和歌史研究を専門にされている久保田淳氏の作品です。同氏には、『中世文学の世界』、『新古今歌人の研究』、『新古今和歌集全評釈』、『西行 山家集入門』、『日本人の美意識』、『西行 長明 兼好 草庵文学の系譜』などの名著がありますが、同書もそれらに劣らず読み応えのある一冊です。同書の中で、古典文学とは昔の人々の「心の遺跡」であると筆者は説いています。そして、神話・伝説・この世界の始まりを描いた『古事記』、美貌の皇子光源氏の恋と盛衰を語る『源氏物語』、凄惨な内乱や権力者のみじめな末路を伝える『平治物語』ほか、本文の抜粋と鑑賞、詳しくわかりやすい解説で古典の名作をたどっていきます。節ごとに、作品の種類、巻冊数、成立年代、作者、手にとりやすい参考図書も紹介されとっても興味深いです。
紙の本
軽いようでいてじっくりとしている内容でした。
2021/02/07 12:17
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゼルコバ - この投稿者のレビュー一覧を見る
よくあるような解説本ではない。
ひとつひとつの古典の真髄がわかる。
短い文章が続くが、それ自体が価値のある文章である。じっくりしっかり味わえる。
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