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戦争というテーマ(言葉)がどう扱われるんだろう、という少しの不安とともに読み進めたのだが、個人的に&結果的には、読んでよかった。
お話は、次の展開が楽しみで読みやすく、またおじいちゃんと戦争をはじめてしまった僕の葛藤の様子がこまかに描かれてて印象的だった。
小5になる娘も読んで、ラストがよかったと言ってた。
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おばあちゃんが亡くなって元気のないおじいちゃんが一緒に暮らすことに。ピーターは大喜びだったが、自分の大好きな部屋をおじいちゃん用に取られて怒りがおさまらない…
おじいちゃんに宣戦布告、部屋を取り戻すまでおじいちゃんと戦争することに…
戦争をするということ、その始まりと終わり、敵をつくる、仲のいい友だちの助言、やっていいことといけないこと、本気とユーモア。
ピーターの国語の作文として書かれた文章はテンポが良く、読みやすい。
ピーターが学んだこと、おじいちゃんとの戦争の終わりに深い余韻が残る。
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とっても面白く読んだんだけど、
まさか古い作品の新訳だとは!!びっくり。
それくらい新鮮に読めました。
タイトル通り、自分の部屋を取り戻すために、おじいちゃんと戦争をするジャック。
戦争のはじまりと終わり、戦争の意味を問いかけけてくる、とても良い作品です。
なんで戦争をしちゃいけないのか、を説教ぽくなく語られるところがいいと思います。
オチがもう完璧。
このオチのためにぜひ読んで欲しい。
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2020年から2021年の児童文学を読むため、図書館で借りた。
フロリダに住むおじいちゃんは、おばあちゃんが亡くなってから元気がない。
お父さんとお母さんは、おじいちゃんを呼び寄せて、いっしょに暮らすことにした。
でも、ぼくの部屋をおじいちゃんの部屋にすることに決められてしまい……。
心の回復と「戦争」を考える本?
個人的にはそんなにピンと来ませんが、おもしろかったです。
1984年に出版され、アメリカの児童文学賞を数多く受賞し、2020年に映画化されたそうです。
たしかに、映画向きなおはなしで、男の子も女の子も好きそう。
いたずらがありつつ、しっかりとヒューマン・ドラマです。
字は小さいですが、「ぼく」=ピーターの語り&作品仕立てで、文章も読みやすいです。
真珠湾攻撃が出てきてどきっとしました。
小学校4年生くらいから。
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なんとも恵まれた環境の子どもたち。部屋を取り戻したいという動機が弱い。余っている部屋がなかったらどうしたのか、譲るという気持ちはないのだろうか。友達も酷いまま。
今ひとつ共感できなかった。
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1984年アメリカの児童文学。2020年に映画化されている(おじいちゃん役はロバート・デ・ニーロ)。
おばあちゃんの病気のために温暖なフロリダに引っ越していたおじいちゃんが、おばあちゃんの死をきっかけで我が家に来ることになった。おじいちゃんは大好きだけど、ぼくの大好きな部屋がおじいちゃんの部屋になるなんて!仕方がないのかもしれないけれど、ぼくはおじいちゃんと部屋をかけて戦争をすることにしたんだ。
主人公の五年生のピーターが実にいい子で、おじいちゃんの部屋に深夜に目覚ましを仕掛けたりするのに、いたずらにも線引きをしたり、おじいちゃんは大好きだし悪くないと思ったり、でも戦争はやめない頑固さで、個性的で面白かったです。
中学年向け。
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多分、おじいちゃんは戦争を知っているのだろう。
色んなことを考えたのだろう。
自分が間違ったとも思ったかもしれない。
その分両親の無責任さが際立ってしまうけど…あの状況では仕方ないのかもしれない。
でもそれならそれで、せめてしっかり整備ぐらいしてあげて欲しいよね、のちにおじいちゃんがやったみたいに。
そして、真珠湾の扱いはこんな感じなんだな。