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乳がんサバイバーの方の話。子供がいて育児に自分の病気にと悩む姿を描いていて胸が苦しくなる。誰にも話したくなかったり急に聞いて欲しくなったり、いつの間にか自然に話せるようになっていたり。心の変化が丁寧に描かれていて共感できた。
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「乳房の温存手術だと、乳房が変形したり、かたくなったりする場合があるので、全摘して同時に再建手術のほうが自然な形になる」ということを初めて知りました。再発のリスクが高い人などが全摘に踏み切るのだと思っていたので…。
病気や手術の話など、力が抜けてあまり得意ではないのですが、大変勉強になる内容でした。
癌は治るという経験などから「癌は初期の風邪みたいなもの」とか、「癌になって得られたものがある」というキャンサーギフトの考え方に傷つく人がいることもよくわかり、気を付けようと思いました。
主人公が「これが風邪なら自分がなってみればいい」「ギフトなんていらないから元の体に戻してくれ」と悲痛な叫びをもらしているのはもっともだなと。
癌の経験をポジティブにとらえる人がいるのもわかりますが、そうできない人に考え方を変えさせようとするのも本当に酷ですよね。
本書の中で主人公が、ネイルサロンに行ったりと美容から力をもらうところも良かった。闘病に必要なのは医療だけじゃないのだと気付かされました。
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同じ乳がんでもタイプが異なれば、治療や経過が全然違う。
私にとってこのコミックエッセイが参考になるかといえばそうでもないのです。
ただ、合間のコラムが響きました。
特に「患者を傷つけるNG言葉」
・(乳がんが)とれたからいいじゃない
・治った人はたくさんいる
・初期でよかったね
・もっといい病院に行ったほうがいいんじゃない?
・絶対になおるよ
がんであることを周囲に伝えた時にもやもやすることがあった、けど何にもやもやするのか判らなかったのですが、これを読んでハッとなり涙しました。
私の周りにも乳がんだけど元気に働いている人がいるよ。
↑
私が言われて傷ついた言葉。(私も働きながら治療している)
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患者(自分)のメンタル面に比重を置いた本
乳房全摘からの再建
自分の母親にもがんであることは秘密
うーん、本人も大変だが周囲も大変だな
ともかく話を聞くしかないし、かと言って聞いているだけでも
文句言われそう
傾聴、するしかないのかな、よく分からない
占い師の話に感心して4万円払ったあとで後悔したり
精神腫瘍科は患者本人だけでなく家族も相談可能
再建手術の跡を見ず知らずの人に見せてくれる女性たち
背中や腹から脂肪や皮膚を持ってくる
心的外傷後成長(キャンサーギフトという言葉を嫌う人もいるが…)
などが印象に残った