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レビューはブログにて
https://ameblo.jp/w92-3/entry-12693445063.html
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人間の学習プロセスと、それを模倣した深層学習との関連を知ることができて、とても興味深かった。脳には可塑性がある一方、構造的な制約があること、強力なヒューリスティックによって高速な学習を可能にしていることなど、知的好奇心を刺激される内容が多かった。
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学びが「脳」によってどうやってなされるかが書いてある本である。学ぶ人、教える人なら読んでおくのがよい。
チョムスキーの言語脳科学、ニューロンリサイクル仮説等に興味がある筋の人であれば、その手の内容である。つまり、ヒトは真っ白な白痴の状況で上手くれてくるのではなく、「プラトンの問題」、「人間は経験できることが非常に限られているのに、なぜ経験したこと以上のことを知ることができるのだろうか」、つまり生得的に能力を持っているという話しである。
「学び」と言えば、知識やスキルを付け足す、ということを考えがちである。グラレコ(グラフィックレコーディング)の学びのほとんどもそれである。
本書は能力はすでにあるということを脳科学の見地で説明している。学びでは能力は掘り出したり、または、別のもので覆い隠されたものをアンラーニングすることなのだと思う。
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素直に、ものすごく面白い本だと感じた。
本書の主な主張は以下の3つだと考える。
1つ目は、脳の学習能力はまだまだ人工知能に代替されないこと。
2つ目は、生まれと育ちは対立せず、どちらも学習において重要な役割を果たすということ。
3つ目は、学習の4本の柱「注意」「能動的関与」「誤りフィードバック」「定着」を意識した教育が重要であるということ。
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MRIの進歩により、たとえば刺激を与えられた子供の脳の状態を画像化できるようになった。認知心理学、神経科学、人口知能の発展もあって脳の成長過程が明らかになってきた。脳を成長させるのに必要な、有効な働きかけもわかってきた。それをまとめた一冊。
「注意」「能動的関心」「誤りフィードバック」「定着」が学習のカギであり、それぞれ断片的には聞いたことのある話かもしれないが、統合的に語られているところに意義があるし、それをまとめられる著者の力量を感じる。
特に「定着」については、ほとんど睡眠についての言及になっており、興味深かった。昼間に多くの刺激を受けた脳には多くの睡眠が必要で、睡眠中に再生して定着させるというのは、子供に長時間の睡眠が必要なことを説明できるし、スポーツなどの身体的な学習にも睡眠が重要というのは「そうだったのか」感が強い。
「能動的関与」の重要性の説明として、「デジタルネイティブ」を神話だとするのは納得感がある(語義の考え方次第ではある。単にデジタルデバイスを使いこなすという意味でなら「ネイティブ」の優位さはあると思うけど、本書ではちょっと違う意味で語っているようだ)。
あとまあ、比較対象として計算機科学に言及しているのだが、ニューラルネットワークとかって、ヒトの脳の機能の中でごく入口の部分にしか対応しておらず、必要とするエネルギー量もヒトの脳に比べて膨大(で無駄が多い)という話は興味深い。
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「学習するを学習する」
メタ認知をみにつけることは、学習においてかなり上位にあがるだいじなことだと
たしかにあまり学ぶ機会ないですもんね
イギリス教育基金財団EEF
https://educationendowmentfoundation.org.uk/education-evidence/teaching-learning-toolkit