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タイトルにひかれて
2021/08/14 07:04
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
読んでみました……しかし、期待ほどではなく……。もう少し突っ込んだ内容かと思っていたのですが……。グリコ森永事件の犯人への怒りや憎悪など伝わってくるのですが、真相はどうかというと……です
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圧倒的な取材!特に事件当時の各当事者へのインタビューは生々しい。途中で話しが行ったり来たりしており、読んでいて時系列に迷子になってしまうところがあった。しかし読み終わって、巻末に事件年表があった。事件年表が最初にあったらよかったな〜。
こういう未解決ノンフィクションものを読んでいるといつも思う。真犯人が、読んだらどんな心境になるんだろう。今までどこで何を思い生きてきたんだろう。
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昭和史に残る犯罪、グリコ森永事件の全貌。
改めて事件を見直すと、なぜ警察は犯人グループを逮捕できなかったのか?と無念さが強く残る。あれほどまでに追いつめ、その素顔に迫ってさえいたのに。
時効を迎えた彼らはその後どのように生きているのか?何事もなかったかのように暮らしているのかと思うと恐ろしい。
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タイトルに全真相とあるが、当たり前のことながら犯人側の声が聞けていないので、全真相とはならないのかなと。
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すでに何度も書籍化、物語化された「グリコ
森永事件」のノンフィクションです。
あれから40年近く過ぎて、事件は事項を迎え
てしまいましたが、劇場型犯罪と言われてい
ただけに、多くの人に記憶に残っていると思
います。
それゆえ、本書の内容は事件を細かく時系列
で追うのではなく、警察と犯人が最も近づく
機会であった「現金引き渡し」の場面が中心
に描かれています。
そこで知らされる事実に対する率直な感想は
「ここまで犯人に近づいていたのにどうして
警察は捕まえることができなかったのか」と
いう驚きです。
昭和の事件とはいえ、警察の「思い込み」「
準備不足」などの失態がかなり浮き彫りにさ
れています。
戦後の未解決事件として、永久に刻まれる事
件の記録の掉尾を飾る一冊です。
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少し前にグリコ・森永事件を題材にした小説「罪の声」を読んで、よりこの事件のことを知りたくて読んだ。興味深かった。
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キツネ目の男とコンビニに毒入りのお菓子を置いた男は同一人物だと思っていた。
今からでもなんとかなんないのかね。
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新聞の書評で知る。
渾身のノンフィクション。
警察関係者、間接的な被害者、脅迫を受けた企業関係者への取材を通し、「今だから語れる事件」を時系列にまとめてある。
感じたことは
・県をまたがる広域捜査が圧倒的に苦手である
・前例がない犯罪も苦手である
・捜査手法に偉い人が絡むと後手に回る
ことである。
小説「罪の声」でも滋賀県での捕り物が取り上げられ、ここから潮目が変わったとあるが、実際の事件でも滋賀県の1件から潮目が変わる。
また、今まで誰も死んでいないと思っていたが、この件で滋賀県警の本部長が定年間際で焼身自殺という衝撃的な最期を遂げたことは知らなかった。
金の受け渡しで子供の声が使われたことは事実。
生きていれば40代後半になっている。
「罪の声」のような不幸な人生を歩んでいないことを願うばかりだ。
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グリコ森永事件のノンフィクションや小説はたくさん読んできたが、本書は関係者の証言も多く、かなり深堀されていてそれでいて憶測の域を出ない犯人説は皆無。なかなかおもしろかった。
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所謂、グリコ森永事件を扱ったノンフィクション。当時のことを思い出す。
ただ、ここまで不手際があったことや、亡くなった方々がいたことは覚えていなかった。
憶測で書かれている部分は、真実に近い内容かもしれないが、真相は犯人のみが知ってるんだろうな。
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マスコミ・警察関係だけではなく、企業関係者やアベック襲撃事件の当事者にも取材しているところが新しい。ただ、全真相と銘打つ割には、特に真犯人に迫っているわけではない。
これまでもグリコ森永事件については色んな本を読んできた。中には思わせぶりに逮捕あと一歩まで捜査が肉薄したかのように書かれているものもあったが、本書は逆にそうした見込み・当込み捜査が的はずれであったことを指摘していて、物足りない反面、誠実な「真相」ではあるのだろう。
この事件がなぜグリコ「森永」事件と呼ばれるのか?発端となったグリコはともかく、他の被害企業とは一線を画すほど森永が狙い撃ちにされたのは、本書によれば事件に対する経営者の姿勢に理由があった。企業によっては裏取引も確実にあったであろうし、なぜ取引しないのかとの業界上げての圧力もあったそうで、いつの世も正論を通すのは骨の折れることである。
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まあまあかな。。断片的にしか知らなかった情報をまとめて読むにはいい。グリコ森永事件を扱ったものでは、わたしにとっては高村薫の「レディ・ジョーカー」を超えてくるものは、フィクションorノンフィクションでもまだないなー。映画「罪の声」と併せて読むと、ぐっとリアリティが増す(おわり
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昭和の未解決事件の一つグリコ森永事件。リーダー格とされるキツネ目の男を中心に、事件を総括した緊迫の作品。
1984年の事件。誘拐、脅迫と毒入りのお菓子。社会を震撼させた事件。事件から30年を過ぎて改めて総括。
完璧なようで実は隙の多かった犯人。幾度かの犯人確保のチャンスを警察は取り逃がす。
実際の事件、それも未解決であることからサスペンス調で楽しめた作品。
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読み終わった後、もう少しスッキリしているかと思ったが、そうでもなかった。
まだまだ書けないことがたくさんあるのだろう。
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これだけの関係者に話を聞いて細かく取材して…というのは並大抵ではないと思って読んでいたら巻末に本の出版まで約10年と書かれていて納得。
被害を受けた会社の中心人物、襲撃事件の被害者、当時捜査に携わった警察関係者、マスコミ関係者、犯人として嫌疑をかけられた人たちまでと、とにかくすごいとしか言えない。
私はかなり幼い頃の事件なのでほとんどこの騒ぎを覚えていないけれど、今知れば知るほどに被害会社や被害者はもちろん食の安全を脅かされた一般家庭もパニックだったろうと思う。結局ギリギリのところで犯人は捕まらず完全な時効を迎えてしまった。今も生きていれば普通に生活しているのかと思うと恐ろしくもあり、生きているうちに真相を語ってほしいと思う部分もあり複雑な気持ちになった。
犯行に使われた電話の声の子供も、おそらく私より少し年上ぐらい。その当時は意味が分からなくても、きっと今でも記憶に残ってるんじゃないだろうか。その子達が今何を思って生活しているのかと思うとやはり複雑な気持ちになった。この犯罪が直接人を殺したりはしていないけれど、責任を感じて自殺してしまった警察関係者や襲われた事で心に傷を負い人生が変わってしまったカップルの話を読むと、誰も傷つかない犯罪なんてないんだなと改めて思った。