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生贄探し 暴走する脳 みんなのレビュー

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みんなのレビュー46件

みんなの評価3.6

評価内訳

44 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

恐怖による制裁ではなく、寛容性による他者理解を。

2021/06/27 18:05

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ゲイリーゲイリー - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は冒頭で、中世ヨーロッパで起きた魔女狩りを例に、「正義」を掲げ他者を制裁、断罪するという行為が如何に人間の本質を刺激するかを明らかにする。
そして私たちは思い知らされる。
時を経た今なお、SNS上での攻撃や他人の不幸を喜ぶ人間の本質は、魔女狩りを行っていた当時と何も変わっていないことを。

また、本書では日本特有の"出る杭は打たれる"文化と"世間体"という名の呪縛にも言及している。
コロナ禍で浮き彫りとなった、日本の恐ろしいほどの陰湿な生贄探し。
諸外国と日本の感染者に対する反応の違いなど、日本ならではの様々な事例を基にスパイト行動(自分が損をしてでも他者を貶めたいという嫌がらせ行動)を暴いていく。

それらスパイト行動や生贄を探す風潮がなぜ起きるのかということを、歴史や医学、脳科学など様々な角度から言及しているのも本書の魅力だ。
古代ローマ史や、昆虫などから私たちがどうあるべきを学ぼうとする彼女たちの姿勢には感服するばかり。
そして承認欲求の肥大化や、自己肯定感の低下がもたらす愚かで恐ろしい言動は、私たちの誰もが知っておくべきだろう。

正義という免罪符を手にした途端、人はどこまでも残酷になる。
そして自らの行為を正義と信じて疑わず、思考することを放棄するのだ。

コロナ禍という未曾有の現象に直面している今だからこそ、一度自らを振り返るべきであると本書は警鐘を鳴らす。
恐怖に囚われるあまり、自らの価値観を押し付け異なる価値観を排除しようとする風潮が強まっている今だからこそ本書を読むべき。
恐怖による同調圧力ではなく、寛容性による違いを面白がる姿勢。
そして何より、自らの力で思考し日々想像力を養うことこその重要性を痛感できる一冊だ。

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紙の本

なんで自分は正しいって信じられるのだろう

2024/03/28 23:31

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:りら - この投稿者のレビュー一覧を見る

正義という大義名分があれば、何でも許されると考えている人たちがいる。
それも、匿名の一般人によく見られるという。
そういえば、コメントで炎上というのはその最たるものなのかもしれない。

だけど、不思議なのは、そういう人たちって自分が正しくてそれを分からせるためなら苛烈な物言いをするのだって当然なのだと信じて疑っていないふうなところ。
二人の対話でも語られているけれども、自分が大切ということは他人にとっても自分が大切という当たり前のことがわかっておらず、想像力が欠けているのだろう。

それと、自分個人ではよう言わんけど、周りで大きくなってきた声に乗っかって、自分も言うとこか、みたいな便乗している人もいると思う。
それで、抑圧感などを払って、祭りに参加しているみたいな気分になっているのかもしれない。

集団心理なんだろうか。
自分で、見たこと、聞いたこと、などの意味を考えるっていうことができないのか、面倒臭いのか…。
をうやって、考えることなく流されていった果てが、自分が正しいと感じることを通すためなら、人を犠牲にしても構わないというところへ行き着いてしまうのか。

正義って何なのか。
正義といえばサンデル教授の本を思い出すが、自分が信じるところの正義を通すためならなんでも許されるまでいくと、コミュニケーション不全ではないだろうか。
そんな人の主張は理解が得られないだろうなと思うが、なぜか今は一定そういう人たちもネットなどで主張を披露することができるわけで、そこに同調する人たちがいると、それが大勢ではなくても注目を集めることができ、そこで満足をしているのかもしれない。
怖いな。

そんな勘違い人間にならないように生きていきたい。

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紙の本

多様性と価値観の共有は別物

2021/06/12 06:57

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る

豊かで多様性のある社会を目指しているはずなのに、息苦しさが漂うこの社会には、人と比べないと幸せを感じない脳をもつ人々の群れに支配されている。人は群れることで得られる解放感に安どと幸福を感じる。自分より群れを優先すべきという感覚を「正義」と捉え、その正義の剣を振り回す。自由や幸福の価値観は、必ずしも共有されるわけではないのだ。

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2022/03/01 21:50

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2021/10/12 21:46

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2021/05/17 21:24

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2021/05/06 17:10

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2021/05/13 16:36

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2021/05/18 22:39

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2021/12/02 14:18

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2021/06/07 17:17

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2021/06/07 21:21

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2021/06/14 13:05

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2021/06/27 22:13

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2021/07/03 13:57

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