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紙の本
「真実の総裁政府」なるパラレルワールド
2021/05/13 11:02
6人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「神武天皇の「天壌無窮の御神勅」」だなんて書いている。戦前ならば学校で教わるだろうし、こんな事を書いたら検閲に引っかかるだろうに。ひょっとして不敬罪で逮捕されるのでは?国士舘大学の「歴史学のシラバスに「アジア太平洋戦争」の文字を見つけた時には涙を禁じえませんでした」そうだが、呆れてきただけだ。何しろ朝鮮総督は首相になる前の準備だとか自衛隊から類推したのか、帝国陸海軍の軍人は現役でなくなると退職するとかいう本があったから。
何でも「テルミドール派総裁政府」なるものがあったそうで、そういう事を書いた都合上、「真実の朝鮮史」ならぬ「真実の総裁政府」であるはずの「政治体制」を「ポール・バラス政権」などと書く羽目になる。倉山満先生限定の「嘘だらけのフランス史」ではない「真実のフランス史」パラレルワールドには8月10日事件まではルイ16世は国王であった事、立憲王制や百日天下が存在しないように、国民公会はないようだ。またドイツ軍占領下のフランスには「ナチスの憲法によって整備された法令」なるものがあったそうだが、第三帝国時代に「ナチスの憲法」が存在していたのならば紹介してくれませんか、倉山満先生?ヴィシー政権が制定した法令はなかったのだろうか?以仁王の令旨について「星の数ほどあやまった情報をたれ流してきたウィキペディアが、珍しく正しいことを書いています」と書いているが、これではWiki以下だ。
「アーカイブは歴史戦に必要だ!」と「主張」したところで、御自身の好き嫌いで「「昭和天皇独白録」や「富田メモ」はゲテモノ」だとか昭和12年の南京事件について「これでもかと虐殺否定派が一次史料を出すけれども、肯定派は微に入り細に入り揚げ足取りをする構図」と「虐殺否定派」と「肯定派」という主語が入れ替わっていては、まともな理解が出来ないのではないだろうか?ひょっとすると凡人である当方と「文書学の知識」が豊富で「オタク」ではない倉山満先生では日本語の用法に違いがあるのだろうか?、と思ってしまう。そもそも「虐殺否定派」が出した「肯定派」が使うような南京事件のまともな「一次史料」ってあっただろうか?こういう事を書いていては「一次史料」という言葉の解釈自体が変わってしまうというものだ。
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