紙の本
また、大野さんにお世話になりました。
2021/09/23 20:30
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投稿者:玉 - この投稿者のレビュー一覧を見る
高校、大学で教えていたとき、チャップリンもミッキーマウスも教えましたし、使っていた世界史の教科書に両方が載っていたこともあって、テストにも出しました。でも、二人のつながりには気づきませんでした。さすが、大野さん。これまでもチャップリン関連の本はたくさん読ませていただき、勉強になりましたが、本作もお見事です。感謝します。
紙の本
ディズニーとチャップリンの伝記が並行表記
2021/08/09 14:42
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投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
ウォルト・ディズニーとチャールズ・チャップリンの伝記が並行して書かれた内容です。
ディズニーやチャップリンの伝記をこれまで読んだことがなく、また2人が直接会ったこともあるのも知らなかったので、どれもが新鮮なエピソードだったのが個人的に良かったです。
光文社新書ですが、当書は文中の文字が大きく、読みやすかったです。
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この本を読了した土曜日にフジテレビで「劇場版 鬼滅の刃 無限列車」が放送されて視聴率21.4%…いまでも鬼滅は爆走コンテンツです。8月に発表された集英社80期決算も売上高2000億円突破の大幅増収増益。メガヒットIPの力を見せつけてくれました。ちょっと前に発表されたSONYの通期見通しの上方修正の一因には「鬼滅特需」という解説もありました。(SONYの子会社のアニプレックスがアニメ化の推進役なんです。)まさにヒット作のIPを持つモノこそが勝者、という時代。コロナ禍で大きく成長したネットフリックスをディズニー+が猛追しているのも、ディズニー、マーベラーズ、スターウォーズを抱えるキャラクター、コンテンツ、IPのパワーなのだと思います。そんな巨大産業の始祖がチャップリンン、そしてチャップリンの教えを忠実に守ったたディズニーに見出す、というのが本書です。なんとなくすべてのコンテンツ産業はディズニー社をモデルとするのかな…と薄く思っていたのですが、そのDNAはチャップリンにあることに驚きを感じました。実写からアニメーション、サイレントからトーキー、という変化の時代に二代目チャーリーはミッキーだったことの納得感がすごいです。第一次世界大戦を経て、娯楽産業のマーケットが世界になったことも山高帽の放浪紳士と耳の大きなネズミが世界ブランドになったポイントなのかもしれません。なによりもディズニーのチャップリンに対する愛とリスペクト、チャップリンのディズニーに対する寛容と支援の深さに心打たれました。それがあるからチャーリー、ミッキーは表層の類似性ではなく、世界的普遍性を持つ内面を持ててるいるのかもしれません。著者いわくのコインの裏表である二人のクリエイターはキャラクタービジネスという「二人でひとつの物語」を描き、そして違う道を歩んでいくのです。マッカーシズムによって一方はアメリカを追い出され、一方はアメリカの保守のシンボルとなっていく、この「それぞれの物語」も深く感じさせるものがあります。同じ理想、違う夢…アメリカ移民第一世代と第二世代みたいな解説も見えていなかった補助線でした。堪能しました。
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二人の共通点や違いが書いてある。戦争や思想で四面楚歌になった時立ち向かうか、生きていく為に状況を利用するか。放浪と安住、闘争と建設、理想と現実、保守と革新。そんな表裏な二人の天才の運命のもつれ合い。面白い所も多々あるが、退屈な所も多かった。
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W.ディズニ-(1901-1966) にとって、 C.チャプリン(1889-1977)は、12歳年上の神様的存在だった。動植物や自然の風景画を描くことが趣味のディズニ-の憧れは、<放浪紳士チャ-リ->のキャラクタ-でサイレント映画のトップスタ-の座にあったチャプリンだった。この二人が出会い、両雄が君臨した1930年代はハリウッドの黄金時代であり、この時代の三大メガヒット作品は『風と共に去りぬ』『白雪姫』『独裁者』だった。やがて二人の師弟関係は、共産主義者弾圧の気運が高まり、決定的な破局をもたらすことに。
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20世紀のエンターテインメントを代表する巨匠二人には実は親交があった。二人のエンタメビジネスを振り返る、チャップリン研究の第一人者の作品。
俳優を目指しチャップリンに憧れたウォルト・ディズニー。アニメ映画界で名を挙げ初めてチャップリンと話した時のチャップリンの助言。
「自分の作品の著作権は他人の手に渡しちゃだめだ」
都市伝説になるぐらいディズニーの著作権への執着は知られているが、その原点がチャップリンにあったとは。
パントマイムの喜劇とアニメの共通点に気づきトーキー映画、ミュージカル、カラー映画など時代の最先端を行くウォルト・ディズニー。
第二次世界大戦時の政府に対する対象的な二人の姿勢。
チャップリンについては評伝、自伝など読んだことがあったが、ビジネスとしてプロデューサーとしてのウォルト・ディズニーに関して、得るところの多い一冊でした。
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皆が知ってるあのミッキーマウスは実は喜劇王チャップリンから影響を受けていたって知っていましたか?
時に師匠と弟子、時に親しい友人のようにお互い切磋琢磨していったチャーリー・チャップリンとウォルト・ディズニーの意外な接点の数々。
そしてキャラクターと著作権の重要性に早々に気付いていた2人のビジネス視点等を学べる、エンタメ好き必読の1冊がコチラ
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▼配架・貸出状況
https://opac.nittai.ac.jp/carinopaclink.htm?OAL=SB00536638
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チャップリンに詳しい方には、彼の偉大さがよく伝わる本だと思うが、私はチャップリンの映画をほとんど知らなかったためあまりよくわからなかった。ディズニーは結構好きなので、戦争との関わり方や思っていたウォルトディズニーと実際のディズニーはやや乖離があった(ストライキへの対応や映画ビジネスへの関わり方)点について興味深かった。