紙の本
数学脳に王道なし?
2021/08/22 17:54
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あるごん - この投稿者のレビュー一覧を見る
Youtubeで数学の動画解説を発信し続けておられる,鈴木貫太郎さんの最新著です。数学脳を鍛えるというと難しく聞こえますが,書かれている内容は決して難しいものでもなく,地道にしっかりと授業で数学に向き合うことの大切さを教えてくれます。試験対策や受験勉強で闇雲に問題を解いているのであれば,まずはこの本を読んでみる方が良いかもしれません。
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数学を勉強することの意味をわかりやすく説いた本。ほとんどの人にとっては、ここでいう「数学脳」を身につけるために数学教育があるのである。8つのポイントのうち特に前半は日常生活や仕事でものを言うことばかりだった。自分なりに整理したい。
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僕はいわゆる「はじき」「みはじ」による速さや距離の計算方法を大学生になってから知った。
全く意味の理解に繋がらないし、使える範囲が狭いので、こんなしょーもないやり方を知らなくて本当によかったと思っている。
著者の考えには大変共感したし、同じ目線で読んでいけるかと思ったが、著者の言う「数学脳」はなかなかレベルが高く、読んでいて時々「ヤベっ」と思う所もあった(笑)。
第6章で数列が登場し、漸化式を扱ったので、そこだけは中学生では読むのがしんどいかもしれないが、それ以外は知識自体は難しいものは出てこないので、誰でも読める。
こちらが論理立てて話をしているのに対して相手が感情的に反論すし、議論にならないことって本当によくある。この本を読んで多くの人に論理的な思考を身につけてほしい。
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数学脳(本質を捉えて理解する力)を鍛えるための8つのアプローチを紹介。
自身が無意識にやっている部分やできていない部分に気付かされるので、定期的に再読したい。
数学は、やっていることの意味・本質を理解できればとっつきやすいということを再認識できる。
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YouTubeで、数学の問題を解説している人だと思い、立ち読みしてみたところ楽しかったので、買って読んでみました。
まず、自分は、理工系の学問を学んできたこともあり、数学を学ぶ必要は大いにあると思います。
しかし、その理由を明確にできていませんでした。
この本を読んで、いかに自分は学生時代、やり方だけを学んできたがよくわかりました。
お恥ずかしい…
そして、この本でもっとも印象に残ったことは次の通りです。数学を学ぶ理由でもあると思います。
定義を大事にして、本質を捉えて理解することが思考の第一歩である。
未知の課題には決まったやり方はないので、なぜその課題が生じたか、その原因を考察して解決に必要な条件を揃え、それに対応したやり方を模索する。
さらに、大局的に考えて、どういった手順がいいか工夫して、最適な方法を考える。
そして、これらのことができるのは、帰納法的思考で過去の個別具体的な経験を、抽象化一般化して、次に生かす準備ができているからである。
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「痛快!」という言葉が出てくる。読んでいてなんか、気持ちいい。
昔からの(今もなんですね…)丸暗記で乗り越える学校教育をぶった斬る感じが心地いい。
でも、感情的で全くなく、論理的に「こうこうこうだからその考え方はおかしいのですよ」と説明。思わずポン!と膝を打ちたくなる。
しかし、その矛先が時々自分自身に向けられて、ハッとする。
私は子供の頃から数学が好きだったし、どっちかっつっと「数学脳」でしょ、と勝手に思っていたら、読んでいて所々で煮詰まってしまった。
「学校教育で数学の成績が良かった」と「数学脳」とは、決して一致するとは限らない、と改めて気づかされた。
まだまだ鍛えが足りないな、と思えた、良かったです。
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面白かった。みはじ・きはじのところを読んで、ハッとした。
ただ、中学生の知識では、やや難しいところもあった。また今度、読み直したい。