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シリーズ第0話にあたる話。主人公2人の出会いから、いかにして死者を出さずに解決するかの模索が描かれます。
このシリーズ共通の感想だけど、やっぱりゲームみたい。
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犯人を指摘することではなく、被害者を出さないことを目的とする特殊設定のミステリ。事件の発生も防げない奴が、名探偵なんて名乗るな、的な言い方は刺さるものがある。とは言えプロットのメインは暴行事件の犯人当て。ここの部分は普通にパズラーだけど、ちょっと渋いか。それと普通ならもつれるそうなところが、あっさり行く感じで、少し淡泊かも知れない。そうは言っても、ラストの至福感は普通、ミステリでは味わえないもの。
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人の死期が見えるヒロインが、その運命を変えるために謎解きをする、というお話。ぶっちゃけヒロインの摩訶不思議能力よりも、語り手の主人公が得体の知れなくてそちらが不気味。この子はなんだろう?
出会いの辺りもこの巻では詳らかにされていないので、次巻以降出てくるんだろうなぁとは思うのですが。
まぁでもそんな簡単に人の生き死にが変わるってのはどうなんだろうなぁ。少し前に読んだ陰陽師で、人の運命を先読みできる高僧が実は人の運命を変えていた、なんて話を読んだから複雑な気持ちです。
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佐藤と志緒のコンビ誕生の話。
死期が迫る人がわかる志緒は、人が死ぬミステリを許せない佐藤に背中を押されて、ミュージシャンの卵・奏音の顔に出た死線を消すために奮闘する。
犯罪を防げるならそれに越したことはないわけだが、今回そのために最終的に取った手段が「毒をもって毒を制す」的でご都合主義なのが残念。とはいえ、相手が相手だから、そうでもしないと死線は消えんわなあ、とは思う。論理パズルの解決を非論理でするしかないところにモヤモヤを感じた。
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人の死期がわかる少女・志緒と、人が死ぬミステリが許せない少年・佐藤。 シリーズ第3弾で、二人が知り合ってから初めての事件が描かれる。
志緒が知り合った死線にが浮かんだ、今は歌えなくなった歌手・奏音を救うために二人は奮闘する。容疑者(?)は、幼馴染の5人。
最初の事件ということで、佐藤の愛用するキャスケット帽の由来が判明する。キャスケット帽で思い出されるのは、やはり桜田淳子か(古いなあ)。あ、あとレーニンも。
それから、前作から気になっていた佐藤の下の名前も明らかになる。
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近い将来にふりかかる人の「死」が、その人の顔を覆う黒い線として見える女子高校生遠見志緒。その死の予兆は覆せないと思っていたあの頃。
のちに名コンビとなる「佐藤」と共に挑む最初の事件を描く今作は、時系列としては前二作より前の話。
「誰も死なないミステリー」。それでもちゃんとミステリーしているし、事件が解決していく爽快感が◎。
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シリーズ第3弾の主人公とヒロインが協力関係になって初めての事件の物語です。時系列的には1番最初の事件だけれど、1作目を読んだ後に読んだ方がある子がたまに出てきて嬉しくなると思います。
前2作より少し重めの題材だなぁと色々考えて読んでいたのですが、前触れもなく佐藤くんの名前が出てきて思考を全部もっていかれました。確かに上も下も甘い名前。笑
いくつになってもハナゴリラと仲良しな会話も微笑ましかったです。
結末も収まるところに納まったのかな?って感じです。
タイトルの通り、登場人物が誰1人死なないように奮闘するミステリーなのでほわほわした気持ちで読めます。今作も素敵な心にじわっと温かさが広がる、優しいお話でした。
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ゆっくりと覆い尽くす黒い線。
謎を解けば死から遠ざかると思いそうだが、真実を明らかにするほど悪化する状況は恐怖でしかなかっただろう。
気付いた時には抜け出す事が出来なくなっており、頼れる大人も居ない状態で逃げようと思えないよな。
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ふたりのプロローグ。
シリーズものを読むといつも思うのだけれど、読み進めるたびにキャラが好きになっていくよねー。私はいつもそう。
三作目(3ではないが)を読んで二人が本当に好きだなぁと思った。志緒は、たしかにヒーローだな。佐藤くんがいてこそ、ふたりは名探偵として誰も死なないミステリーを描けた。それと別で、志緒はヒーローだった。そんなヒーローと淡々とした佐藤くんという猫の手コンビがいい。
そしてリンリン!?えっリンリンなの!?
まさか会いたかったリンリンに誰死なで会えるとは。
また二人の誰も死なないミステリーをぜひ。ぜひとも。読みたい。