後宮妃の管理人 ５ 寵臣夫婦は愛を知る みんなのレビュー

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：なつゆき　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

次々に後手に回り追い詰められていって胸が締め付けられるような4巻に比べ、この巻では優蘭は軟禁とは言え身の安全は保障されていて読んでいて精神的に楽だった。むしろ有り余る時間の中で優蘭は自分自身と向き合い皓月との関係を熟考する貴重な時を過ごし恋愛面で進展が…。
優蘭不在の中皓月は優蘭の冤罪を晴らすために奔走。またしても強烈な女性キャラが登場し、今まで明かされていなかった皓月の心の負の部分「麗月」が明かされた。
皇帝の声掛けで出来た皓月を始めとする特別チームの活躍もあり無事事件は解決、寵臣夫婦は真の夫婦になり大団円。

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：S910　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

前巻ラストで濡れ衣を着せられて拘束された優蘭はそのまま軟禁される。
皇帝によって臨時に調査班が作られ、皓月は妻の冤罪を晴らすために奔走する。
一方軟禁されて考える以外することがない優蘭は皓月の気持ちと自分の気持ちに向き直る。
宮廷と後宮に長く蔓延っていた黒幕が暴かれ、寵臣夫婦が互いの気持ちに向き合って前進する5巻目。

皓月よりも双子の妹のが好みかも！
今後出番が増えそうな終わりで嬉しい。
ただ今回ずっと優蘭が軟禁されてたので、お仕事ものとしての側面は控えめ。
普通の宮中陰謀劇だったわ。
仕方ないのかもしれないけど、このシリーズの皇帝陛下出てくるたびに株が下がるのすごいな。横暴ぶりがやばいわ。
なんていうかオフィスものとかって上司ヒーローとかが「俺が責任とるから好きにやれ」みたいな風に励ましてくるけど、この作品の皇帝は「一ヶ月以内に解決できなかったら余の権威を守るために切り捨てる」だからな！
絶対王政で王権の維持って全然民主的じゃなくて普通に腹立つわ。
一方で後宮のみんなが優蘭の味方で独自にいろいろ動いてくれてるのとかこれまでの集大成を感じて良かった。
ただできれば人物紹介ページと組織図がほしい。